No.82

由美グルメリンNo.1---「魚偏に豊・・・」“鱧料理”三昧!銀座『ふぐ福治』&「新ばし金田中」の味をカウンターで味わう『金田中 庵』&『日本橋ゆかり』の“はしり鱧”尽くし♪  NEW杉本 彩さんの新刊『いい男の愛し方』が発売されました♪by朝日新聞出版 “紫陽花咲く”『カメリアヒルズCC』にて元木佳代子プロの華麗なスイング♪
 
鱧食べて   夜がまだ浅き   橋の上  ―草間時彦

水無月を迎え、暦ではまもなく“蟷螂生づ”「芒種」初候となりますが、梅雨入り前の爽やかな週始めはいかがお過ごしですか?

私は水無月朔日に、友人のプロゴルファー・元木佳代子プロと、紫陽花が華麗に咲く「カメリアヒルズCC」にてゴルフをし、ランチバイキングに出された“鱧”を食べながら、この季節の風情を味わっておりましたが、梅雨の水を飲んで美味しくなる・・・と言われる“鱧(はも)”とは、元は関西が本場の料理で、京都の「祇園祭」には欠かせない魚とされていますが、 “鱧”という名の由来は、古来の“蛇”を指す“はみ”から転じたという説と、大きな口と鋭い歯で噛むことから、“食む”や“歯持ち”が転じたという説が有力ですが、音はともかく、語源は“魚に豊”。姿形は“長いもの”なれども、力強くて美味な魚を意味する漢字であることは間違いないですね。

ところで、私が“鱧”の「魚偏に豊・・・」という漢字を知ったのは、小津安二郎の映画「秋刀魚の味」(1962年)のひとコマからですが、この映画は小津監督の遺作で、「人生とは、ほろ苦い秋刀魚の味のようなもの・・・」と人生に於ける哀しみ、寂しさ、虚しさ、侘しさ、孤独・・・・など“小津テイスト”が充ちた哀愁漂う作品で、その中のひとコマに、銀座の路地裏に在る「若松」という小料理屋で、笠智衆や中村伸郎、北 竜二の三人が、中学時代の恩師である東野英次郎(今や落ちぶれてしまっている)を、小料理屋に招待してもてなすという場面があり、そこに出てくるのがこの“鱧料理”で、東野が生まれて初めて鱧を口にして、「こりゃあ、うまい。これは何だ?」と問いかけるシーンがあります。

そして、食べはじめた東野“ひょうたん恩師”が突然に箸を止めて、「これが鱧ですか、魚偏に豊かと書いて“鱧”。これは結構なものを・・・」と言う台詞が印象的で、映画を何回も観れば、このシーンによって“鱧”という字は確実に憶えられますが、その陰で、「あいつは“鱧”を“ハム”と間違えるところをみると食ったこともないくせに、字ばっかり知ってやがる・・・」と、ひそひそ声でささやき合うシーンが描かれており、今や成功した教え子たちの姿を対照として映し出し、人生に於いて、何を食べ何を食べないで生きて来たかで、その人の来歴が知れてしまう・・と云う現実と、やるせない虚しさを描き、横浜近郊が舞台のこの映画の中で、“ひょうたん恩師”は、料亭にでも行かなければ“鱧”を食べる機会もなく、また、漢文の教師ゆえに“はも”が“鱧”という字を書くということを知ってはいても、教え子の前で、「これは何ですか?」と聞くはめになり、漢字を知ってるだけに余計に悲しく感じさせられるひとコマです・・・ http://blogs.yahoo.co.jp/sw21akira/46003429.html
そしてこの映画を観た方なら分かりますが、題名の“秋刀魚”は一切登場せず、出てくるのは“鱧”で、私ももちろんのこと、この“未知の魚”の漢字のみを覚えましたが、それから名古屋育ちの私は、しばらくの間“鱧”を食べる機会もなく、実際に“鱧”を食べたのは、上京後かなり後年で、銀座「鶴の家」での事でした・・・
水無月や   梢ばかりの   風ゆるき  ―杉山杉風
それでは、今週は青々とした“青水無月”の夏の景色が広がる下で、“鱧”を食べた満足感のままに“夜がまだ浅き”夜空を見上げながら、哀愁漂う“小津テイスト”の余韻に浸る・・・そんな風雅なひとときをご一緒に銀座にて過ごせますことと、今宵もあなた様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
尚、アメブロ『銀座由美ママの心意気』も、毎日更新しておりますから、合わせてご覧下さいませ。
*「銀座由美ママの心意気」 http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10271256887.html
 
