No.73

由美グルメリン No.1‥“Happy birthday to美伽さん”「椿山音楽祭」後の“誕生日会”♪ 細川護煕「美の世界展」松坂屋名古屋店 9月3日〜9日♪ 残暑厳しい“八月晦日”「静岡よみうりCC」高崎奈央子プロとのひととき♪ 『銀座 久兵衛』別館“初秋の彩り”♪ “創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』“初秋の旬魚”♪ 東京駅から3分“都心の料亭”『日本橋ゆかり』カリスマ農家“京都田鶴さん”の野菜♪
 
桜の花を  あと何回  君と一緒に見れるだろうか
君は僕の  君は僕の  最後の親友だから―荒木とよひさ「追伸」より
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND68986/index.html

今日から長月を迎え、まもなく“禾実る”「処暑」末候となりますが、“夏の果”の週末はいかがお過ごしでしたか?
キリンズの週末は、先ず8月29日(金)は、友人の『神野美伽』さんの「椿山荘」での「目白シンラート2008 椿山音楽祭」と題するディナーショーへと行き、2万坪の庭園にて、自然と音楽が響き合う中、美伽さんの迫力ある素晴らしい歌声を堪能し、芸術の秋に相応しい音楽祭を愉しんで参りましたが、そんな中、今回のステージでの心に響くサプライズは、歌の魅力はさることながら、彼女の夫で作詞家・荒木とよひさ氏との結婚10年目での“夫婦初共演”で、僅か一曲だけの“共演”でしたが、荒木氏自身が作詩家生活45周年を記念して、作詞・作曲を手掛けた新曲「追伸」を、夫婦の美しいハーモニーで披露し、掲歌のごとく、美伽さんへの“ラブレター”とも思えるこの切ない歌詞を、最後は涙に声を詰まらせらながら歌い、思わずもらい泣きしてしまうほどの感動のひとときを味わいました。
http://www.www.daily.co.jp/gossip/2008/08/30/0001390500.shtml
そして翌、葉月晦日の31日(日)は、“夏尽く”残暑の中で、「静岡よみうりCC」にて、高崎奈央子プロとレッスンを兼ねたの楽しいゴルフをして参りましたが、暑さとゲリラ豪雨に喘いだ夏も、時折吹く秋風に乗ったアキアカネとともにようやく終りを遂げ、“秋近し”思いを感じながらもひとり感慨に耽った週末でした。

さて、上記“夏の果”と“秋近し”はほぼ同義語で、“夏の果”には、かすかに愛惜の情が感じられるものの、夏の場合の“果て”は、春や秋の終りを“惜しむ情”に比べればやや浅い感じがして、そのことは、春や秋のように「行く」「別れ」という言葉を使わないとことからも分かるように、単に夏の終わりというよりも、真昼の遮るもののない直射日光や、夜の寝苦しい蒸し暑さから一時も早く解放されたい・・・と、秋の到来を心待ちにする想いがより強く感じられる言葉のように思います。
またこのことは、冬についても同様で、つまり、厳しい季節である夏や冬よりは、生きとし生けるものが芽吹く花咲く春や、酷暑に耐え忍んでようやく迎えた秋の方が喜ばれ尊ばれたということで、“夏の果”には「もう夏も終わりかな」という、実に淡々とした感情しか浮かんでこないのですが、一方“秋近し”の方は、“夜の秋”とも微妙に異なり、具体的に秋の気配が感じられなくても、「秋が早く来て欲しい」希望を伴う言葉のように思え、“秋を待つ”“秋近し”よりもやや強い感じのする季語ですね。
http://www23.big.or.jp/~lereve/saijiki/39-2.html
夜景とは   愁ひの灯かや   夏の果て  ―鈴木 真砂女
それでは、愁ひの灯りが翳ろう“夜景”に、“夏の果て”の一抹の寂しさを感じるこの頃ですが、今週は『奈美さん誕生日会』へのご来店を心よりお待ち致しております。そして涼やかな風を感じる“夜の秋”の宵に、どうかお祝いいただけますこととお待ち申し上げております。
 
 
happy birthday to MIka
♪Happy birthday to 美伽 http://www.mika-shinno.ecnet.jp/
 
♪残暑厳しい八月晦日「静岡よみうりCC」
http://shizuoka-yomiuricc.co.jp/www/top.html
♪高崎奈央子プロ
   
♪高崎奈央子プロの豪快ショットhttp://www.lpga.or.jp/profile/profile.asp?cd=729
 
♪NEW『荒木とよひさ』作詞家45周年企画「追伸」
http://music.goo.ne.jp/cd/CDDORID776131-1/index.html
♪細川護煕「美の世界展」松坂屋名古屋店 9月3日〜9日
http://www.matsuzakaya.co.jp/honten/saiji/honten_m8_hall.shtml
 
