No.74

由美グルメリン No.1‥10月1日より「銀座ワシントンホテル」は“新グレード”『ホテルグレイスリー銀座』に生まれ変わりました♪ 特別保存版『ダイヤモンドSpecial』“営業力実践トレーニング”にコメントさせていただきました♪ 秋晴れの陽気『小金井CC』♪ “旬の香”『鮨処 順』新橋店(烏森神社隣)♪ “旬の素材と大地の恵み”『ボンサルーテ』at「ホテルグレイスリー銀座3F」♪ 
 
さやけき月に風のおと添ひて 虫の音たえだえに物がなしき上野へ入りてよりまだ一町もやうやうと思ふに
                           ・・・・ ―樋口一葉「十三夜」より

暦では“雁来る”「寒露」初候を迎える頃となりましたが、二週続けて「秋の雨」から始まった月曜日はいかがお過ごしですか?
10月11日は“美しい月”の見納め「十三夜の月見」ですから、このさやさやと、密やかに降る「秋の雨」が、早く止んでくれることを祈るばかりですが、こうして、しとしとと長く続くのも「秋の雨」の特徴で、周りの風景の全てを包み込み、降っては止み、しばしおいてまた降り始める・・・こんな雨の様子は確実に秋のものと感じられますね。

さて、「十三夜」とは日本独特の風習で、一説には宇多法皇が陰暦九月十三夜の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとか、醍醐天皇の時代( 919年)に開かれた“観月の宴”が風習化したものとか言われていますが、「十三夜」は、「中秋の名月」と対とされており、「後(のち)の名月」とか「二夜(ふたよ)の月」とも呼ばれ、古来の風習では、「十五夜を観たら十三夜も見る・・・」のが風雅の道とされ、片方の月しか観ないことを、「片見月」と言い忌み嫌っていたそうです。
ただ、この「十三夜」は、「十五夜」の“陽性”な満月に比べると、どちらかと言えば“陰性”の月と思われがちで、実際、今の季節は、だんだんと辺りは枯れはじめ、虫の音も途絶えがちになり、その上、大気はますます澄みわたり、ひとり月光のみが鮮やかに輝く・・・といった寂寥感がより感じられますね。
http://www23.big.or.jp/~lereve/saijiki/128.html
ところで、「十三夜」と言ったら、樋口一葉に短編「十三夜」があったことを思い出し、冒頭に「さやけき月・・・」ではじまる一節を載せましたが、ここで少しあらすじを紹介させていただきますと・・・
「主人公お関は、高級官僚・原田 勇に懇望され嫁いだものの、子供ができて以来、冷たい仕打ちを受け続け、ついに我慢しきれずに、旧暦九月十三日の月見の夜、離婚の決意を伝えようと実家を訪ねます。母親は同情して相手を責めますが、父親はもう一度考え直して、何事もなかったように家へ帰るようにと諭し、結局は父親の説得を受け入れて、悲嘆にくれながら、お関が人力車で家路についたところ、途中、車夫から「代は入りませぬからお下りなすつて」と突然車を降りるように言われます。
この車夫、実は昔、お関が心を寄せた録之助という初恋の相手で、今はその失恋の末落胆し、車屋に甘んじている身の上で、録之助に偶然遭遇するものの、何事もなく別れていく・・・」というお話ですが、その文中、何も知らぬ両親が出迎える場面で、「今宵は舊暦の十三夜、舊弊なれどお月見の眞似事に團子をこしらへてお月樣にお備へ申せし、これはお前も好物なれば少々なりとも亥之助に持たせて上やうと思ふたけれど、亥之助も何か極りを惡がつて其樣な物はお止なされと言ふし、十五夜にあげなんだから片月見に成つても惡るし・・・」と、「舊弊なれど」とあるように、明治期の東京あたりでは、すでに「十三夜の月見」の風習は廃れつつあったことが分かりますが、そして、父親に説得され、涙顔を袖で隠して人力車に乗り、ここから冒頭の一節からはじまる場面となり、「・・・いかにしたるか車夫はぴつたりと轅を止めて、誠に申かねましたが私はこれで御免を願ひます・・・」と突然言われる劇的な展開となりますから、ご興味ある方は、今週末の「十三夜」にちなんで原作を読まれるか、映画「十三夜」(1953年作品 監督今井 正)をご覧になられてから、古風な情緒によく似合う月「十三夜」を眺められてはいかがですか?
http://www.longtail.co.jp/~fmmitaka/cgi-bin/g_disp.cgi?ids=20041026&tit=20041026&today=20041026
りりとのみ   りりとのみ虫   十三夜  ―皆吉爽雨 
それでは、今週はそんな由来の「十三夜」に想いを馳せ、枝豆や栗、また十三個の月見団子を備えて、あなた様のお越しをお待ち申し上げておりますので、今宵も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します。
 
