No.62

由美グルメリン No.1‥『由美PLATINUM LOUNGE』“北山杉”で“和モダン”な雰囲気に生まれ変わりました♪ 『けんたうろす』10月のカクテル“クリスタル”♪ “松阪牛”焼肉割烹『松阪』銀座店♪ “秋の旬魚”銀座『すし処きたむら』♪
 
吾が心秋月に似たり 碧潭清くして皎潔たり
物の比倫に堪ゆるは無し 我をして如何が説かしめん―「寒山詩」より
 
「神無月」を迎え、「秋分」もまもなく“水始めて涸る”末候となりますが、ぼんやりと白く煙る雨上がりの週はじめはいかがお過ごしですか?
キリンズの昨日は、千葉・袖ヶ浦の「カメリアヒルズCC」にて、一日中「長月」に別れを告げる冷たい“秋霖”に泣かされてのゴルフでしたが、こうして気付かぬうちに秋の深さを増しているこの“秋の雨”は、まるでこれから訪れる冷たい季節を暗示するかのようで、ただひたすら降り続ける寂しい“秋時雨”のようでしたね。
さて、旧暦十月「神無月」は、“かみなづき”“かみなしづき”とも云い、この名の由来は、全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる“神無し月”という伝承からとされ、逆に神々が集まる出雲では「神在月」となりますが、「神な月」は「神の月」、すなわち“神祭りの月”の意味とも考えられ、その他では、十月は翌月の「新嘗祭(にいなめさい)」の準備として“新酒を醸(かも)す月”、すなわち「醸成月(かみなんづき)」の意との説もあり、近年では「神無月」は当て字だとする説が有力です。
http://www.ktroad.ne.jp/~dojuzi/ippitu37.html
また、“カミ(神)”は、“カガミ(鏡)”がつまって出来た言葉と云われ、古代鏡には、太陽の光を反射する「凸面鏡」と、月の光を集める「凹面鏡」があり、器に水を張り、月の光を集め、それを覗き込むあり様が、「鏡・鑑」の語源とされていますが、「鏡」と云えば、古来より「月」は「鏡」にも喩えられ、掲詩「寒山詩」の「吾心似秋月 碧潭清皎潔・・・」では私の心は秋の名月のようにすっきりと、また青々とした深い水のようにどこまでも透明で汚れがない。 その月が池の水面を照らせば、清く澄み切り、一層輝き映える・・・と、 この心境は私自身が味わい知るのみ。この風光、心境を誰に伝えようにも、言葉ではもう言い表せない・・・と「秋月」の見事さを「吾心」に置き換えて表していますが、ちなみに、古事記及び日本書紀には、音から得られた「神」と「鏡」の関係を表す興味深い記述があり、それは、天照大御神が邇々藝命(ににぎのみこと)を地上に遣わす際(天孫降臨)に、鏡を手渡しながら「この鏡を見ること我と同じくせよ(鏡を仮の神として崇めなさい)」と述べていて、天照大御神は神そのものですから、託された「鏡」は仮の神「御神体」となり、キリスト教の十字架、仏教の仏舎利や仏像と同じように、「鏡」は“仮の神”として、天照大御神を唯一「神」する新しい宗教の象徴となったのです。
http://www17.ocn.ne.jp/~verdure/zengo/wa.html
http://www.plantatree.gr.jp/24/month_jp.html
http://www.jyofukuji.com/10zengo/1999/10zengo.htm
 

夕月夜 心もしのに 白露の 置くこの庭に こほろぎ鳴くも ―湯原王

 
それでは、空気が澄んで、さわやかな秋の空に月がかかるこんな“夕月夜”のひととき、心が撓えるほどに“白露”がおりているこの庭にも“こほろぎ”の音色が響きわたっていますが、“鏡祭月”「神無月」も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します。
そして、私の“心の月”は、雑念や煩悩の雲に曇らされ、清澄な心境とはほど遠い「月」ですが、今宵こそは、「吾心似秋月 碧潭清皎潔・・・」と、「寒山詩」の一節を心に想い浮かべ、夜空に「似秋月」を拝みたく思っておりますので、きっとあなた様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
 