♪『銀座 久兵衛』別館 
*中央区銀座8-7-6   tel 03-3571-6523
http://www.kyubey.jp/
 
♪“創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』
 *中央区銀座6-3-8   tel 03-3571-1968
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000609029/M0013000995/

 
♪東京駅から3分“都心の料亭”『日本橋ゆかり』
*中央区日本橋3-2-14 tel 3271-3436
http://nihonbashi-yukari.com/
http://r.gnavi.co.jp/g322600/





















 
由美グルメリンNo.2‥【由美秋祭り】♪ Happy birthday to 奈美♪ 『けんたうろす』9月のCocktail “クラリティー”♪ NEW「ことばを旅する」細川護煕/著 by文藝春秋♪ “中部地区で最初のゴルフ場”で名門『名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース』のひととき♪ 名古屋“伊勢湾で獲れ選びぬかれた”「鯛」を十二分に活かす鯛料理『鯛めし楼』♪ 京都“創業六十五周年”京料理『木乃婦』♪
 
秋風に たなびく雲の 絶えまより もれ出づる月の 影のさやけさ「新古今集」藤原顕輔
 
暦では“草露白し”「白露」初候を迎えましたが、まだまだ厳しい残暑の残ったこの週末は、いかがお過ごしでしたか?
私は名古屋〜京都と出かけ、中部地方で最初に作られた名門コース『名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース』にてプレーする機会に恵まれ、名古屋と京都の“老舗”にて会食して参りましたが、お陰で、名古屋では、海の宝庫・伊勢湾の新鮮な“鯛”の“鯛づくし”の料理を、京都では、“秋の味覚”満載の京料理を食することができ、贅沢三昧の週末でした。
さて、今年の「十五夜」(中秋の名月)は9月14日、「十三夜」は10月11日ですが、古来より“月”は満月に限らず、私たちに特別な癒しをもたらしてくれていますが、今号では、「十五夜」に向けて、もっと“月”が愛しく感じられるように、日本における“観月”の歴史を少し紹介させていただきます。

日本には古代より、月明かりを頼りに夜を過ごし、月の動きを手がかりに暦をつくり、潮の満ち干を知る・・・といった特有の“月と生活”の歴史が存在しますが、日本人にとっての“観月”とは、自然と人生を結びつける奥ゆかしい行為とされ、詩歌や月見橋や月見台といった建築様式からも、こうした習慣が今に伝えられますが、掲歌では、夜風が心地やく吹く中、流れる雲の絶え間から月が姿をあらわし、清らかに洩れさす月光の光は私の影のよう・・・と、時々雲に隠れる月に、自身の姿を映しての儚い思いが籠められているような気がしますね。
また、詩歌に於いては「花鳥風月」は重要なテーマなのですが、ここで興味深いのは、“月”は「古今集」で31首、「後撰和歌集」で49首、「拾遺和歌集」で109首、「千載和歌集」で154首、上記「新古今和歌集」では300首と、時代を追うごとに多く詠まれるようになり、「花鳥風月」の象徴として“月”の認識が高まって行きますが、ちなみに“月”は、その時々に形も名も変わることから、人々の創造性を刺激し、“未完の美”としても「哀れ」「侘び」、そして「幽玄」として表現されています。

ところで、日本での“観月”の由来は、“月の運行”から「不老不死」を願う行為だったことにはじまり、古から“月”は、「三日月」に始まり、「十五夜」で「満月」を経て、「新月」に死に、再び生まれ変わると考えられていて、“月”を「不老不死」や「永遠性」と結びつけて、“ありがたいもの”や、“月にあやかりたい”と思われて来たようですが、いまでも「お月見」に月見団子や芋、枝豆、栗などとお神酒を供え、ススキや秋草の花を盛って“月”を祭るのは、「不老不死」を願ったその時代の“観月”の名残りだというのは面白い発見ですね。http://allabout.co.jp/travel/nightview/closeup/CU20060918A/
おしなべて 物をおもはぬ 人にさへ 心をつくる 秋のはつかぜ ―西行法師
それでは、夕方には、涼やかな虫の音が響き渡り、ものの哀れを思わない人にも、哀れを感じさせるような“秋のはつかぜ”吹く頃となりましたが、どうか今週は、風情ある秋を楽しむ催し【由美秋祭り】へのご来店を心よりお待ち申し上げております。
そして、「中秋の名月」を仰ぎつつ、雅びな楽の音に耳ゐ傾けながら、優雅に和歌などを一首嗜まれるような、そんなよき一週間をお過ごし下さいませ。
 