 
♪『けんたうろす』10月のカクテル“秋色の輝き”
 
♪NEW10月1日より「銀座ワシントンホテル」は
“新グレード”『ホテルグレイスリー銀座』に変わりました。
http://www.gracery.com/

♪特別保存版『ダイヤモンドSpecial』
“営業力実践トレーニング”
にコメント(P.32)させていただきました。
9月25日発売 
http://www.diamond.co.jp/index.shtml
 
♪秋晴れの陽気『小金井CC』
 
 
♪“旬の香”『鮨処 順』新橋店(烏森神社隣)
*港区新橋2-9-11 tel 3501-0898
http://www.sushijun.com/
*ご予約は「前田哲也店長 大鐘 努が承ります
 
♪“旬の素材”『ボンサルーテ』at「ホテルグレイスリー銀座3F」
*中央区銀座7-10-1 6858-1030
http://www.bonsalute.com/

 




















 
由美グルメリンNo.2‥【由美誕生日&秋祭り】♪ 『GRACE 11月号』別冊付録「銀座お値打ち図鑑」に「松涛 粋の美食良薬膳」他を推薦致しました♪ “前イスラエル駐日大使”「Eli Eliyahu Cohen」著『ユダヤ人に学ぶ日本の品格』♪ 秋の三連休『レイクウッドGC』からの“赤富士”&“秋たけなわ”の『カメリアヒルズCC』♪ 「十三夜のお月見」 at『椿山荘』料亭「錦水」♪ 銀座『すし処 きたむら』“寒露の旬魚”♪
 
 木犀の   香にあけたての   障子かな  ―高浜虚子
 
暦では“菊花開く”「寒露」次候を迎えましたが、「体育の日」の三連休はいかがお過ごしでしたか?
『由美』では、10月14日(火)より17日(金)&20日(月)の五日間に【由美誕生日パーティ&秋祭り】を開くこととなりましたので、どうかこんな“木犀香る”至福のひとときは、きっと『由美誕生日』へとお越しいただけますこととお待ち申し上げております。
さて、朝、窓を開けたら、掲句のごとく「金木犀」の“香”が庭から流れ込んできて、この“香り”が漂い始めると秋たけなわを感じ、あたり一面に深まりゆく秋を告げてくれますが、この「金木犀」の花は10月上旬のある日突然、 “香り”から咲いているのに気づき、花が咲いている間中、強い芳香を放ち、かなり遠くからでも匂いが風に運ばれてくるので、どこで咲いているのかを探すのも楽しみのひとつですね。

また、「金木犀」の“香”は、雨に濡れても止まず、朝もよいものですが、何といっても夜の“香”がいっそうで、由美グルメリンEssayNo.38 www.yumi-ito.com のNo.6には、「木犀や 月明かに 匂ひけり-山口青邨」の句とともに、既に“月明かりの下”の風雅なるものとして書かせていただいておりますが、晩秋の夕暮れの薄紅に染まる街角で、甘く濃密な花の香りがふんわりと立ちこめるこの艶やかな匂いは、まるで眠れる美女を幻想させてくれるかのようで、ただ、そんな人々を立ち止まらせ、振り返らせるほど妖艶な“香”を放つ「金木犀」も、花が咲いた後で雨風があると、実に呆気なく散ってしまい、この儚い花は短い故に、蝉の生涯と似ていて、秋から冬へ移る季節のうつろいとともに、ものの哀れを感じさせられます。 http://www.hana300.com/kinmok.html

この門の   木犀の香に   往来かな  ―高野素十
それでは、秋の雨はただ静かに降り続き、門から漂う“木犀”の甘き“香”に誘われるような優雅なる秋の最中となりましたが、今週は、今が真っ盛りの“黄金の小鳥”「金木犀」の小さな花々を、街角や公園でそっと愛でられるようなよき一週間をお過ごし下さいませ。
 

♪【由美誕生日パーティ&秋祭り】 ♪Eli Eliyahu Cohen『ユダヤ人に学ぶ日本の品格』
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69219-7
 

