No.41

キリンシスターズ グルメリン No.1‥あけましておめでとうございます♪ 『知恩院』&『青蓮院』への初詣♪ 銀座ステーキ『塩澤』♪
 
初日まつ  心しずかに  たかぶりぬ  ―富安 風生 
 
今日1月5日は“芹栄う”「小寒」で「寒の入り」となりましたが、この寒い最中のお正月休みはいかがお過ごしでしたか?
「寒の入り」とは、この日から十五日後の「大寒」を経て、「立春」の前日の「節分」までの約1ヶ月間が、「寒の内」または「寒中」と呼ばれていますが、一年中で寒さが最も厳しくなるこの「寒の入り」には、一定の日数の間や一定の時間の天候によって占う「寒試(かんだめ)」と云う占いや、また「寒九の雨」といって“寒の入りから9日目に雨が降るとその年は豊年”とか、その他“寒の内に凍れば豊作のしるし”、“寒に雨が降ると夏は雨が降らない”、“寒の内に雪が沢山降るとその年は豊作”など、様々な言い伝えがあり、このように昔から「寒の入り」には、その年の天候や作物の実りを占う俗諺が多く存在しています。
さて、今年は「戌年」にちなんだ「年賀状」が数多く届きましたが、この「年賀状」、本来は「元旦」に届くようにするのが礼儀とされていますが、生憎、昨年末のキリンズは忙しさにかまけて、せめて「松の内」までに届けば・・・と、年の瀬ぎりぎりの投函になってしまい、失礼しましたが、もう既にお手元に届いていらっしゃいますか?
この1月7日の「松の内」を過ぎてしまった「年賀状」は、その後は「寒中見舞い」とする慣わしで、「寒中見舞い」は、まさにその名のごとく厳寒期に相手の健康を気遣う便りですから、「喪中」であっても出すことが出来、従って、「喪中」で“年賀欠礼”をした人は、これからでも「寒中見舞い」を出すといいでしょうね。この「寒中見舞い」を出す期間としては、上記の「寒の入り」から「節分」までの間で、毎年ほぼ1月5日あたりが「寒の入り」なので、「5日過ぎたら寒中見舞い」と覚えておけば良いようで、その後は「節分」を過ぎると“寒”が明け「立春」を迎え、暦の上では“春”となりますが、2月4日以降は「春」とはいえ、まだまだ当分の間は寒い日が続きますから、この時季の寒さを「余寒」といい、今度は、この期間の挨拶状は「余寒見舞い」として送り、大体2月下旬まで出すことができます。http://tamagoya.ne.jp/manner/227.htm
ところで、今週末の七日は「七草」で、関東では“七日正月”という言葉のとおり正月七日迄を「松の内」、或いは「松七日」と云って、この日まで門松や注連縄を飾り、七日の早朝に「松送り」をするのが習慣となっている地域が多く、一方関西では十五日になって初めて「松送り」をするのが一般的のようです。
 
夜くだちて  浪音ばかり   松の内   ―高浜虚子
 
それでは、まもなく“七日正月”で終わってしまう「正月」ですが、せめて“松の内”にお逢い出来ますことと、ご来店心よりお待ち申し上げております。
そして2006年も『由美』&『けんたうろす』を、昨年同様にご贔屓にしていただけますこととよろしくお願い致します。
 
 
 
 
♪『知恩院』への“初詣”
http://www.chion-in.or.jp/
 
♪『青蓮院』
 
♪『青蓮院』“青不動明王” http://www.shorenin.com/
 
 ♪銀座ステーキ『塩澤』  中央区銀座8-3-10 トミタビルB2  tel 3572-7613




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥『由美』&『けんたうろす』を今年もよろしくお願い致します♪ 『財界賞・経営者賞』贈呈式 at東京會舘♪ “酒と味”銀座『大羽』♪ 
 