   
♪友人の杉本 彩さんの新刊『いい男の愛し方』が発売されました。by朝日新聞出版
 http://www.office-aya.co.jp/home.html http://publications.asahi.com/pop/
 
♪『カメリアヒルズCC』元木佳代子プロの“華麗なスイング”
http://www.camelliahills.com/
 
 
♪“ミシュラン一つ星”銀座『ふぐ福治』“鱧コース”15000円
http://www.fukuji.jp/
http://r.gnavi.co.jp/g997500/
この時季の“旬魚”は“長い魚尽くし”
 
♪料亭「新ばし金田中」の味をカウンター割烹で楽しむ『金田中 庵』
*銀座7-6-16 銀座金田中ビル2F
03-3289-8822
http://r.gnavi.co.jp/g080502/
http://www.kanetanaka.co.jp/an/index.html
 
♪「魚偏に豊か・・・」“鱧三昧”『日本橋ゆかり』
*中央区日本橋3-2-14   03-3271-3436
http://nihonbashi-yukari.com/
http://r.gnavi.co.jp/g322600/




















由美グルメリンNo.2------銀座ママが選ぶ「いつも忙しい人をほっとさせる」一品を“由美ママ”が紹介しました。by『日経おとなのOFF』7月号♪ 【由美紫陽花祭り】&マリアさん“誕生日会”6月10日〜12日♪ 青空に“泰山木(タイザンボク)咲く”『カメリアヒルズCC』♪ 赤坂の住宅街の奥まった一角の“隠れ家”『メゾン・ド・ユーロン 遊龍』の究極の鱶鰭”ツォンコウ”♪
 
昂然と   泰山木の   花は立つ  ―高浜虚子

暦ではまもなく“腐草蛍となる”「芒種」次候を迎える頃となりましたが、久しぶりに空一面に爽やかな青空の広がった日曜日はいかがお過ごしでしたか?

私はメンバーコースの『カメリアヒルズCC』にて、早朝からのゴルフを愉しんで参りましたが、ここ『カメリアヒルズ』では、紫陽花などの地上の“水無月の花々”を見下ろすかのように、青空に高く、“昂然”と眩しき「泰山木(たいざんぼく)」の花が、大胆不敵な横顔を晒して、初夏の青嵐にも屈しない凛とした花姿で、大輪の花を咲かせておりました。
さて、「泰山木」とは、北アメリカの東南部原産のモクレン科の樹木で、明治初期に日本へ渡来。英名“Magnolia(マグノリア)grandiflora(大きい花)”は8世紀のフランス、モンペリエの植物学教授「Magnol」の名前にちなみ、和名の「泰山木」は巨花が見事なことから、中国五岳の一つで、山東省泰安の北方に在る東岳「泰山」の山容に喩えてこう名付けられましたが、花の形を大きな“盃”に見立てて「大盃木」、「大山木」とも書かれる常緑樹です。

また、日本の気候に合うためか各地で大木に育ち、ちょうどこの梅雨時季に白い大きな花を咲かせるその“花立つ”姿は、掲歌のごとく、古くから人々に和歌や俳句に詠われるほど親しまれ、さらには花から放つ爽やかな柑橘系の香りは、マグノリアの香水の原料となるほどの強い香りで、“意気昂然”と「泰山」のように風格ある花姿とともに、ふんわりとした豊かな気持ちにされてくれます。

ところで、6月6日発売「日経おとなのOFF」7月号 http://trendy.nikkeibp.co.jp/off/ の“special2”「お取り寄せで手みやげ&おもてなし」の中で“いつも忙しい人をほっとさせる”逸品を、由美ママ自ら登場し、「銀座のママが選ぶ品」として三品を紹介させていただきましたのでご覧下さいませ。