♪『GRACE 11月号』別冊付録「銀座お値打ち図鑑」に「松涛 粋の美食良薬膳」他を推薦致しました。
http://www.kitchoan.co.jp/ http://www.gracemagazine.jp/page/post_82.html
 
 
♪『レイクウッドGC』からの“赤富士”
http://www.lake-wood.co.jp/lgc/lgctop.htm
♪“秋たけなわ”『カメリアヒルズCC』
http://www.camelliahills.com/
 
♪「椿山荘」庭園内に位置する“本格的数寄屋造り”の料亭『錦水』 *文京区関口2-10-8 tel 3943-1101
http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/
♪「十三夜のお月見」 at『椿山荘』料亭「錦水」にて。
 
 
♪銀座『すし処 きたむら』“寒露の旬魚”
 *中央区銀座4-3-2 槁ビルB1 tel 3564-3640
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000606195/U0002109180/
 
 




















 

由美グルメリンNo.3‥沢山の胡蝶蘭に囲まれて“Happy birthday to 由美”【由美バースディパーティ&秋祭り】♪  ワシントンホテルから“新しいグレード誕生”『ホテルグレイスリー田町』10月16日OPEN!♪ 『きたむら』“寿司ケーキ”&『シェイノ』“誕生日プレート”&『オテル・ドゥ・ミクニ』“誕生日ケーキ”♪ 京橋『シェイノ』での”由美誕生日会”♪

 
睡りゐる麒麟の夢のその首の高みにあらむあけぼのの月 ―大塚寅彦 第三歌集「声」より
 

暦では“蟋蟀戸にあり”「寒露」末候を迎え、秋の澄んだ青空に“百舌”の“初鳴き”が観測される頃となりましたが、秋色豊かな最中は、いかがお過ごしですか?
『由美』では10月14日より20日(月)まで、艶やかなる秋色に包まれた中、【由美バースディパーティ&秋祭り】を開催させていただいておりましたが、お蔭様で、この15日に無事に、またひとつ歳を重ねることができ、数多くのお客様にお祝いいただけましたことと心より感謝申し上げます。。