 
 
♪『けんたうろす』10月のカクテル“クリスタル”&NEW 9月26日『由美PLATINUM』“和モダン”な雰囲気に生まれ変わりました。
♪ “北山杉”で和モダンな雰囲気 NEW 9月26日open 『由美PLATINUM』
 
 
♪“松阪牛焼肉割烹『松阪』銀座店 
*中央区銀座5-10-13 東洋精米機ビルB1F
tel 3572-2055
http://r.gnavi.co.jp/g486000/
 
♪銀座『すし処きたむら』 *中央区銀座4-3-2 槁ビルB1   tel 3564-3640
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000606195/U0002109180/
 
 




















 
由美グルメリンNo.2‥『由美誕生日パーティ&秋祭り』♪ “標高1200mのパノラマ”『木曽御岳CC』にてのキリンズ“ゴルフ合宿”♪ 木曽福島“信州地鶏料理と旬菜”『かしわ屋』&洋風酒蔵DINING-BAR『柏葉<HAKU YOH>』♪
 
送られつ   別れつ果ては   木曽の秋 ―芭蕉
 
暦では“雁来る”「寒露」初候を迎えましたが、肌寒い“秋雨”から始まったこの連休明けはいかがお過ごしですか?
キリンズの先週は、友人の歌手『神野美伽』の秋のリサイタル(10月3日)へ「渋谷C.C.Lemonホール」へと出かけ、美伽さんの艶やかな迫力ある歌声に酔いしれて、“秋の夜長”を満喫して参りましたが、今年の美伽さんの“新たなるこころみ”は、「アントニオ古賀」氏のギター演奏によるボサノバやシャンソン・ラテン音楽への挑戦で、「枯葉」や「ジャニーギター」をスローなギターで歌い、また、「酒は泪か溜息か」や「悲しい酒」をギターのメロディーに合わせて、ゆっくりと感情豊かに歌い上げ、持ち前の才能によりいっそうの磨きをかけておりましたが、何と云っても圧巻は、“十八番”の浪曲入り「無法松の一生」で、この男歌をかっこよく豪快に熱唱し、見事に約2000人の聴衆を二時間にわたって魅了し尽くしておりました。
そんな美伽さんの新曲「ふたりの旅栞」(作詞荒木とよひさ)は、郷愁を帯びたストリングスのイントロから始まり、“秋深い信濃路”へと向かう夫の第二の人生の旅路について行く健気な女性を歌った心地よい音色の楽曲ですが、キリンズは美伽さんの歌声に誘われるかのように、この三連休は再び「信濃路」へと出かけ、御嶽山を望む標高1200mの地「木曽御岳CC」にて、ひと足早い鮮やかな“秋色”を愉しむことが出来ましたが、今回の木曽への旅は、来たる11月4日(日)の『由美ゴルフ会(カメリアヒルズCC)』に向けての“ゴルフ合宿”のようなもので、お蔭で、7日は爽やかな秋晴れの中での、奈美さん・亜樹さん・希さんの“ゴルフデビュー”となりました。http://www.kingrecords.co.jp/shinnomika/
さて、「木曽」は、上記掲句以外にも芭蕉に好まれ、「思ひ立つ木曽や四月の桜狩り」や「木曽の痩せもまだなほらぬに後の月」など多く句に詠まれている“地”で、それは芭蕉自身が「木曽塚」にひっそりと眠る「木曽義仲」の人生に何か感応するものあったのでしょうか、芭蕉は元禄初年頃から、しばしこの地を訪れ、門人たちによる「無名庵」に、没後その遺骸は葬られて、今も狭い境内に、「木曽塚」と隣り合って芭蕉の小さな墓が立ち、近くの句碑には「木曽殿と背中合せの夜寒哉」という句が彫られていますが、この非業の死を遂げた逆臣「義仲」に関して芭蕉は、元禄二年の「ほそ道」曳杖中に、「義仲の寝覺の山か月悲し」の句があるように、生涯深い関心を持ち続け、その出自の地「木曽」は、芭蕉にとっては、何か特別な意味合いを持つ一種の異界のような“地”であったように思いますが、そんなことを考えながらこの“地”にて、掲句の“送られつ別れつ果ては”や、“木曽の橡浮世の人の土産”などの句を読み返してみると、今でもこの世ならぬ色合いを帯びた“地”のように思えてくるから、不思議なものですね。
http://www.haizara.net/~shimirin/kurata/jinchu/jin10.html
http://www.enasan-net.ne.jp/kisohakkei/about.html
 