♪Happy birthday to 奈美ちゃん  ♪9月8日〜10日【由美秋祭り】

♪『けんたうろす』9月のカクテル“クラリティー”

 
「ことばを旅する」細川護煕/著 by文藝春秋 ♪9日まで『細川護煕展』by松坂屋名古屋店
http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/70/50/9784163705002.shtml
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?USID=&W-NIPS=9983631148

 
 
♪“中部地区で最初のゴルフ場”『名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース』
http://www.nagoyagolfclub-wago.gr.jp/
 
♪伊勢湾で獲れ選びぬかれた“鯛”を十二分に活かす鯛料理
『鯛めし楼』
*名古屋市中区錦2-18-32
tel 052-211-6355
http://r.gnavi.co.jp/n005900/
 
♪残暑残る『多治見CC』
http://www.tajicc.com/
 
♪“創業六十五周年”京料理『木乃婦』
*京都市下京区新町通 仏光寺下ル岩戸山町416
tel 075-352-0001
http://www.kinobu.co.jp/top_f.html
http://r.gnavi.co.jp/k005500/
 
 




















 

由美グルメリンNo.3‥-『オテル・ドゥミクニ』での“奈美誕生日”♪ NEW 神野美伽『鴎を売る女』byキング♪ 『杉本 彩 “情念”』11月21日(金)〜11月24日(月) atクラブeX(品川プリンスホテル・アネックスタワー)発売中♪ 『カメリアヒルズCC』秋曇のひととき♪ 銀座『ふぐ福治』彼岸前の“初ふぐ”大分豊後水道よりの天然ふぐ♪ 昭和27年より創業“銀座の老舗店”天ぷら『由松』の京風天ぷら♪ 

 
八月十五夜
秋はただ 今夜一夜の 名なりけり 同じ雲居に 月はすめども ―西行「山家集」上 秋334 
 

暦では“燕去る”「白露」末候を迎える頃となりましたが、「敬老の日」の三連休はいかがお過ごしでしたか?
一昨日の「十五夜」は、残念ながら雲がかかって、名月が見えない「中秋無月(むげつ)」となり、掲歌の西行の歌のごとく、「今宵八月十五夜 一夜のみの月が、秋の名に価する・・・」そんな“月”が光り輝く“良夜”とはならず、厚い雲に覆われた夜空をただ虚しく見上げておりましたが、これからは、月が最も美しく映える季節ですから、10月11日の“後の月見”「十三夜」には、是非見事な“満月”が観賞ができますこととお祈り致しておりますね。

さて、上記「無月」とは曇りが深く月が拝めない「十五夜」のことを表しますが、昔から「十五夜に晴れなし」と言われるほど、旧暦八月十五日には夜雨や曇りの日が多くて、せっかく丹精して“月の膳”を整えていても、天候には勝てないことから、曇りには「無月」他、「曇る名月」「月の雲」などの言葉が生まれ、また、雨のために全く見られない“月”を「雨月」「雨名月(あめめいげつ)」「月の雨」などと呼びます。

この“中秋”に月を愛で宴を催す習慣は、元は中国からとされ、彼の地では、実際秋の長雨もなく、“中秋”に美しい“名月”を鑑賞できることからの興りですが、しかし、当の日本では、長雨は来る、台風も来るなど大荒れになる時期にあたり、とても月を鑑賞する季節ではないように思えますが、それが今でも「十五夜」の行事が残っているとされる謂れは、収穫祭と習合したことが最大の理由かと思われ、ちょうど旧暦八月十五日は、新米を神様に供える“初穂祭”と重なり、“中秋節”が日本に伝わるより遥か以前から、日本人は信仰的な意味から、この旧暦八月十五日の“月”を大切にしてきたと思われます。