「最近お忙しいのかしら・・・それともお疲れかしら・・・」と、由美ママが気になったお客様へと渡す“手みやげ”は、高価なものや嵩張るものではなく、さりげない小さな品物を「あまり頑張り過ぎず、元気を取り戻して下さいね。」と心に留まる言葉を添えてお渡しすることもありますが、そんな真心を込めた一つ目は、「築地さとう」のレストランで使用する国産黒毛和牛をふんだんに使った“ビーフカレー”で、レトルトとは思えない絶品の味です。http://r.gnavi.co.jp/g014000/
二つ目は、“ゆず”の気品ある香りが口いっぱいに広がる“ゆずの砂糖漬け”の果実菓子で、「源吉兆庵」の定番商品「とこよ」です。 http://www.kitchoan.jp/nenkan/7015001.html
この「とこよ」は、香り高い“ゆず”の皮を細かく切って、糖蜜でじっくり煮込んだ果実菓子ですが、由美ママはお酒のおつまみに出したり、また、「お疲れのときに“とこよ”をつまめば、ゆずの清々しい香りと甘みで、ほっとひと息つけるはず・・・」と、さりげなくお客様にお薦めする一品です。
最後は、由美ママと同じ名前の「ゆみぱん」を紹介致しましたが、この「ゆみぱん」とは、由美ママ贔屓の「日本橋ゆかり」http://nihonbashi-yukari.com/の野永喜三夫・三代目ご主人と共同開発したマドレーヌのような“米菓子”で、ベーキングパウダーなど一切使わず、無農薬の発芽玄米の粉のみを使い、卵の力で焼き上げた“体にやさしい”米ぱんです。http://www.yumipan.com
六月青葉を濡らして降る雨のなかにも匂う大盞木の花 ―宮原あつ子
それでは、巨木に真っ白い「泰山木」花びらが、ばさりばさり・・・と 落ちる頃となりましたが、そんな“青葉を濡らして降る雨のなかにも匂う”甘酸っぱい香りに癒されながら、「日経おとなのOFF」7月号“Special 2”の「いつも忙しい人をほっとさせる」由美ママ“お薦めの一品をこの機会に是非お試しいたけますこととよろしくお願い致します。
尚、アメブロ「銀座由美ママの心意気」も毎日更新致しておりますので、是非ご覧下さいませね。
http://ameblo.jp/ginzayumimama/day-20090608.html
 
♪6月10日〜12日【由美紫陽花祭り】&マリアさん誕生日会
 
♪『日経おとなのOFF』7月号“special 2”で、
銀座ママが選ぶ「いつも忙しい人をほっとさせる」一品を紹介しました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/off/
http://ec.nikkeibp.co.jp/item/backno/OF0093.html
♪「築地さとう」の“ビーフカレー”
http://r.gnavi.co.jp/g014000/
♪“ゆず”の気品ある香りが口いっぱいに広がる“ゆずの砂糖漬け”の果実菓子で、「源吉兆庵」の「とこよ」
http://www.kitchoan.jp/nenkan/7015001.html
♪無農薬の発芽玄米の粉のみを使い、卵の力で焼き上げた体にやさしい「ゆみぱん」
http://www.yumipan.com
 
♪“昂然”と青空に咲く「泰山木」と“水無月の花々”「カメリアヒルズCC」
http://www.camelliahills.com/
♪“ガクアジサイ”や“手まり形”の紫陽花      
 
♪赤坂の“隠れ家”美食家が通う『メゾン・ド・ユーロン 遊龍』
*港区赤坂4-13-18 tel 3589-3955
http://www.yulong.jp/
http://r.gnavi.co.jp/e394800/
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10274418970.html

『メゾン・ド・ユーロン 遊龍』
“稀代の名シェフ”阿部淳一料理長
 
       
*大中小・・・と様々なタイプの個室
 
    「遊龍」の逸品“ツォンコウ”とは、鱶鰭と葱の“特製たまり醤油煮込み”   旨味や熟成香がそのまま凝縮された“甕入”の紹興酒と自慢のデザート“杏仁豆腐”




















由美グルメリンNo.3-----Happy birthday to マリア♪ 『けんたうろす』6月のカクテル“紫陽花のしずく”♪ “由美ママ登場”『日経おとなのOFF』7月号発売中♪  “鮎”の季節 の到来 『銀座小十』♪ NEW『椿山荘』フランス料理「カメリア」に“個室”「向陽」&「月光」&「秋月」ができました♪ 『椿山荘』2万坪の庭園の奥に佇む料亭「錦水」の別邸「残月」でのひととき♪