「模川秋月」
あかずみむ よかはの那(な)みに す無(む)月の
か気(け)もちりなむ阿気の屋万美津(やまみず)―「中仙道八景/木曽掛橋」土方義豊(歳三)
 
それでは、“秋深い信濃路”「木曽掛橋」にて、“秋月”を眺め、山あいの澄んだ空気の中、リフレッシュして参りましたキリンズを今週もよろしくお願い致します。
 
 
♪木曽駒高原『伊藤山荘』 “ゴルフ合宿” & 『木曽御岳CC』
♪『木曽御岳CC』御岳コース 
http://www.kisoontake.com/index.shtml
 
 
♪信州地鶏料理と旬菜『かしわ屋』
*長野県木曽郡木曽町福島5110
tel 0264-23-3015
http://www.nagano-town.com/mypage/nn024537
 
♪洋風酒蔵DINING-BAR『柏葉<HAKU YOH>』
*長野県木曽郡木曽福島町上町 TEL:0264-22-3246
http://www.cnet-kiso.ne.jp/n/negakari/index2.html
 
 
 




















 

由美グルメリンNo.3‥【由美誕生日パーティ&秋祭り】15日〜19日まで♪ 清々しい“秋曇”ひととき『磯子CC』♪ 真美 atベトナムの休日♪ 恵比寿『厳選和牛ginseng』の“山形チャンピオン牛”盛り合せ♪

 
とどめあへず むべも年とは いはれけり しかもつれなく すぐる齢か ―古今和歌集
 
暦では“菊花開く”「寒露」次候となり、秋色をいっそう鮮やかに魅せる清々しい秋曇りの中、10月15日を迎えましたが、いかがお過ごしですか?

実はこの15日は私の誕生日で、今年もこうして無事に歳を重ねられましたことと、皆様には本当に心よりの感謝を申し上げますが、ただ、そう喜びながらも、掲歌のごとく、“とめられず”歳をとるのは、まさに“疾し”のひと言で、このように人の気も知らないで過ぎてゆく“齢”を、今日は少しだけ恨めしく思えますが、でも、女性にとっての誕生日は、幾つになっても嬉しいもので、たとえ“とどめあへず齢”でも、今週はどうか【由美誕生日パーティ&秋祭り】へのご来店を心よりお待ち致しておりますね。

さて、“銀座の誕生日会”は別として、日本の一般家庭では、大人になると子供の頃のように賑やかに「誕生日」を祝う機会が少なり、その代わりに「還暦」「古希」「米寿」「喜寿」などと、人生の節目の誕生日を、家族や親戚など周りの人が集まり、盛大にお祝いする慣わしがありますが、元々、日本ではこの毎年の誕生日を祝う習慣はなく、但し、一年目の誕生日だけを、“初誕生祝い”として一年の無事を祝い、昔は“数え年”で、正月を迎えるごとに年を重ねる習慣でしたが、それが戦後、欧米に倣って、誕生日ごとに年を取る“満年齢”に変わり、毎年誕生日を祝う習慣が根付いたそうで、その由来の所為か、誕生日と言えば今でも、英語の「Happy birthday」の歌が定番ですね。
http://info-ma.com/travel_essay/travel_essay.html
ちなみに、“日本語の誕生日の歌”はないものか・・・と、調べてみましたら、何と昭和42年から43年に放送されていた手塚アニメ「リボンの騎士」のCMソングに「パルナスの歌」と「お誕生日の歌」と云うのが見つかり、この“パルナス”とは関西の菓子メーカーですが、作詞・吉岡 治、作曲・藤山一郎の
「お誕生日の歌」の歌詞は・・・