さて、『由美キリンメール』も500号を越え、益々パワーアップし続けておりますが、19日の日経新聞「うたの動物記(小池 光)」に、秋空の下、一層高く・・と、“秋”と「キリン」について興味深く書かれていましたので、今号では“キリンシスターズ”に因んで「キリン」について少し調べてみることにしました。
「麒麟」とは、キリンビールのラベルで有名な中国古代の聖なる空想動物ですが、牝牛の尾と馬の蹄、魚鱗で覆われた皮膚を持つとされ、元は鹿を母体とした一角獣として誕生し、後世に仁獣(神獣)や幻獣と崇められ、西洋の狂暴な獣「ユニコーン」と比べると、「麒麟」は大変優しい性質の動物として生まれました。
この優しさは、他に危害を加えることのないよう先端に肉がかぶさった角や、虫や草を踏み付けないような蹄を持つ特徴からも感じられますが、「麒麟」の絵には、歩く際も生きた虫や草を踏むまいとするためつま先立ちしたような姿のものも多く描かれていて、そのことからも十分に優しい性質が察しられますが、その体からは五色の燐光を発し、腹の下は黄色で、いつも単独で行動する動物とされています。http://park21.wakwak.com/~iccan/genju/touyou/kirin.htm
また、「麒麟」の寿命は一千年とされ、玄武、青龍、白虎、朱雀の「四つの聖獣」の頂点に位置していますが、「麒麟」はこれまで一度も転んだことがなく、網や落し穴などの罠には決して罹ることがないとも言われ、このことから中国には、「弘法にも筆の誤り」と同じ意味で、「麒麟のつまずき」という諺がありますが、「麒麟」を傷付けたり、その死骸に遭遇するのは大変不吉な事とされています。
ちなみに、中国の伝説では「麒麟」が現れるのは、優れた王が出現する時にのみで、またその国の帝が徳の高い聖人であるときだけ姿を現し、伝説によると、漢の武帝の世に「麒麟」が姿を現したとされ、武帝はこれを記念して、麒麟閣という御殿を造ったとも伝えられていますが、かの徳川家康は、この言い伝えから「麒麟」を守護神として崇めたと云われています。その他、「麒麟」は将来の聖王を世に遣わすと信じられていて、これを「麒麟送子(きりんそうし)」と云いますが、ここから、才にすぐれ将来を期待される少年のことを指す「麒麟児」という言葉が生まれ、ついでに、実在の動物である「キリン(ジラフ)」に、伝説の動物である「麒麟」の名前がつけられたのは、明の時代とされ、それは時の帝・永楽帝が大変好奇心の強い人物で、世界中の珍しい文物を見ることを好んでいたことに由来していますが、或る日、アフリカのマリンディ王国からインドのベンガル地方
を経て珍獣が届けられ、その使者に名前をたずねると、「ギリン」と答え、ベンガルでは「ジラフ」を「ギリン」と呼んでいたようで、その発音が「麒麟」と似ていることや、また、あまりにも奇妙な動物なので、伝説の動物「麒麟」に準えて同じ名を付けられたともされ、「麒麟=キリン」と呼ばれるようになったとのことです。(但し、現在の中国では、姿形のとおり「キリン」は「長頸鹿(首が長い鹿)」と素っ気無いかぎりですが・・・)
http://kirinn.net/webmaster/jiten/
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/shiru/o_hist.htm
参考までに、日本では1907年(明治40年)、「キリン」が初めて渡来した際に、当時の動物学者・石川千代松がこの故事を思い出して、「麒麟=キリン」と定めたとされ、福岡の大宰府天満宮の宝物殿のそばには、珍しい青銅像の「麒麟像」も存在しますが、この像は傑出した人物であった菅原道真公のご威徳にあやかって奉納されたもので、一見、馬と見間違えるものの、首から頭がゴジラに似て異様で、尾が炎のように燃え盛り、勇ましい姿で君臨し、長崎のクラバー邸で有名なグラバー氏に、こよなく愛されたというエピソードも生まれましたが、のち、グラバー氏は、友人が設立したビール会社を引き受けた際、名前をこの“麒麟”から「キリンビール」に変えて、それが今のキリンビールになったとのことです。
秋風(しゅうふう)に思ひ屈することあれど天(まめ)なるや若き麒麟の面(つら)―塚本邦雄
それでは、 秋の夜長に物思いに耽けながら、さまざまな思いに屈するとき、真直ぐに天空をめざす健気な“麒麟”の姿に想いを馳せ、今週も頑張ります“キリンズ”をよろしくお願い致します。そして、虫の音の合唱が響き渡るこんな宵のひとときは、きっとあなた様にお目にかかれますこととお待ち申し上げております。
 
♪キリンズ&『神野美伽』http://www.mika-shinno.ecnet.jp/
♪由美&『さかもと未明』
http://blog.goo.ne.jp/sakamoto-mimei
 
 

 
♪『シェイノ』“誕生日プレート”& 『きたむら』“寿司ケーキ”& 『オテル・ドゥ・ミクニ』“誕生日ケーキ”
 
 
♪NEW 10月16日OPEN『ホテルグレイスリー田町』
http://www.gracery.com/tamachi/
     
♪ホテルグレイスリー田町 特別室“和のツイン”
 
♪“伝統のフレンチ”京橋『シェ イノ』 *中央区京橋2-4-16 明治製菓本社ビル1F tel 3274-2020 
http://www.manoirdinno.com/chef_index.html
    ♪京橋『シェイノ』
奈美&美伽&みどり 伊東賢児ソムリエ
http://www.jws.bz/sommelier/ito/index.html
   
 
♪『オテル・ドゥ・ミクニ』での“由美誕生日会”
*新宿区若葉1-18  3351-3810
http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi
 




















 
由美グルメリンNo.4‥-----【由美誕生日】には沢山のお祝いをいただきありがとうございました♪ 荒木とよひさ先生【作詞家生活45周年一門会ライブ】STB139に奈美&亜樹が出演しました♪  さかもと未明「メレンゲの気持ち」“出演”♪ 『IDC OTSUKA LADIES 2008』マンデートーナメント参加プロの練習ラウンドにジョインしました at『武蔵丘GC』♪ “都心の料亭”『日本橋ゆかり』での“由美誕生日会”♪
 