 
鮎匂い   鮎の山河を   恋いわたる  ―川本臥風
 
暦では“梅の実黄ばむ”「芒種」末候を迎える頃となりましたが、“夏を告げる”雷が鳴り響いた日曜日はいかがお過ごしでしたか?
私は、梅雨の合間の薄曇の中を『カメリアヒルズCC』にて、ゴルフを愉しんでおりましたが、夕刻には、都会のオアシス『椿山荘』の2万坪の庭へと“蛍”観賞に出かけ、雨に濡れながらも、庭園を流れる川のほとりで、漆黒の闇の中を儚くふわふわと飛び交う“蛍の舞”を観ることができ、幽玄の世界を満喫した休日でした。http://www.fourseasons-tokyo.com/event/index_hotaru2009.html
さて、日本の“夏の始まり”を告げるものには、1年の儚い命ながら、季節感を擽り、五感を楽しませてくれる川魚の王様「鮎」がありますが、今年も「鮎」到来の季節を迎えましたね。
♪『銀座小十」奥田 透ご主人と“鮎の炊き込みご飯”
http://www.kojyu.jp http://r.gnavi.co.jp/g996500/
「鮎のおいしさ・・・とは、川を知ることにあらず・・・」
“食通”と呼ばれる人の多くは、先ず出された「鮎」を見て、川の名を聞くことが多いようですが、「鮎」の真髄は三つあるとされ、生きていること、炭で焼くこと、小さいこと・・・と、この三つを押さえたうえで、“川”を聞くのが“通”のマナーだそうです。
ところで、この 「鮎」と言う魚は“アユ”または“アイ”と呼ばれる・・など様々ですが、 「古事記」(712年)では、すでに“アユ(年魚)”と呼ばれていた様で「日本古代大辞典」によると、古来、「鮎」は朝廷への献上品であったことから、神殿に供え(饗・アへ)、その“饗(アへ)る”が、“アエ”や“ア イ”になり“アユ”になったとされ、垂仁天皇(656年)の伊勢国度会に倭姫命は“アユ”を献上させ供したと記されています。また「日本釈名」(1699年)では、“アユる”は“落ちる”の古語で、産卵期の「鮎」が川を“落ちる(下る)”ことから“アユる”が“アユ”になったとされる説や、あるいは、「大言海」(1932年)には、“アユる”は、脆く死ぬる・・・意味で産卵後の「鮎」が死ぬことから“アユる”が“アユ”になった言う説などいろいろですが、その他、「東雅」(1719年)では、“ア”は小、“ユ”は白から小さく白い魚の意味で“アユ”。
「和訓栞・鋸屑譚」(1776年)では、アイ(愛)すべき魚(可愛之魚)から、“アイ”や“アユ”。
「鮎考(あゆよい)」(1936年)は、“アユ”は古い大和言葉(やまとことば)で、“ア”は賛歎の語で、“ユ”はウヲ・イヲ(魚)の短促音とあり、「佳(よ)い魚、または美しい魚」の意味などと“アユ”の語源の由来はたくさんありますが、一方、「鮎」の漢字は、「古事記」には「年魚」。「日本書紀」(720年)には「阿喩」。「正倉院文書」(721年)には「阿由」の字が使われており、「鮎」の漢字が初めて現れるのは、承和二年「類聚三代格」(835年)に地名として「鮎河」の「鮎」の字が使われており、「鮎」の字が固定化して使われる様になるのは、970年以降ですが、それ以降も同音の漢字や、“アユ”の形態から多くの当て字が使われていたため、明治以降から「鮎」の字が常用として使われる様になりました。
また「古事記」に登場する「年魚(アユ)」の由来は、古く中国の「食経」(620年頃)に、「アユは春生まれ、夏長じ、秋衰え、冬死ぬ」生涯から“一年魚”の意味で「年魚」と書かれており、古来の日本では、中国と同じ「年魚(アユ)」が使われていましたが、“アユ”を意味する漢字は中国では、実は“鯰(ナマズ)”であり、“鯰”は棲みかを“占有”することから、中国では、“魚”と“占”の合わせ文字の「鮎」の字を使うとされ、縄張りを“占有する魚”(鯰は魚?)の意でこの字になったとありますが、俗に言う日本の“アユ”は香りのある魚・・・コケを主食にしているため“香魚(シャンユイ)”と呼ばれています。上記「東雅」(1719年)では、その「年魚(アユ)」の読みから、「鮎」の字を転用したとされていて、「鮎」の字を呉の地方の音で、“ネン”と読み、「年魚(アユ)」の“年(ネン)”と同じ読み方から、「鮎(ネン)」の字を転用し「鮎魚(アユ)」としたとあり、「鮎魚」から“鮎(アユ)”になったと書かれています。
ちなみに、魚での占い(魚占)に“アユ”が関係しているとの当て字から「鮎(アユ)」の字になったとされる説もあり、「日本書記通証」(1748年)や「倭訓栞」(1777年)では、「鮎」を“アユ”と読むのは、「倭名類聚抄」(931年)が元となったとあり、「鮎は鯰であるが神功皇后の年魚で占ったとの故事に基づいた」とあり、「年魚」に転用された「鮎」の字は、中国で“鯰(ナマズ)”を意味するとは、分からずに転用した様であり、また中国では同じ川にいる“鮠(ハヤ)”を意味する漢字とも混用・誤用されて「鮎」として表記されています。
海中に  真清水わきて  魚育つ―高濱虚子 日本八景「別府温泉」の紀行文
日本人にとっての「鮎」は、古くから貴族や武家社会で珍重されたうえ、日本の食文化の中でも重要な魚に位置づけられてきましたが、「古事記」の時代から続く、鵜飼などの伝統的な漁法も現代に受け継がれることから、日本には、世界で類をみない「鮎」との歴史や文化を感じますね。http://www004.upp.so-net.ne.jp/onkyouse/tumjayu/page025.html
それでは、新緑に覆われた山々の薄い緑が次第に濃い緑に変わる頃、「鮎」が豊かな水と緑滴る山河に戻って来ると、日本の夏はいよいよ始まりますが、今週は「生まれた川の水の匂いを辿って上ってくる」そんな「鮎」を食す・・・・優雅なひとときをお過ごし下さいませ
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♪『けんたうろす』6月のカクテル“紫陽花のしずく” 
♪“由美ママ登場”『日経おとなのOFF』7月号発売中
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梅雨の一休み“蜻蛉”飛び交う『カメリアヒルズCC』
http://www.camelliahills.com/
 