―まごころこめて 送ってくれた やさしい心を 忘れない パルナス
いろんなことが あったけど生きていく 生きていく 喜びが 泉のように 湧いてくる 
(お誕生日おめでとう)
しあわせをみんなで わけよう わけよう パルナスの パルナスの バースディーケーキ

http://www2.famille.ne.jp/~choko-h/memory/otanjyo-bi.mid

と朗らかに唄われ、今もこのメロディーに合わせて、どこからともなく藤山一郎の美しい音色が聴こえて来るような気がしますね。

 
さかさまに 年もゆかなむ とりもあへず すぐる齢や ともにかへると ―古今和歌集
 
それでは、この「誕生日」を機に、上記歌のごとく、これからは“逆さまに年が進み”少しでも“過ぎてゆく齢”が、若返ることと願っておりますので、どうか秋のこんな澄んだ宵のひとときは、【由美誕生日パーティ&秋祭り】へのご来店を心よりお待ち申し上げております。
そして、今宵はあなた様と共に「Happy birthday」の歌を唄いながら、秋の夜長に、互いに重ねた年月の想い出など話などを語り合えますことと、楽しみにお待ち致しております。
 
 
 
 
♪『由美誕生日パーティ&秋祭り』10月15日〜19日
 
 
♪清々しい“秋曇”の『磯子CC』 
*横浜市磯子区洋光台6-43-24   
tel 045-833-0641
 
♪真美 at “ベトナムの休日”
 
♪恵比寿『厳選和牛ginseng』
*渋谷区恵比寿南2-3-14 コンツェ恵比寿4F
03-5794-7474 
http://www.ebisu-toraji.com/shop/ginseng.html
http://r.gnavi.co.jp/g220321/
 
 




















 
由美グルメリンNo.4‥胡蝶蘭に囲まれて“Happy birthday to 由美”『由美バースディパーティ&秋祭り開催中〜19日まで♪ “創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』“由美誕生日寿司”♪ 『銀座 久兵衛』本店での“由美誕生日会”♪
 