そして“月を想う”もうひとつは心の問題で、日本の多くの“神様”は、神無月に八百万の神々が出雲へ移動するように、その時々にやってくる存在で、多くの祭の始めに「神迎え」があるように、まず“神様”が来るのを「待つ」こと、これが日本の祭には欠かせませんが、「迎え」るために「待つ」。これが日本人の心に大きな影響を及ぼし、「晴無し」と言われる「十五夜」ですが、“月”が出るか否かより、「迎える」「待つ」ということの方が大事で、この「無月」という言葉には、せっかくの“名月”を惜しむ響きも感じられる一方で、寂情に流され過ぎない寛大な心持ちが見て取れ、「待つのも楽し・・・」という粋な感覚が伝わるかのようですね。
http://www23.big.or.jp/~lereve/saijiki/129.html

月の歌あまたよみけるに
影さえて まことに月の あかき夜は 心も空に 浮かれてぞすむ ―西行「山家集」上 秋 365
それでは、今宵9月16日の夜の月は「立待月(たちまちづき)」となりますが、今週は明日の「居待月(いまちづき)、明後日の「臥待月(ふしまちづき)」、明々後日の「更待月(ふけまちづき)」まで、「待つのも楽し・・・」と、そんな想いで日々の“月”を愛で、そして“月が澄むごとく自分の心も澄みわたる”ようなすがすがしいよき一週間をお過ごし下さいませ。
 
 
 
♪『杉本 彩 “情念”』11月21日(金)〜11月24日(月) atクラブeX (品川プリンスホテル・アネックスタワー3F)
http://www.office-aya.co.jp/tango2/index.html
♪NEW神野美伽『鴎を売る女』byキング
http://www.mika-shinno.ecnet.jp/index2.htm

 
♪『カメリアヒルズCC』秋曇のひととき 
http://www.camelliahills.com/
 
 
♪『オテル・ドゥ・ミクニ』
*新宿区若葉1-18  3351-3810
http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi
http://r.gnavi.co.jp/g860700/
 
♪銀座『福治』彼岸前の“初ふぐ” 大分豊後水道よりの天然ふぐコース ¥30000〜
*中央区銀座5-11-13 幸田ビル3F tel 03-5148-2922 http://r.gnavi.co.jp/g997500/
 
♪昭和27年より創業“銀座の老舗『由松』
*銀座8‐2-3 tel 5537-5950 “完全予約制” 平均予算20000〜30000
http://www.ginza.jp/scripts/shop-search/search_res_detail.php?sh_id=802030000&ip_id=3
 




















 
由美グルメリンNo.4‥-----『神野美伽』“25周年記念リサイタル”9月25日at「渋谷C.C.Lemonホール」♪ ♪『絹谷幸太帰国展』ブラジル日本移民百周年記念モニュメント「夢と感謝」〜9月30日まで at「吉井画廊」♪ 優雅なるひととき『カメリアヒルズCC』“VIPルーム”♪ 創業30年の歴史を持つ「中国飯店」の姉妹店『富麗華』“絶品の北京ダック”♪ “創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』“ワインに合うお寿司”♪ “東銀座で創業45年”秋田の郷土料理『秋田藩』のきりたんぽ鍋♪
 