NEW♪『椿山荘』フランス料理「カメリア」にプライベートな“個室”「向陽」&「月光」&「秋月」ができました。
http://www.chinzanso.com/restaurant/camellia/menu/0370.php

http://www.chinzanso.com/restaurant/camellia/
 
♪『椿山荘』2万坪の庭園の奥に佇む料亭「錦水」の別邸「残月」 *10畳 8名 21000円“掘りごたつ”
http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/private-room.html




















由美グルメリンNo.4---“青梅雨”降る「東京よみうりCC」♪ “萩”咲く「カメリアヒルズCC」♪ 実戦?“鱧斬り”「銀座なら本」♪ NEW 「明日、面接に行ける本」さかもと未明 byポプラ社♪ NEW「お・ん・な」神野美伽 7月8日発売♪ 「神野美伽」“2009年リサイタル ”9月4日at渋谷C.C.Lemonホール ♪ “夏至の祝い膳”『日本橋ゆかり』の夏の彩り♪
 
牙をみて   怖れるような   鱧捌き  ―由美麒麟

暦では“乃東枯る”「夏至」初候を迎えましたが、「父の日」の週末はいかがお過ごしでしたか?

私は先週すでに、父との一家団欒を済ませていましたから、この日曜日は女子プロのトーナメントが中止になるほどの大雨の中を『東京よみうりCC』へと出かけておりましたが、ただ、せっかくの“井上誠一設計”の名門コースでのプレーでしたのに、あいにく雨のため、バンカーの中の“池”や、水浸しのグリーンの上で、苦戦続きのプレーとなり、この雨を恨めしく思っておりましたが、午後からは、ようやく緑を鮮やかに濡らす“青梅雨”を愉しむ余裕ができ、木々の青葉をいっそう鮮やかに、色を濃くして降る雨の景色を満喫できました。