雀蛤となるべきちぎりもぎりかな  ―河東碧梧桐
 
暦では、「寒露」も“蟋蟀戸にあり”次候を迎え、辺り一面に秋の香り漂う頃となりましたが、この秋色豊かな最中は、いかがお過ごしですか?
『由美』では今週は、艶やかなる秋色に包まれて、『由美バースディパーティ&秋祭り』を開催させていただいておりますが、私はお蔭で、この15日に無事、またひとつ歳を重ねることができ、数多くのお客様にお祝いいただけましたことと心よりの感謝とお礼を申し上げます。
さて、この季節になりますと、なぜか「鳩化して鷹と為り雀変じて蛤と為る」との立正安国論の一節が頭をよぎりますが、中国では、この一節は秋を表す言葉として古くから伝えられていて、周から漢にかけて儒学者が纏めた礼に関する書物「礼記」には、「季秋(きしゅう)に雀大水に入り蛤となる」という諺があり、これは物事が大きく変化することの喩えなのですが、要するに季節の移り変わりによる物事の変化を表す諺が“雀海に入りて蛤となる”なのです。
http://www.shinkokai.co.jp/shun/merumagaBN-new/mel-text69_hamaguri.html
ところで、“雀が蛤になる”とは、全く根拠の無い想像に思えますが、実は“雀と蛤”は、色や形が似ていることから、中国では昔から、“蛤”は“雀の化身”と信じられていて、また、“大蛤”のことを“蜃(しん)”と呼ぶそうで、この“蜃”の吐く気によって、海上の空中に“楼閣”すなわち、“蜃気楼”が現われると信じられ(“蜃気楼”は“大蛤”の“あくび”が原因のですが)、そんな言い伝えからこの奇妙な季語が生まれたのでしょうが、日本では、この“雀と蛤”は俳句の季語として用いられ、とくに荒唐無稽を好んだ夏目漱石は、いくつかの句を詠み、中でも「蛤とならざるをいたみ菊の露」の句は、叢の中に死んだ“雀”を見つけ、菊の根元にそっと葬る・・・と言う句ですが、“蛤”になる前に死んだ“雀”を悼んで詠んだこの句は、漱石の心優しい一面が伝わるかのような句ですね。(毎日新聞 10月18日朝刊「余録」より)
http://home.att.ne.jp/blue/atelier/Fukuyama-san/Haiku-souseki-3.html
http://sendan.kaisya.co.jp/shuuib02_10.html
何はともあれ、この季語を知ると、「庭にくる“雀”が“蛤”に見えたり、逆に“蛤”が“雀”の化身と見えたりするから妙なもの(坪内稔典)」で、これから気軽に“焼き蛤”を食するのも、何となく“雀の姿”が思い出されて、可哀想な気もしますが、この先の「立冬」末候にも、「雉が海に入って大蛤になる」と、中国では、またもや“鳥”が“貝”になるそうですので、次回は、“鳥と貝”の謂れについて、もう少し調べてみたく思っておりますが、ちなみに、ヨーロッパでは“雁”が海中の“貝”から生まれるという伝説もあり、古くは、船などに付く“エボシガイ”が成長して羽が生え、舞い上がって“雁”になると考えられていた説もあり、この伝説もいずれ調べてみると面白そうですね。
 
蛤に   雀の斑(ふ)あり   哀れかな  ―村上鬼城
 
それでは、野や山に秋の鳥“百舌”の“初鳴き”が観測される頃となり、まもなく、澄んだ秋空に甲高い鳴き声が響き渡ることでしょうが、どうかこの週末は、道端でも“蛤”に変わらぬ前の“雀”たちを、そっと愛でられるようなよき週末をお迎え下さいませ。そして、この季節の移り変わりの“雀が蛤となる”こんな宵のひとときは、『由美バースディパーティ&秋祭り』へと、きっとあなた様にご来店いただけますことと今宵も楽しみにお待ち申し上げております。
 
♪『由美誕生日』“胡蝶蘭の着物”で“胡蝶蘭づくし” & 親友の神野美伽さんと
 
 
 
 
♪“創業120年の老舗”『銀座寿司幸本店』 
*中央区銀座6-3-8  
tel 03-3571-1968
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000609029/M0013000995/
♪『銀座 久兵衛』本店 
*中央区銀座8-7-6    tel 03-3571-6523
http://www.kyubey.jp/
♪『銀座 久兵衛』“三代目ご主人”今田景久氏    
 
 




















 
由美グルメリンNo.5‥“由美誕生日”には沢山のお花とお祝いをありがとうございました♪ “天高し”爽やかな秋晴れの『久邇CC』♪ 「細川護熙展」11月2日〜4日京都『柳孝』♪ 芸術新潮10月号“熊本城築城400年記念特集 ”細川家“美と戦いの700年”♪ “伝統のフレンチ”京橋『シェイノ』での“由美誕生日”♪ “松阪牛チャンピオン牛”の店『築地さとう』♪
 

一塊の雲ありいよいよ天高し    ―高浜虚子

 