新しき 年のはじめに かくしこそ 千歳をかねて 楽しきをつめ −古今和歌集
 
暦では、“泉水温をふくむ”「小寒」次候となりましたが、「七草」から始まったこの三連休はいかがお過ごしでしたか?
キリンズはまたもや新年早々風邪に侵され、正月明けの疲れに寝込んでおりましたが、でもお陰で、「七草」には、胃を優しく労わる「七草粥」を食すことができ、初春の野から摘んできた野草の生命力でようやく蘇生できましたが、この時季の“箸休め”ともなる「七草粥」は、日頃グルメ三昧のキリンズにとっては、まさに理に適った食事と言えるでしょうね。
さて、この「七草の日」は、“七草の祝い”とか“若菜の節”と云いますが、元は中国に於いて「人日(じんじつ)」と呼ばれ、「五節句」の一番最初の日にあたります。「人日」とは、文字通り “人の日”の意味で、その昔、中国には元日から六日までの各日に、獣畜を当て嵌めて占いを行う風習があり、この占いとは、元日には鶏を、二日には狗を、三日には羊を、四日には猪、五日には牛を、六日には馬をと云うように占っていき、それぞれの日に占いの対象となる獣畜を大切に扱い、そして新年七日目は、人を占う“人間の日”と云う意味で、その日七草の若菜を羹(あつもの)にして食べると、年中無病でいられる、と言い伝えがありました。
これが日本に伝わり、古くから我国にもあった七種粥(米、粟、黍、ひえ、みこ、胡麻、小豆)と混じりあって、この行事が生まれ、さらには古来からの“若菜摘み”と云う風習と結びつき、その後、江戸幕府が公式行事として「人日」を祝日にしたことから、この「七草粥」の風習が一般の人々にも定着していきました。
http://www.bukyu.com/seck/s1.html 
http://www.ningyo-kyokai.or.jp/sekku/jinjitu/jinjitu.html

ところで、明日11日は「七草」に続き、「鏡開き」の行事が行われますが、この 「鏡開き」は、元々新年の仕事・行事初めの儀式のひとつで、“鏡”は円満を、“開く”は末広がりを意味し、室町時代の武家社会の風習として広まったと云われています。

鏡開き」とは、飾っていた鏡餅を1月11日に下げる風習の事ですが、“割る”“切る”と云う言葉は武家社会では、縁起が悪いと忌み嫌われていたため、刃物で“切る”とは言わず、手や槌で割って“開く”と縁起良く表現し、さらに“運を開く”にかけて「鏡開き」となったそうです。
そしてかっては、1月20日に行われていた行事でしたが、徳川家の3代将軍・家光の命日が20日にあたることから、幕府が「蔵開き」の11日に変更し、それが現在に伝えられたという説もあり、やがてこの“開く”は仕事始めの意味をも含み、商家の「蔵開き」の日にも選ばれるようになりました。
 
朝より  小寒の日の  外出かな ―稲畑汀子
 
それでは、今週は「鏡開き」の日には縁起餅を食し、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(かぶ)、スズシロ(大根)などの「七草」の若菜を摘みながらご一緒に・・・
「七草なずな、唐上の鳥と日本の鳥と、渡らぬ先に、七草はやす」とか、「唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に、七草はやす、おてこてんてん」などと七草囃子を唄いながら、今年一年の皆様の幸せと無病息災をお祈り致しましょう。
 
 

 
♪『財界賞』 at東京會舘  
6, Jan, 2006
http://www.zaikai.jp/
 
♪”酒と味”『大羽』
中央区銀座8-2-16ハ tel 3571-4302
 
 
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3‥『祐子さん誕生日会』♪ 『ミクニ』“トリュフづくし” “メニュー・ドゥ・トリュフ・ノワール”♪ 『けんたうろす』1月のCockatail“流氷”♪ 洗練されたサックスの音色『KennyG』♪ 柔らかな春の陽気『メイプルポイントGC』“VIP ROOM”♪

 
夜をこめて   大根を煮る   小正月    ―細見 綾子
 
暦では“雉始鳴”「小寒」も末候となりましたが、松が明けて迎えた「小正月」は、いかがお過ごしでしたか?