さて、この季節の風物詩は、由美メールNo.569「魚偏に豊・・・」“鱧料理”三昧や、「銀座由美ママブログ」http://ameblo.jp/ginzayumimama/day-20090531.html にて書きましたが、まさしく「鱧」に限り、その昔、新鮮な魚が手に入りにくかった京の都では、「鱧」は、その生命力の強さから大変珍重された魚でした。しかし、“牙(歯?)”がするどく骨が多くて硬いため、そのままでは煮ても焼いても食べられないことから、それゆえに、「鱧」を美味しく食べる料理技術が発達し、包丁を使う上で「最高の技量を要する」と言われる“鱧切り(斬り?)”の芸術が生れました。
先日、「銀座なら本」にてその“鱧斬り”の技を見せてもらいましたので、今号ではその様子をご覧下さいませ。
先ず、水槽から「鱧」を揚げて絞める・・・この首の骨を切る作業ほど、怖ろしい瞬間はないそうで、「鱧」の姿は鰻や穴子に似ていますが、鮫の歯のように鋭い歯を持つ獰猛かつ強靭な魚(・・・っていうよりウツボ?)で、その“牙”に噛みつかれたら、最後、離れません。
次に、絞めた後は、「鱧」のぬめりと背鰭を取り除き、お腹から開きます。
その後、頭と一緒に中心の太い骨を取り除きますが、それでもまだ太くて頑丈な小骨が沢山残るため、小骨を“鱧の骨切り”包丁で、皮一枚を残し、丁寧に細かく細かく切っていきます。
ちなみに“鱧の骨切り(斬り?)”は、いかに細かく形を崩さず、きれいに包丁を入れるか・・・というのが板前の腕の見せどころで、名人は、1寸(3.3cm)に28回包丁を入れる・・・と云われる熟練の技を要します。
また「鱧」は、鮮度が落ちると棒の様に真直ぐ堅くなるため、活きたままの“活け鱧”は、樽の中で“つの字”の形のまま運ばれてくるので、“つ之字の鱧”と呼ばれる瀬戸内からの「鱧」が最高級とされています。
「鱧」をざくさく斬り・・・ようやく出来上がった“鱧おとし” http://www.naramoto.com/
こうして残酷?かつ丁寧に“斬った” 「鱧」ですが、料理は“鱧落とし(湯引き)”の他、白焼き・タレ焼き・鱧椀物・鱧ざく(胡瓜との酢のもの)・鱧まむし(タレ焼き鱧を混ぜ込んだごはん)・鱧と松茸の土瓶蒸し・・・など様々な一品として食されますが、関西の鱧料理店では、鱧の浮き袋の煮こごり・鱧の子の塩辛・鱧の皮の“酒盗”などの珍味もあるようですから、これから夏に向ってこれらの“鱧の珍味”を試されてみてはいかがですか?
「鱧の皮の二杯酢が何より好物だすよつてな。……東京にあれおまへんてな・・・」上司小剣 ―短編小説『鱧の皮』より
ザック、ザクザク、ザクリ、ザクリ・・・と、“鱧の骨切り”の小気味よい音が、板場から聴こえてくると、暑気をもいっしょに断ち切るような涼しさに誘われますが、この音が響きわたるようになると、いよいよ本格的な夏となり、梅雨明けの眩しい光が待ち遠しくなります。そんな“鱧斬り”の清々しい音を聴きながら、骨切りにした鱧をちり、澄まし汁、てんぷらなどの“鱧料理”を食し、梅雨の蒸し暑さを忘れ“涼味満天”な爽やかさが愉しめるようなよき一日をお迎え下さい。
http://www.naramoto.com/
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♪由美キリンシスターズと「さかもと未明」http://blog.goo.ne.jp/sakamoto-mimei/
「明日、面接に行ける本」さかもと未明著 http://blog.goo.ne.jp/sakamoto-mimei/
“働くことの意味”を真剣に考えはじめた著者が、
百年に一度の危機といわれるこの時代に仕事を手に入れる
“コツ”と“アイデア”を紹介します。byポプラ社
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80005380
 
♪NEW「お・ん・な」神野美伽 7月8日発売!
http://www.kingrecords.co.jp/shinnomika/
♪「神野美伽」2009年リサイタル“デビュー26周年記念” 
*公演日程 9月4日(金)18:30 at渋谷C.C.Lemonホール
SS.6,500円 S.6,000円 A.5,000円
http://www.t-onkyo.jp/Products/view?product_id=0907402
 
♪入梅前の“五月晴れ”の中、萩の花咲く
『カメリアヒルズCC』
http://www.camelliahills.com/
♪“青梅雨”降りしきる『東京よみうりCC』名物No.18でのティーショット!
 