なにとなく 君に待たるるここちして 出でし花野の 夕月夜かな―与謝野晶子「みだれ髪」
 
明日23日は“雷声を収む”「秋分」を迎えますが、“台風一過”でようやく秋らしくなった今週はいかがお過ごしですか?
私は贔屓の『カメリアヒルズCC』にて、ゴルフ三昧の休日でしたが、秋の花が咲きみちた「花野」には、二匹の蜻蛉が重なるように連れ立って飛び交い、仲良さそうに秋風に揺れておりました。
さて、「花野」とは、自然のままの山里や野原で秋の草々が咲き乱れている様子を表す秋の季語で、この言葉には、色とりどりの花が入り混じって“野に咲く”美しい風景が思い浮かびますが、「花」といえば桜に代表されるように“春”のイメ−ジが強くて、それが「花野」という言葉を思い浮かべると、子供の頃に盆花を摘み歩いた“秋の野”での記憶が蘇えるかのようで、「秋の七草」をはじめ、「吾亦紅」「竜胆(りんどう)」「松虫草」などを摘みながら、秋の虫の声や肌寒い風などを五感で感じると同時に、なぜかもの寂しい気持ちになります。
「秋の七草」と称される七つの草花も、春に咲く華やかな花々とは対照的で、そのひとつひとつは慎ましい印象の花が多く、中でも“松虫が鳴くころになると咲き始める”「松虫草」は、淡い青紫色の美しい花色が、“松虫”の声によく似合う気がしますが、そんな地味な花々でも、寄り合った時の美しさは、まさに秋ならではの風情が感じられ、また「竜胆」も「竜胆を見る眼かへすや霧の中―飯田蛇笏」に詠まれているように、“露”がしとどに置いた草の中を歩きながら、ふと“竜胆”を見つけて振り返る様に、清清しく、目にも爽やかな感じが読み取れ、そんな秋草の咲き広がる「花野」を歩きながら、秋晴れの一日を過ごすのもこの季節の楽しみのひとつでしょうね。
ところで、晩秋に青紫の清楚な花を咲かせる「りんどう」は、漢名の「竜胆」の訓みが訛ったものとされ、「古今集」では当時の漢字の発音から“りうたむ”と書かれていますが、枕草子の「草の花は」の章段では、「りんだうは枝ざしなどもむつかしけれど、こと花どものみな霜枯れたるに、いとはなやかなる色あひにてさし出でたる、いとをかし。」と、寂しさを増す季節に華やかに咲くこの花を賞美していますが、一方、和歌では「きちかう(桔梗)」などと同様に、漢名から借りた名であるゆえにあまり好まず、和歌の調べに馴染まないと見なされたためなのでしょうが、例外的に、物名歌では人気の歌題でした。
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/saijiki/rindou.html
 
りうたんの 花の色こそ さきそむれ なべての秋は あさぢふのすゑ―「拾遺愚草員外」藤原定家
 
それでは、今宵は掲歌の如く、「眩きほどの月明りに、浮々と誘はれ出でし野には、秋の草花が咲き亂れ、戀する乙女の立ち姿は、一幅の繪を見るが如し・・・」と、“なにとなく”あなた様が待ってて下さる・・・こんな風雅な「花野」の夕月夜は、群れずに咲く、藍色の“りうたん”の花を照らす、月の美しい輝きを、ご一緒に眺められますこととご来店を心よりお待ち申し上げております。
 
 
♪『神野美伽』“25周年記念リサイタル”
9月25日(木)渋谷C.C.Lemonホール pm2:00&pm6:00 2回公演
http://www.mika-shinno.ecnet.jp/index2.htm

♪『絹谷幸太帰国展』ブラジル日本移民百周年記念モニュメント
「夢と感謝」〜9月30日まで at「吉井画廊」
http://www.galerie-yoshii.com/
 
♪優雅なるひととき『カメリアヒルズCC』“VIPルーム”http://www.camelliahills.com/html/vip.html

 

♪“東銀座で創業45年”秋田の郷土料理『秋田藩』*中央区銀座4-13-17 tel 3541-9388
http://r.gnavi.co.jp/b268500/

 
♪創業30年の歴史を持つ「中国飯店」の姉妹店『富麗華』 *港区東麻布3-7-5 tel 5561-7788
http://www.chuugokuhanten.com/storefureika/index.html
 
♪“創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』 *中央区銀座6-3-8   tel 03-3571-1968
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000609029/M0013000995/
 
 




















 
由美グルメリンNo.5‥------“祝25周年”神野美伽さんリサイタルでのキリンズ♪ 『細川護熙 数寄の世界展』10月1日(水)〜7日(火)at富山大和ホール♪ 滋賀県栗東“伝統と風格”の『ジャパンエースゴルフ倶楽部』♪ 「椿山荘」二万坪の庭園の一角に閑静な佇まいをみせる数寄屋造りの『料亭錦水』♪ “松阪牛”の鉄板焼き『築地さとう』♪ 京橋の一角“伝統のフレンチ”京橋『シェ イノ』♪
 