この「小正月」とは、元旦を「大正月」と呼ぶのに対して正月の“望の日”のことで、中国式の太陰太陽暦が導入される以前は、“望の日”すなわち“満月”が“月初”と考えられていたことに由来し、「小正月」の前日の十四日は若餅を搗いて、白い餅を楢の木に付けて飾り、十五日の朝には、前日に搗いた餅で“小豆粥”を食べる習慣がありました。

「小正月」に“小豆粥”を食す習慣は、古くは『土佐日記』や『枕草子』などにも記されていますが、年神や祖霊を迎える行事の多い「大正月」に対して、「小正月」は豊作祈などの農業に関連した行事や家庭的な行事が多く、また年末年始の慌しさが一段落し、“松の内”に忙しく働いた主婦を労う意味で、「女正月」とも呼ばれます。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%AD%A3%E6%9C%88
ところで、「小正月」には、「どんと焼き」と云う平安時代に宮中で行われていた祭事があるのをご存知ですか?
関西ではこの「どんと焼き」は一般的な祭事で十五日に行い、対して関東では“松の内”明けの八日に「どんと焼き」が行われるところが多く、東西の日にちの違いは、江戸時代の幕府の“正月短縮”のお達しに因るそうですが、この日、全国の神社や村や町では正月飾りや古い札や書初めなどを燃やします。
http://allabout.co.jp/family/ceremony/closeup/CU20050107A/
このように日本では古くから、大きな火を炊くことは“魔よけ”や、清浄の世界を回復するための大切な行事とされており、書初めが高く燃え上がれば字が上達し、また「とんど焼き」の火にあたれば病気にならないと云われ、その他にも「どんと焼きの火にあたると若返る」とか「どんと焼きの火で焼いた餅を食べると一年間病気にならない」、「燃えさしを家の天井につるしておくと火事にならない」など、地域によっては実に様々な言い伝えが生まれました。
 
新年は正月に打ちたる毬杖を真言院より神泉苑へ出して焼きあぐるなり―徒然草
 

それでは、年々「小正月」の風景も変わりつつありますが、昔ながらのこれらの伝統行事を、廃れることなく次代へと引き継がせ、いつまでも続けて欲しいものですね。そして睦月十六日は「薮入り」ですが、今週は『祐子さん誕生日会』へと、きっとお越しいただけますことと、ご来店心よりお待ち申し上げております。 

 
   
♪『祐子さん誕生日会』1月18日・19日・20日
♪『けんたうろす』1月のCocktail『流氷』-Vodka, Blurberry Liqueur,Chizano Bianco,Lime juice, Blue Curacao.
 
♪冬の空に響く“洗練されたサックスの夕べ”
『KennyG』 at 東京フォーラム
 http://www.kennyg.com/
 

♪『ミクニ』“トリュフづくし” 
“メニュー・ドゥ・トリュフ・ノワール” 
♪憧れの食材“トリュフづくし” 【メニュー・ドゥ・トリュフ・ノワール】 
〈ランチ/ディナー お一人様 ¥30,000〉
♪『オテル・ドゥ・ミクニ』 新宿若葉1-18 tel 3351-3810
 
♪『メイプルポイントGC』 2F “VIP ROOM”

       
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥“Happy birthday to祐子”♪  『パリの徳川埋蔵金』伯爵・神山 宏♪ 『BEIGE TOKYO』 atシャネル銀座ビルディング♪ 『サンメンバーズ』“エクセレントクラブ新宿”♪
 
大寒の   力いつぱい   落つる日よ  ―下村非文
 
暦では、まもなく二十四節気最後の節「大寒」を迎えますが、昨日よりまた“寒”が戻り、「冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり」と寒さは栗烈として極まれり、まさに頂点の感じとなりましたが、この峻烈な寒さの中いかがお過ごしですか?
この「大寒」後十五日で“寒”が明けますが、その一方では「大寒」には「小寒」の雪が融けると云う言葉もあるように、微かに春の息吹が漂う日もあり、寒さに強い花から咲き始めて、春がだんだんと用意されてゆきます。
さて、キリンズはこの“寒”の“味覚の王様”、世界三大珍味の高級食材「トリュフ」の旬の味を、先週の「ミクニ」に続き、またまた賞味できる光栄な機会に恵まれました。