暦では、まもなく“霜始めて降る”「霜降」初候を迎える頃となりますが、“天高く”澄み切った青空の週末はいかがお過ごしでしたか?
お蔭で、先週の『由美誕生日パーティ&秋祭り』は盛況のうちに終えられ、沢山の花に囲まれた中で、多くのお客様にお祝いいただけ、本当に幸せな一週間を過ごすことが出来ましたことと心よりお礼申し上げます。
その“宴のあと”の日曜日は、心地よい疲れと気だるさの余韻に浸りながら、『久邇CC』へと出かけ、絶好のゴルフ日和を満喫して参りましたが、キリンズは皆、寝不足ながらも、来たる11月4日の【由美ゴルフ会】に向けての練習に、精を出した週末でした。
さて、「天高し」とは、秋晴れの日の空が高く感じられる事を言い、一年のうちで、一番“空”が美しいのは、“秋の空”だと思いますが、この“空”は、春の空のように白を含んだような色ではなく、夏の空のように雲の白が勝つ空でもなく、また、冬の空のように固く弾くような空でもなく、まさに吸い込むように抜ける“青い空”のことで、よく、そんな晩秋十月頃の、空は澄み、雲もなく、広々と高い感じの空を眺めると、“天高く馬肥ゆる秋”の一説が思い浮かびますが、この言葉は、元は、中国北西部の農民の諺に由来するもので、夏の間放牧していた馬が、たっぷり草を食べて“肥える秋”の頃になると、馬に乗って略奪にくる蒙古人を恐れて、蒙古の襲来に対する警戒心を呼び起こすために、秋の季節に喩え、“馬肥ゆ”を引用したと伝えられています。
ただ、一年中で最もよいこの季節に、馬や牛、鶏などが“肥ゆる秋”なのは大変好ましいことですが、キリンズも日々“麒麟肥ゆる”傾向にあり、この“実りの秋”には、新米や、梨、葡萄、柿、栗、林檎などが糖分たっぷりに食卓に並び、また“香りの王様”松茸や、サンマ、イワシ、サケ、サバなどの“秋の味覚”が、いっそうの食欲を誘い、つい食べ過ぎてしまいがちですが、そんな折にも、“腹八分目に病なし”と健康を考え、節制を心がけたいものですね。
雁の声のしばらく空に満ち   ―高野素十
それでは、“天高し”空の深さを推しはかるような“秋の空”の下で、今週は地上でも群れをなして飛ぶ“雁の列”を眺められるようなよき一週間をお過ごし下さいませ。そして、今宵もそんな爽やかな“秋空”に魅せられて、『由美』&『けんたうろす』へとお越しいただけますこととご来店を心よりお待ち申し上げております。
 
 
 
♪“ありがとうございました” 胡蝶蘭に囲まれた『由美誕生日』♪
 
♪“天高し”爽やかな秋晴れの『久邇CC』 
http://www.princehotels.co.jp/golf/kuni/index.html
 
♪“松阪牛チャンピオン牛”の店『築地さとう』中央区築地4-2-9 TEL 3541-2929
http://r.gnavi.co.jp/g014000/
 
♪京橋シェ イノ』
*中央区京橋2−4−16 明治製菓本社ビル 1F tel 3274-2020 
http://www.manoirdinno.com/chef_index.html
         
 
 
♪細川護熙展 11月2日〜4日京都『柳孝』
♪芸術新潮10月号“熊本城築城400年記念特集 ”細川家 美と戦いの700年 
http://www.shinchosha.co.jp/geishin/
http://www.kobijutsu-kyoto.jp/memberslist/yanagi.html
 




















 

由美グルメリンNo.6‥台風一過の“秋晴れ”『レイク相模CC』♪ 四谷“閑静な一軒家のフレンチ”『オテル・ドゥ・ミクニ』での“由美誕生日”♪  

 
猫じゃらし   精いっぱいに   なびきけり   ―阿波野青畝
 
10月最後の週末は季節はずれの台風20号に襲われ、冷たい風雨に晒された関東地方でしたが、あなた様はいかがお過ごしでしたか?
キリンズの週末は、この“野分明け”の翌日曜日に、台風一過のすっきりとした秋空の下、上野原の『レイク相模CC』へと出かけておりましたが、お蔭で9月下旬並みの汗ばむほどの陽気に恵まれて、来たる11月4日(日)の【由美ゴルフ会】に向け、“晴れ女”の面目を保てた休日でした。