♪“夏至の美味三昧”『日本橋ゆかり』
*中央区日本橋3-2-14   03-3271-3436
http://nihonbashi-yukari.com/
http://r.gnavi.co.jp/g322600/

*『日本橋ゆかり』三代目若主人・野永喜三夫氏がもつ“鯛のお頭炊き込みご飯”
♪“夏至の祝い膳”『日本橋ゆかり』
     




















由美グルメリンNo.5----Happy birthday to 優香さん【優香誕生日会】♪ 『由美七夕ゆかた祭り』♪ “五月晴れ”のひととき『グランベール京都GC』♪ “祝5周年”銀座の路地裏で寛げる一軒家『四季旬菜 かん』♪ 東銀座で46年・・・秋田郷土料理の老舗『秋田藩』の旬魚♪
 
夏川を   こすうれしさよ   手にぞうり  ―蕪村

暦では“乃東枯る”「夏至」初候を迎えましたが、「父の日」の週末はいかがお過ごしでしたか?

暦では“菖蒲花咲く”「夏至」次候を迎えましたが、今年初の“猛暑”に茹だった週末はいかがお過ごしでしたか?
私は丹波笹山の山々の澄んだ空気が感じられる緑豊かな「京丹波町」へと出かけておりましたが、古より情緒あふれる豊かな里、ここ“丹波”では、野山に花が咲き誇り、まさに新緑萌ゆる美しい季節の最中で、そんな中、自然との戯れを満喫し、思いっきりリフレッシュして参りました。

さて、「京丹波町」とは、京都府のほぼ中央部にあたる丹波高原の由良川水系上流部に位置し、東は南丹市に、西は福知山市に、北は綾部市に、南は南丹市及び兵庫県篠山市に接している町で、この“丹波”という名称は、古くからこの地域を含む広い範囲を指す名称として使われてきた旧国名ですが、現在でも地域住民に親しまれ、愛着を持たれている名であるとともに、農産物を中心とした栗や黒豆、松茸など、全国的にも高級品の特産地として名高い名称です。
また、古くは、“栗作郷”と呼ばれ、山陰・山陽に通じる交通の要衝として栄え、京都に近いため、源平の戦い、足利尊氏の挙兵、応仁の乱、明智光秀の丹波攻めなど歴史の節目、節目で大きな役割を担うとともに、悲劇の国としても知られていますが、しかし、豊かな自然と貴重な古文化財は今日に守り継がれ、地域に根ざした魅力を育んでいる土地です。
その“丹波”の名称に“京”を冠することにより、京都の持つイメージを併せ持つとともに、隣接する兵庫県の“丹波地域”とを区別し、「京都の丹波地域に位置する町」であることを明確にすることとして、「京丹後町」の名称が生れましたが、この地は、現在も京都丹波道路や、JR山陰本線をはじめ、国道9号、27号、173号などが交わり、京阪神など大都市圏へ1時間台で移動できる比較的交通環境に恵まれた地域です。
http://www.town.kyotamba.kyoto.jp/sugata.asp
ところで、“丹波”の語源については諸説さまざまで、「諸国名義考」には“田庭なるべし”と記され、“田庭”とは、皇大神宮のお食事の稲を作っていた広く平らな場所のことですが、昔は赤米が主流だったので、“赤(丹)い米が波を打つように豊かに実る国”という解釈もでき、 ゆえに“丹後”との説もありますが、ちなみに、“丹波”といえば丹波栗が有名ですが、その原産地、山南町の岩屋には、爪あとの窪みがある珍しい“ててうち栗”があり、天正6年、足利義詮(よしあきら)は、都から西国へ落ち延びる際、2000余騎の兵とともに石龕(せきがん)寺に身を寄せたとき、老僧が献上した栗に、義詮は“勝栗”を思い浮かべ、「都をば出て落栗の芽もあらば 世にかちぐりとならぬものかは」と詠んで、栗に爪あとの印をつけ、植えさせという伝説があり、この訳は「もしこの栗が芽を出せば都に出たことであり、成木して実れば天下を取ったものと思ってくれ・・・」という意で植えられ、義詮が再挙の旗を靡かせ九州を立ち、湊川の一戦で楠木勢を破り、天下に号令する頃、その栗は、見事に芽を吹き実をつけ、栗の実には爪あとが鮮やかに付いていたとの言伝えがあり、“手ずからの栗”で、“手々打栗”と名づけられましたが、その後、その実をもらい受け、他の土地に植えても同じようには育たなかったと云われています。
http://www.hyogo-tourism.jp/hanamiaruki/sannan/index.html
それでは、掲句の蕪村のごとく、草履を脱いで手に持ち、素足のまま夏の川を渡る・・・そんな日本の夏の原風景を、懐かしい里山”丹後”にて満喫してきたキリンズを今週もよろしくお願い致します。
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