この「トリュフ」とは、地中に育つキノコの一種ですが、いくつかの種類の中でも「黒トリュフ」は、“黒いダイヤモンド”とも呼ばれる薫り高い大変な貴重品で、ハツバミやクルミの木と共生関係にあり、雌豚や訓練された犬などによって捜すと云う独特の方法で収穫されます。
また熟成するにつれて香りは強くなり、その色合いも濃くなっていき、フランスのぺリゴールの「黒トリュフ」は昔からとりわけ逸品として珍重されています。

そこでキリンズは、せっかくのこの貴重な機会に「トリュフ」の歴史について、調べてみることにしました。
「トリュフ」という名称が文書に認められるのは、紀元前16世紀頃が最古とされていますが、しかし遥か古代の起源を示す文献が少なく、その誕生は未だミステリアスなままで、当時は「地中から現れる強烈な香りの奇妙な食べ物」として記述されていました。
その後のギリシア・ローマ時代になると多くの記述が残っていますが、それが今の「トリュフ」を指しているのかは明らかではなく、この時代を過ぎると、今度はキリスト教徒の支配が続き、ローマ帝国が東西に分裂し、フランス料理が復活する14世紀 になるまで、忘れられた存在で歴史的書物にその名は登場しません。
そんな「トリュフ」が華々しく歴史に登場するのは、今から約300年ほど前、17世紀半ばのフランスでのぺリゴール産「黒トリュフ」の発見で、野生のイノシシが山中に集まって地面 を掘り起こし、黒く丸い茸のようなものを食べているのを人間が取り上げてみると、ごつごつした黒い「トリュフ」だったと言われています。
ところで、「トリュフ」には「白トリュフ」と「黒トリュフ」の種類がありますが、どちらが高価かご存知ですか?
「黒トリュフ」で最も有名なのものはフランスのペリゴール産で、次いでイタリア、ウンブリア州ノルチア産となり、一方「白トリュフは」、イタリア北部でしか採れないほど産出量が少なく希少で、「黒トリュフ」の何倍も高価で取引されています。
また「黒トリュフ」と「白トリュフ」では、その料理の仕方も大きな違いがあり、「黒トリュフ」は量を多く用い、他の高価な野菜と同じように使われますが、対して「白トリュフ」の方は、むしろ香料としてその存在を発揮し、芳香を料理に移すというように風味を大切にした使われ方で、使われる量はごく僅かです。
「トリュフはきわめて不思議な魅力を持ち、もっとも香り高く、確かな徳をそなえている。まさに料理の黒いダイヤモンドである。シェフの口の中でトリュフは贅沢な感触、豪華さそのものを意味する。料理にとってトリュフは裁縫にとっての刺繍に等しい。」―レイモン・オリヴェ
http://www.arcane-jp.com/item/foods/truffe/truffe-2.html
 
大寒の   のつしのつしと   来る如く  ―中嶋音路
 
それでは、寒さの最も厳しい「大寒」ですが、この時季には“香り松茸、味しめじ”に対抗し得る西洋の雄「トリュフ」を食し、“香り白トリュフ、味ポルチーニ”の、“コリ・シャキ”の食感の感動を是非味わって下さいませ。

♪『パリの徳川埋蔵金』伯爵・神山 宏(審美社刊)

http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31632019

 
♪『BEIGE TOKYO』“シンプルで洗練された空間でのフレンチ” atシャネル銀座ビルディング10F
中央区銀座3-5-3 tel 03-5159-5500 http://www.beige-tokyo.com/

♪“黒トリュフ”
     
 
 
♪『サンメンバーズ』“エクセレントクラブ新宿”
東京都新宿区西新宿3-5-13  tel 03-3349-8601
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥祐子さん誕生日には沢山のお祝いをありがとうございました♪ “二十歳の君の日に”伊集院 静のエッセイ♪ 恵比寿『松栄』&六本木『松栄』♪
 

