No.36

キリンシスターズ グルメリン No.1‥由美夏まつり”♪ 『けんたうろす』8月のCocktail “Aloe Splash”♪ 旬の魚『魚魚亭』♪ 木曽『御嶽山』&木曽義仲の里“木曽路”『日義村』♪&『徳音寺』♪ 八月納涼歌舞伎♪ 
 
晴れ晴れし 朝日かがやき 澄みわたる 山の息吹か  清らなる 川の流れは 君したう この木曽の谷 −河原地近思「巴御前哀歌」
 
暦では葉月を迎え、“大雨時々降る”「大暑」も末候となりましたが、暑気いよいよ絶頂に達するこんな時節はいかがお過ごしですか?
キリンズの先週末は、木曽の霊峰「御嶽山」を望む信州木曽路「日義村」へと、都会の猛暑と喧噪を逃れ避暑へと行って参りました。
ここ木曽路「日義村」は、中仙道「福島宿」の北隣「宮ノ越宿」に位置し、彼の地は元は、朝日将軍の名で名高い「木曽義仲」が、平家討伐の挙兵の旗揚げをした地であり、また幼少の頃「駒王丸」として育った地としても知られ、「義仲」ゆかりの旧跡が多い村です
「木曽義仲」は、平安時代の終わり、貴族社会から武家社会への変換期に活躍した武将としても有名ですが、ただ残念なことに、改革に夢を膨らませて新しい時代作りを実行したこの若き武将は、その後の歴史上ではあまり良いようには語られず、清和源氏の一族で河内源氏の流れを汲む血統ながらも、今でも山猿”とか“田舎者”とか称され、誤解されているかのようですね。
キリンズの今回の旅は、そんな“朝日が昇るように輝かしく、夕日が沈むように儚い”「木曽義仲」の僅か31年間の生涯を辿り、古えの歴史とロマンに夢馳せる想いを、この「日義村」にて感じることの出来る旅でした。
ところで「木曽義仲」にとって欠かせないは、美貌の愛妾“女武将”「巴御前」の存在ですが、この「巴」の“片手に恋を片手には剣を。馬に跨る女武者”としての勇姿を、歴史に轟かせたのは、井上靖の歴史小説にも由るところが大きいようですが、「巴」は常に「義仲」とともに戦場を駆けめぐり、“とも”に笑い“とも”に泣き平安の世を生きました。
そんな二人の悲しい“最期の別れ”は、宇治川の戦いで源義経に破れ敵中を突破して北陸へと落ちのびるとき、「義仲」は“とも”に最期を迎えようとする「巴」の願いを聞き入れず、「木曾殿の最後の戦さに女を連れていたと言われるのも心外なり」と、これが「巴」との生き別れとなり、その後の「巴」の生涯は諸説様々ですが、この悲恋の物語を歴史の浪漫として、胸の奥に秘めておくのも、遥か平安時代の哀愁の憂いを感じ素敵なことかもしれませんね。
http://www.realintegrity.net/~tnyuji/etc/yoshinaka.html
http://www.hakaishi.jp/tomb/06-6.html
 時は源平木曽谷も 人は義仲 巴御前
 悍馬を制して野山馳せ 若き二人のその雄姿
 いざ出陣ぞ八幡宮 きりり兜に薄化粧 
 義仲はやる駒抑え 巴と交わす笑み涼し ―河原地近思「木曽義仲」より
 
それでは、古来より神々が宿る霊峰「御嶽山」にて、まさに神の降臨“御来光”を拝み、自然の恩恵に授かってきたキリンズを今週もよろしくお願い致します。
そして『由美夏まつり』へも、きっとご来店いただけますことと心よりお待ち申し上げております。
 
   
 
♪『けんたうろす』 8月のCocktail 
“Aloe Splash”
Gin, Dita, Fresh Grapfruit,Fresh Aloe,.
 
♪『由美夏まつり』ご案内
 
♪『御嶽山』山頂3067m  剣ヶ峰に建つ『御嶽神社』
♪『御嶽山』御来光 ♪
 
♪田ノ原“大黒天神社” & 『御嶽神社』“奥社” & 『御嶽山』王滝登山口 
 
♪信州 木曽路『日義村』 “義仲館” http://w2.avis.ne.jp/~hataage/yoshinaka-kan.htm
♪木曽義仲・巴御前墓所『徳音寺』 http://www.avis.ne.jp/~hiyoshi/yaka.html
 
♪伊香保おもちゃと人形博物館  http://www.ikaho-omocha.jp/

 
♪旬の魚『魚魚亭』 中央区日本橋茅場町2-4-4   tel 03-5640-2495




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥『由美』&『けんたうろす』共にお盆休みなく“暦どおり”です♪ “由美夏まつり”♪ ART FAIR東京♪ “おでんと旬采”ぎんざ『力』♪ 薩摩料理『島津亭』“夏のコース”♪ 『源 吉兆庵』8月の生誕記念お菓子“滝 錬太郎ごのみ”♪ 
 