さて、今回の台風によって、野原一面に生えている“猫じゃらし”が、吹き抜ける風に倒れんばかりに靡いている光景には、なぜか冒頭の青畝の句が思い出されて、この句には、打ち伏す寸前まで深々と靡いている“猫じゃらし”にも、魂があるように感じられ、青畝の優しさが読みとれるようですが、今号では、そんな青畝に慈しまれた“猫じゃらし”こと「エノコログサ(狗尾草)」の名の由来について調べてみることにしました。

この「エノコログサ」とは、日本全土に分布するイネ科エノコログサ属の一年草で、“猫じゃらし”の俗称は、この穂で“猫をじゃれさせて”遊んだことに由来しますが、元は「いぬころ草」の意味で、穂の形が“子犬の尻尾”に似ていることから、“犬っころ草”が転じて「エノコログサ」という呼称になったとされており、漢字でも“狗の尾の草”と表記します。また、「エノコログサ」は、普段何気なく茂っているので、今まではことさら季節を意識しませんでしたが、古くより、秋の季語として“猫じゃらし”“ゑのこぐさ”“犬子草”“狗尾草”の名で多くの詩歌に詠まれ、さらに、縄文時代から日本人を生き永らえさせてきた重要な作物、“粟”の原種とされていて、今でこそ“粟”は、神事や泡盛醸造など特殊な目的以外、小鳥の餌ぐらいにしか利用されなくなってしまいましたが、その花言葉は遊び・愛嬌で、英語では“キツネの尻尾草(Foxtail grass )”と呼ばれています。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/monocotyledoneae/gramineae/enokorogusa/enokorogusa.htm
ところで、“いぬ”の名が付く植物は意外とあり、しかし、その由来は実際の“犬”とは無関係のものが 多く、有用な植物に似ていても「否(いな)、違う」とか「役に立たない」という意味でつけられたものも多く、“本物の植物”に対しての“ニセモノ”といった不本意な命名をされた例もあり、何も知らない“犬”にしてみれば全く迷惑なことで、つまり“人間用”ではなく“犬用”ということなのでしょうか、「麦」に対して「イヌムギ」、「稗」に対して「イヌビエ」、そして同様に、「イヌホオズキ」「イヌタデ」「イヌハッカ」といった名の植物も存在しますが、そんな中、上記「エノコログサ」は、単に“形”からついた名称で、また、別名では“イヌ”ではなく、「ネコジャラシ」と呼ばれているところがユニークで、同様の例では、和名「イヌハッカ」と呼ばれている同じ植物が、英名では“猫が好む香りのハッカ”という意味で「キャットミント」という名称で親しまれている例もあり、一度、猫にこの「イヌハッカ」を“マタタビ”のように与えてみてみたいものですね。(爪で引掻かれないように)
http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/dog_plant.html
 
良い秋や   犬ころ草も   ころころと  ―小林一茶
 
それでは、今週はからりと晴れ上がった気持ちの良い秋晴れの中で、風に靡く“犬ころ草”の愛らしい花穂を、空き地や公園に、そっと愛でられるようなよき一週間をお過ごし下さいませ。そして、神無月も残り僅かですが、きっと霜月を迎える前にまたお会いできますことと楽しみにお待ち申し上げております。
 
   
♪『オテル・ドゥ・ミクニ』特製“由美誕生日ケーキ”
 
♪『レイク相模CC』 
*山梨県上野原市棡原5000 tel 0554-67-2221
http://www.yc21.co.jp/
♪“台風一過の青空”『レイク相模CC』
♪『レイク相模』“特別室”からのOUT9番ホール
 
 
♪四谷“閑静な一軒家のフレンチ”『オテル・ドゥ・ミクニ』での“由美誕生日”
*新宿区若葉1-18  tel 3351-3810
http://www.oui-mikuni.co.jp/cgi-local/top/index.cgi
    *ミクニ特製“由美誕生日ケーキ”