雪降れば  冬ごもりせる  草も木も  春に知られぬ  花ぞ咲きける―紀 貫之

 

暦では“水沢あつく堅し”「大寒」も次候を迎える頃となり、先週土曜の東京は、今冬初の雪化粧に見舞われましたが、大雪の余波が残るこの週末はいかがお過ごしでしたか?
東京の雪景色は実に8年ぶりで、朝から消えることなく深深と降り続いた雪のため、キリンズは翌日曜のゴルフもキャンセルし、雪で凍える寒さを避け「冬ごもり」しておりましたが、空も地も白一色に包み込んだこの白銀の世界は、美しくそして冷たく、“籠もる”深さや静けさの中に、凛とした空気を運んくれるかのようでした。
さて「万葉集」では“春”の枕詞に用いられるこの「冬ごもり」ですが、冒頭の「古今和歌集」では紀 貫之は、わざわざ詞書に「冬のうたとてよめる」と表し、また俳句に於いても冬の季語で、かの芭蕉は「折々に 伊吹をみては 冬ごもり」と、毎日「千川」の屋敷にて、雪を観て冬を越す優雅さを詠っていますが、この古えからの風雅な“冬の表現”「冬ごもり」と、「冬眠」とは、どのような違いがあるかご存知ですか?
例えば熊の場合は「冬ごもり」で、ヤマネやリス、蛇は「冬眠」、虫は「越冬」と様々な云われ方がありますが、この違いは、「冬ごもり」は「冬眠」と違って、眠りは浅く、脈拍や呼吸数が多少減るものの、何かあったらすぐに覚醒でき、人が近くを通ると起きて穴から飛び出すということもあり、熊は「冬ごもり」の間は、飲まず食わずで排泄も無く過ごします。
そのため、現代医学では、この熊の身体の機能を人に応用して、現在では不治の病でも、治せる未来まで、眠らせておくことが出来ないか?と云う研究がなされているそうです。
一方の「冬眠」は、脈拍や呼吸数、体温とも下がりきって新陳代謝が殆どない仮死状態で、小さな哺乳類は、体重に対して表面積が大きいので、足・耳・頭・顔の全部を畳み込んで、食料の少ない時期を最小限のエネルギーで死んだように過ごすことです。
http://www.tamajin.jp/column/moegi/
http://www.picchio.co.jp/contents/tote2005-1/
 冬ごもり  思ひかけぬを  木の間より  花と見るまで  雪ぞ降りけるー紀 貫之
キリンズは雪深い地方の方々には多少申し訳なく思いながらも、この週末はこんな“木の間”から見える“降る雪”を“散る花”に譬え、儚い一瞬の“純白”の世界に憂いだ休日でした。
 
雪晴と    いうまぶしさを    歩きたく    ―稲畑  汀子
 

それでは、まだまだ厳しい寒さの「大寒」ですが、“雪晴”の今朝はこの句のごとく爽やかな気分で今日一日を過ごしたく思いますので、どうか睦月終えぬうちにまたお逢い出来ますこととご来店心よりお待ち申し上げております。

 
   
♪Happy birthday to 祐子
♪伊集院 静「成人の日」のエッセイ
*1月9日(月)讀賣新聞・朝日新聞に、
恒例の「成人の日」のサントリー広告が掲載されました。
http://www.ijuin-shizuka.com/news/index.htm
♪『恵比寿 松栄 』
 東京都渋谷区恵比寿南1-2-4  
 tel 03-3711-4364
 
♪『六本木 松栄』 東京都港区六本木6-7-9 
エムズ 六本木1F  
tel 03-5775-7236
http://www.pewters.co.jp/shops/matsue/
 
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.6‥『伊勢正三 with センチメンタル・シティ・ロマンス LIVE 2006』♪ DVD『LIVE GARDEN final』♪ 多方面に活躍中!『さかもと未明』♪ 銀座探訪“西五番街”『GINZA WINE HOUSE』&おでん『力』♪