春雲は綿の如く 夏雲は岩の如く 秋雲は砂の如く 冬雲は鉛の如し ―正岡子規
 
暦の上では、まもなく“秋”が立ち、葉月七日は「立秋」を迎えますが、天気図ではまだまだ太平洋高気圧が勢力を保ち、厳しい暑さの週末ですが、いかがお過ごしのご予定ですか?
冒頭の句で子規は、感性豊かに四季の雲を表現し、「立秋」の頃の雲の様子を、垂直に沸き立つ“夏雲”に対し、“秋雲”は水平に流れ出て、まるで刷毛で砂を刷くごときと詠んでいますが、さて何故、“夏雲”は“岩の如く”なのでしょうか?
そもそも“雲の素”は水蒸気で、この水蒸気は気温が高ければ高いほど空気中に多く発生し、それゆえ“夏雲”は水滴の塊となり、まるで“岩の如く”大きく聳え立つ入道雲となります。その一方で“秋雲”は、太平洋高気圧の勢力が弱まるにつれ、“砂の如く”流れるうろこ雲として発生し、このように季節によって雲の形が違うのは、上空の気温や風の影響などに因りますが、あいにくこの灼熱の太陽の下では、“砂の如く”流れる“秋の巻雲”には、まだまだ当分の間はお目にかかれそうにもない様子ですね。http://www.nowden.co.jp/info/tips/infobox030.html
さて、暑さ猛々しいこの「大暑」の“暑中”は、「立秋」前日までで、それ以降は“残暑”となりますが、毎年この時季が一年で最も暑く、実際に秋の気配はまだ少しも感じられませんね。
この時季に出す“暑中見舞い”は、親や知人の安否を気遣い、自身の様子をも知らせる便りとして、慣習化されたものですが、「大暑」から「立秋」までに出すのが正式です。また「立秋」を過ぎてしまったら“残暑見舞い”として送り、8月末日までに出しますが、ただ以前ほどこの“暑中葉書”を出す人の数も減り、変わりにネット上での“暑中伺い”などが増えて、最近ではうちわに切手を貼ったような、ユニークな“暑中見舞い”も登場していますが、このようにどんなかたちでも、これからも“暑中伺い”の習慣を続けていきたいものですね。http://allabout.co.jp/family/ceremony/closeup/CU20010708A/
 
   秋の雲   しろじろとして  夜に入りし   ―飯田蛇笏
 
それでは、夜の帳が降りていく中で、雲の白さがひと際瑞々しい“秋雲”の「立秋」も間近です。
―“夏より秋にかけての夜は、美しさいふばかり無き雲をみることあり”(幸田露伴)と、今宵もこんな風情であなた様のお越しをお待ち申し上げております。
そして『由美』&『けんたうろす』は、共にお盆休み無く“暦どおり”の営業ですので、きっとお盆中の銀座へもお越しいただけますこととよろしくお願い致します。
 
♪“由美夏まつり” & 『ART FAIR東京』 http://www.artfairtokyo.com/
 
♪『源 吉兆庵』 
8月の生誕記念菓子“滝 錬太郎ごのみ”&マスカットシャーベット
http://www.kitchoan.co.jp/
 
♪タチアオイ photo by Hiromitsu-Tsuchiya
 
 
♪『ぎんざ 力(』りき)
♪中央区銀座7-6-4 tel 5568-2223
http://allabout.co.jp/gourmet/eatout/closeup/CU20030106A/

 
♪キリンズの“浴衣まつり”
 
♪薩摩料理『島津亭』 キリンズと“若女将”大村 芳ママ
♪薩摩料理『島津亭』  
http://r.gnavi.co.jp/g229300/
中央区銀座6-4-8 ニューギンザビル3号館4F tel 3574-7839
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3‥お盆も“暦どおり”に営業致します♪ 究極のフレンチ『Chez Inno』♪ “秋立つ日”の『磯子CC』♪ 平城京の古都『東大寺』&『春日大社』♪ 平安時代の“塔”『浄璃寺』♪ 『AUX AMIS』

 
    秋立つや   川瀬にまじる    風の音    ―飯田蛇笏
 
暦では、“初めて秋の気立つがゆへなれば也”の「立秋」を迎えましたが、“秋”とは名ばかりで、まだまだ残暑厳しい最中ですが、こんな朝はいかがお過ごしですか?