秋萩を散らす長雨の降るころはひとり起き居て恋ふる夜ぞ多き―万葉集 2262
 
暦では小雨時々降る「霜降」次候を迎える頃となり、先週からの“長く降り続く雨”秋の「長雨(ながめ)」がようやく止んで、久しぶりに清清しい秋晴れの日を迎えた月曜日ですがいかがお過ごしですか?
掲歌の万葉の歌の如く、秋萩(あきはぎ)を散らす長雨が降るこんな季節には、ひとりで起きている夜でも、恋する気分に浸りたいものですが、この“秋の雨”が一段落した後に広がるのは、今日のように隅々まで晴れ渡った秋の空で、こんな爽やかな午後は、思わず「天高く馬肥ゆる秋」と、青く澄んだ空に向かって叫びたい気分ですね。
さて、“秋の雨”を表現する言葉には、「秋入梅」「秋霖」「秋時雨」など、さまざまな言葉が存在しますが、そんな中で「秋雨(あきさめ)」という言葉だけは、古典に於いて「あきさめなどいへるたぐひはをかしき事なり―八雲御抄(やくもみしょう)」などと言われ、使うことを戒められていたことをご存じですか?
詳細な理由は分からないものの、これは「時雨(しぐれ)」という言葉に一因しているように思われていて、今でこそ「時雨」は冬(初冬)のものとされていますが、「万葉集」などでは「時雨」は秋歌に入れられ、またそれ以降の「古今和歌集」「新古今和歌集」などにも、“秋の雨”としては「時雨」が入り、「秋雨」を用いている歌は見当たらないように思います。ちなみに、「万葉集」で“雨”を詠んだ歌は100首(ただし、雨の情景だけでなく、雨にたとえた歌も含む)を超え、よく表われるのは、上記「時雨(しぐれ)」他、単なる「雨」や「春雨(はるさめ)」「小雨(こさめ)」などですが、表現上、「雨な降りそね(雨よ、降らないで)」というのも5首ほど詠われています。
つまり“秋の雨”を熟語で表現するなら、「秋雨」ではなく、「時雨」という見目も音も秀でた言葉があることから、とくに「秋雨」は顧みられることはなかったと考えられ、「八雲御抄」(文暦元年(1234)頃成立した平安歌学の集大成とされる歌論集)も、 故実を第一とする時代の成立ですから、古人が用いた「時雨」をそのまま使い続けて、「秋雨は用いず」、すなわち「用いる必要はあらず」という考えのように思えますね。
http://www23.big.or.jp/~lereve/saijiki/128-3.html
ただ、これも中世に於いての事で、その後の連歌時代には、「秋雨」は認められるようになり、江戸時代頃にはこの「秋雨」を使った句も多く見られ、歳時記には、先ず「秋の雨」が主題として存在し、「秋雨」は傍題として添えられていますが、これも長らく「秋雨」が禁じられていた影響なのでしょうか、次回は時間あるときにでも、もう少し詳しく調べてみたく思いました。
しぐるるや   我も古人の   夜に似たる ―与謝蕪村
それでは、今週は蕪村の心境で“しぐるる”中、古人の詩心に浸り、少しずつ色づく木々を眺めたく思っておりますので、神無月最後の週も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します。そして5年間『由美』に在店しておりました真美(まなみ)さんが、今週末で退店し、11月11日(火)より新たに、小さなお店ですが『HAND(Have a nice day!)』を開店する運びとなりましたので、どうか今週は“真美さん最後の週”ですから、きっと『由美』へとお越しいただけますこととお待ち申し上げております。
 
 
♪真美さん(左から2番目)“最後の週”ですからお待ち申し上げております。
♪【由美誕生日】には沢山のお祝いをいただきありがとうございました
 
♪さかもと未明「メレンゲの気持ち」“出演”の撮影後の記念撮影
http://blog.goo.ne.jp/sakamoto-mimei

 

♪荒木とよひさ先生【作詞家生活45周年一門会】
at スイート・ベイジルSTB139 “奈美&亜樹デビュー”

 
 
♪『IDC OTSUKA LADIES 2008』マンデートーナメント参加プロの練習ラウンドにジョインしました。
♪高崎奈央子プロの豪快ショット
http://www.lpga.or.jp/profile/profile.asp?cd=729
♪横峯家三姉妹の長女・留衣プロのダイナミックなスイングat『武蔵丘GC』
http://www.idc-otsuka.co.jp/golf/2008/
http://www.golfdigest.co.jp/news/woman/eye/2008/30_1.asp
http://www.lpga.or.jp/pro_test/2003n_member/0684.html
 
♪“都心の料亭”『日本橋ゆかり』での“由美誕生日会” *中央区日本橋3-2-14   03-3271-3436
http://nihonbashi-yukari.com/
http://r.gnavi.co.jp/g322600/