 
都会の朝の吐息が  窓を曇らすwo-冬の地下鉄
君の声が聞こえて  振り向いても  寄せる人波
あの頃許せなかった街に  今は一人流されて―伊勢正三「冬の地下鉄」
 

“寒”の冷たい風に凍えた昨夜のキリンズは、外の寒さとは裏腹に、心温まる優しい音色が都会の夜に響く『伊勢正三 with センチメンタル・シティ・ロマンス』のライヴを聴きに、「東京フォーラム」へと参りました。

『伊勢正三』こと“正やん”は、1970年代を代表する伝説のスーパーグループ「かぐや姫」や「風」での活躍が有名ですが、その後の80年代のソロ活動でも数々の伝説を築き上げてきたアーティストで、今尚、変わることなく“永遠の青年”の面影のままに、“永遠の青春”を告げるラブソングを、“あの頃、同じ青春を過ごしたすべての人々へ”と、心を籠めて歌い続けています。

今回のライヴは、その“正やん”と名古屋が誇るウエストコースト・アメリカン・ロック・バンド「センチメンタル・シティ・ロマンス」http://www.universal-music.co.jp/scr/との共演で、“正やん”の甘い歌声と、ストリングス・カルッテットのハーモニーとが見事にマッチし、共に失った恋の歌の数々を、 哀しみの情緒を保ったまま、心地よいギター・サウンドと、完璧なコーラス・ワークで、カリフォルニアの青い空のごとく爽やかなフォークサウンドで歌ってくれました。

思えば、“正やん”の代表作『なごり雪』の歌詞のように、春の残雪が消えぬ名古屋の街をひとり離れ上京した私ですが、あの頃は、ただひたすら早く大人になりたくて、そして早く“22歳”になりたくて・・・訳もなく、恋の苦さも分かぬまま『22歳の別れ』を、口ずさんでおりましたが、私にとっての“正やん”の作る歌は、まさに青春そのものでした。
そんなキリンズの青春の1ページ“正やん”の、“あの頃のまま”まるで時が止まった様に変わらぬ姿に、久しぶりに故郷への郷愁と、淡い恋の想いとが蘇り、懐かしさに浸りましたが、“正やん”曰く、「魂はいつまでも歳をとらず 永遠」だそうで、その言葉が“正やん”の“若さ”の秘訣のような気がして、あくまでも自然で、そして時の流れるまま飄々と生きる“正やん”を、どうかこれからもキリンズとともに、末永く応援していただきたく存じます。
そしてご機会ありましたら、“永遠のフォーク青年”『伊勢正三』の『LIVE GARDEN final』を、是非ご覧いただけますようよろしくお願い致します。http://www.ise-shozo.com/
このまま大人になる  あの日何を信じるたの
何もかもが二度と戻れない 輝きだったのか
都会の朝の階段  駈け昇ればwo- もう春の香り―伊勢正三「冬の地下鉄」
 
それでは、“寒”も残すところ僅かで、音も無く暦上の“春”を迎えますが、どうか睦月中にまたお逢い出来ますことと楽しみにお待ち致しております。 
 
♪多方面に大活躍“さかもと未明” 
http://www.bestlife.ne.jp/sakamoto/column/051209.html
 
♪『伊勢正三 with センチメンタル・シティ・ロマンス LIVE 2006』 
at 東京フォーラム 25, Jan, 2006
♪“あの頃のまま”永遠のフォーク青年“正やん” http://www.ise-shozo.com/
 
 
♪『GINZA WINE HOUSE』 中央区銀座6-7-4 tel 3572-1235
http://www.ginzatact.co.jp/winehouse/
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥『由美節分祭り』♪ THE ROLLING STONES“A BIGGER BANG world tour2005-2006”♪ 暖かな春節の休日『久邇CC』♪ “祝6周年”代沢の洒落た一軒家・焼肉『韓てら』♪  
 