『月白く風清し(つきしろくかぜきよし)』―蘇軾「後赤壁の賦」より
 
先週末より朝晩の気温が急に低くなり、「秋分」も“蟄虫戸を閉ざす”次候を迎えて、ようやく秋らしさを感じる頃となりましたがいかがお過ごしですか?
私はこの日曜日に、滋賀県栗東に位置し、伝統と風格を重んじる名門コース『ジャパンエースゴルフ倶楽部』へと出かけておりましたが、ふと耳を澄ますと、あれだけ木霊した蝉の合唱が、いつしか秋の虫の音に変わり、涼しい秋風とともに、季節の移り変わりを感じさせる様々な虫たちからも、自然の恵みの豊かさが感じられる・・・そんな心が癒されるひとときを味わいました。
掲句の『月白風清』は、まさにこの時季の風景に相応しく、身も心も洗われるような爽快さが感じられますが、澄みきった天空に一輪の月が煌煌と輝き、薄の穂の間から爽やかな風がゆるやかに吹きわたる様には、思わず「嗚呼!秋ですね・・・」との思いが深まりますね。
さて、「蘇軾」別称「蘇東坡(そとうば)」(1036-1101)とは、宋代第一の詩人で、父の「蘇洵」、弟の「蘇轍」とともに“三蘇”と称せられ、唐宋八家に列される著名な古文家のひとりですが、この「蘇軾」は、頭脳明晰な上、若くして科挙に合格し、官僚として出世を遂げましたが、詩文によって政治を批判した罪に陥れられ死罪となりかけ、その後、赦されて流罪となった際に、武漢の西にある赤鼻山(湖北省黄岡県の長江沿岸)で詠んだ詩が、代表作とされる二篇の「赤壁の賦(せきへきのふ)」で、前篇の「赤壁の賦」は、晴れた月夜や澄んだ秋の川を詠い、後篇の「赤壁の賦」は、山高く月小さく、水落ちて石表れるという冬の景色を詠っていて、内容こそ異なりますが、その趣向は統一されており、宋代の文章の手本とされる作品です。
ちなみに、湖北省には、二カ所の「赤壁」が存在し、かつて『三国志』の中の「赤壁の戦い」の古戦場として有名になった“赤壁”は、湖北省の蒲圻(現在の赤壁市)の西にあり、後漢末期208年に曹操と、孫権・劉備の連合軍が実際に闘った場所ですが、もう一つは、上記「蘇軾」に韻文で詠まれた黄州(湖北省黄岡県)“赤壁”で、1082年、「蘇軾」は流罪地・黄州の長江に舟を浮かべて赤壁に遊びこの歌を詠みますが、戦場ではなかったため、人々は“黄州赤壁”を「文赤壁(詩文の赤壁)」と呼び、「武赤壁(戦いのあった赤壁)」“蒲圻赤壁”とを区別しました。
http://www.daruma.or.jp/09zengo_09.html
http://www.umakato.jp/column_ceramic/b_vol32.html
折りしも、テレビ朝日開局50周年記念作品として、映画『レッドクリフ』も11月1日(土)より全国にて公開されるようですので、この機会に「蘇軾」の“文赤壁賦”へと想いを馳せ、是非“武赤壁”の戦いをご覧いただけますようよろしくお願い致します。http://redcliff.jp/index.html
 
『三昧無碍(さんまいむげ)の空ひろく  四智円明(もちえんみょう)の明さえん』―白隠禅師
 
それでは、こんな秋の夜長は、虫たちの声に心を癒やされながら、今宵も澄み切った空に一輪の月が白く輝く・・・そんな清涼極まりない『月白く風清し』秋の風情を、あなた様とご一緒に眺められますことと楽しみにお待ち申し上げております。
 
 
♪『細川護熙 数寄の世界展』10月1日(水)〜7日(火)富山大和ホール
http://www.daiwa-dp.co.jp/
 
♪“25周年記念アルバム”「そして・・・私」 byキングレコード
http://www.mika-shinno.ecnet.jp/index2.htm
♪祝25周年『神野美伽リサイタル』楽屋にて みどりちゃん&友人の美奈子さん
 
♪滋賀県栗東に位置し伝統と風格を重んじる『ジャパンエースゴルフ倶楽部』
http://www.ayaha.co.jp/jace/
 
♪「椿山荘」庭園内に位置する“本格的数寄屋造り”の料亭『錦水』 *文京区関口2-10-8 tel 3943-1101
http://www.chinzanso.com/restaurant/kinsui/
 
♪“松阪牛”の鉄板焼き『築地さとう』*築地4-2-9 tel 3541-2929
http://r.gnavi.co.jp/g014000/
 
♪“伝統のフレンチ”京橋『シェ イノ』 *中央区京橋2−4−16 明治製菓本社ビル 1F tel 3274-2020 
http://www.manoirdinno.com/chef_index.html