旧正の   雪積んで谷   あらたまる   ―宮津昭彦
暦では、いよいよ二十四節気最後の七十二候“鶏とやにつく”「大寒」末候となり、旧暦の新年を迎えましたが、昨日の東京は、お陰で三月上旬の気温となり、まさに「春節」に相応しい春の気配が漂う一日でしたが、そんな初春の休日はいかがお過ごしでしたか?
「春節」とは旧暦のお正月のことで、日本に於いての旧暦の春といえば「立春」ですが、中国のお正月といえばこの「春節」に、旧暦の新年“元日”を祝います。
この「春節」の日付は古来より旧暦の一月一日と決まっていますが、太陽暦と異なり毎年違い、通常のカレンダーでは分かりづらいですが、太陽暦は地球が太陽の周りを1周する365.24219日=1年とする暦で、対して、旧暦(陰暦)は、月が地球の周りを1周する29.53039日=1ヶ月とし、小月が29日、大月が30日。1年=12ヶ月=354日または355日とする暦です。

また太陽暦の1年は365日(閏年は366日)ですから、旧暦は太陽暦よりも1ヶ月ほど遅れることになりますが、古代中国では旧暦を基準に生活が営まれており、太陽暦が使われるようになったのは1911年に清王朝が倒れ、辛亥革命が成立してからです。
その後1949年に、中国の記念日とそれに伴う国民の休日を統一する規定が定められ、これらの記念日は太陽暦をもとに日付が制定されましたが、「春節」についてはそのまま旧暦の1月1日とし、休暇は3日間となりました。 
http://tamagoya.ne.jp/manner/230.htm
http://www.pref.nagano.jp/soumu/kokusai/cir/china/syun.htm

そんな由来の「春節」ですが、アジアを中心とする世界各地の中国語圏での昨日29日は、旧暦の正月を迎え、今年の干支である「戌年」の幕開けを祝うイベントが行われたようで、約3000年前に遡る中国伝承の占いによるとこの「戌年生まれ」の人とは・・・
―忠誠心が深く、素直で不正を嫌う性質。人の歓心を買おうとする傾向が強い反面、自由平等のために戦うため、良きリーダーの資質を持つ。ただ、頑固で自己防衛心が強く、挑発されると激怒するという欠点がある・・・そうで、「戌年生まれ」の世界の指導者には、クリントン前大統領やブッシュ大統領、盧武鉉 (韓国大統領)などがいて、「 戌年生まれ」と相性が良いのは、子年、丑年、巳年、亥年生まれで、反対に相性が悪いのは、辰年生まれと午年生まれで、中国の胡錦濤国家主席や温家宝首相(ともに午年)、朱鎔基元首相(辰年)、日本の小泉首相(午年)が該当し、この他世界各国・地域首脳の干支を見てみると、オーストラリアのハワード首相と台湾の陳水扁総統は、繊細かつ聡明で運に恵まれ、衝動的に行動しない卯年。香港の曽蔭権行政長官とイランのアフマディネジャド大統領は、好奇心の強さと理解の早さで他の追随を許さない申年。ブレア英首相は巳年、ロシアのプーチン大統領は辰年、ドイツのメルケル首相は午年だそうです。 http://cnn.co.jp/fringe/CNN200601260025.html
 
夜に入りて   訪ふ誰彼や   節分会   ―星野 立子
 
それでは「春節」から始まった今週ですが、『由美』では、華やかに『節分祭』を催しますので、どうか今年の「節分」には、「戌年生まれ」の“年男”方々は、是非豆撒きなどしていただき、今年一年の厄除けと幸福を祈り、またの皆様の無病息災をお祈りしていただきたく存じます。
♪2月1日・2日・3日『由美節分祭り』ご案内
 
♪来日公演決定3月22日&24日 at東京ドーム
http://www.rollingstones.com/home.php
 
♪『久邇CC』  29, Jan, 2006
♪暖かな「春節」の休日『久邇CC』
 
 
♪祝6周年 代沢の洒落た一軒家『韓てら』
♪焼き肉『韓てら』 世田谷区代沢3-12-26 tel 3421-1798 http://www.kantera.co.jp/