昨日の衆議院解散は、予め予想されていた事とはいえ、本当に突如の出来事で、その所為でこれまでの夏休み気分から一転し、慌しい気配の八月となりましたが、『由美』でもお陰で“選挙一色”の夏で、“暇な八月”となりそうです。

キリンズの先週末は、そんな炎天下の現実に背を向けて・・・
「あおによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」(万葉集・小野老)と、遥か奈良時代の“古都”を偲んで、「平城京」散策へと出かけた週末でした。

この「平城京」は、710(和銅3)年に時の元明天皇が“都”を「藤原京」より遷都してから、784年に桓武天皇が「長岡京」に移すまでの“都”ですが、奈良朝の僅か70余年の歴史ながら、この古えの“都”を中心に繰り広げられた日本の古代文化は黄金時代とも謳われ、唐の“都”長安に倣って造られた街は、律令制度が整う大規模な“都”となり、天平文化の花を咲かせました。http://db.gakken.co.jp/jiten/ha/518760.htm

また「奈良」の歴史を辿ると、遥か悠久の昔の弥生時代以前までも遡ることができ、旧石器時代や縄文時代の石器も出土し、発掘された弥生時代の遺跡の中からも、その時代には既に稲作に適した“村”ができていたと考えられています。
4世紀頃の古墳時代に入ると、有力な豪族などが大和盆地に大きな墳墓を造るようになり、その後6世紀末頃からは、一族である“大宅”“小野”などの諸氏が勢力を伸ばし、そして「飛鳥」の「藤原京」から「奈良」へと“都”が移されて「平城京」が築かれました。
ところで余談ですが、「奈良」と云う地名の由来は、元は朝鮮語の“クニナラ”からであると云われていますが、この“クニナラ”の“ナラ”が“都”を表していて、「奈良」の“都”「平城京」が、中国の長安に倣って造られている事とも関係があるようですね。http://www.nara-town.com/history/

  あおによし 奈良の都に たなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも ―万葉集・遣新羅使のひとり

それでは、古えの“都”にて「東大寺大仏殿」を拝み、「春日大社」にて神の使いとされる“神鹿”と戯れ、元気いっぱいのキリンズを今週もよろしくお願い申し上げます。そして『由美』&『けんたうろす』は、このお盆は休まず“暦どおり”に営業致しますので、きっとお盆中の静かなる銀座へも、お越しいただけますこととご来店心よりお待ち申し上げております。
♪キリンズ“夏まつり”
♪浴衣のキリンズ
 
 
 
♪『Chez Inno』 中央区京橋2-4-16 明治製菓本社ビル1F
http://www.french.ne.jp/cdt/inno/inno.htm
♪究極のフレンチ『Chez Inno』
♪『Chez Inno』 伊東賢児ソムリエ & 井上 旭オーナーシェフ

 
♪“秋立つ日”の『磯子CC』
横浜市磯子区洋光台6-43-24
045-833-0641
 
♪『東大寺』山門 & 『春日大社』の“神鹿” http://www.todaiji.or.jp/
♪『浄瑠璃時』 平安時代よりの“三重の塔”
 
♪『AUX AMIS des Vins』 http://www.auxamis.com/
中央区銀座2-5-6 P・Vビル  tel 3567-4121




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥“男のこだわり”をお届けする番組【MONO・侍】が始まりました(テレビ東京 火曜am26:00~26:30 日曜am6:30~7:00 BSジャパン他)♪ 『TANTO TANTO elegante』“夏の限定メニュー”♪ 『恋しくてヨコハマ』西城はるか♪
 
   蓮の葉に   盛れば淋しき   ご飯かな  ―小林一茶
 
『由美』&『けんたうろす』では、今年の“お盆”は休まず、“暦どおり”の営業ですが、今号でのキリンズはそんな“お盆”の由来と作法について調べてみることにしました。
“お盆”とは、先祖の霊があの世から帰って来て家族と一緒に過ごし、また帰って行くと云う日本古来の信仰に基づく行事ですが、その語源は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略したもので、元は梵語の“ウランバナ”(逆さ吊り)を漢字で音写したものと云われています。
この“お盆”の始まりについては、「盂蘭盆経」の中では“親孝行の大切さ”を説いた教えが、昔から知られていますが、それはある時お釈迦様の弟子の中でも、一番の神通力を持つとされている目連尊者が、“ウランバナ(逆さ吊り)”に苦しんでいる母親を助けたく、お釈迦様に救う方法を請い、「7月15日に山海百味の五果を供え、供養すべし」と教示されて、救うことが出来たと云う故事が始まりで、以来、“お盆”にあたる旧暦7月15日は、父母や先祖に報恩感謝を捧げる重要な日となりました。http://sogi-iso.jp/jouhou/sougi21/21_2_1.html
キリンズは、そんな“お盆”の由来を知り、またそれぞれ実家に帰れない子も多い中で、今週『由美』では、せめてお盆を見立てた“盆棚”を飾り、そして、先祖への供養とともに父母の健在を願い、より一層の親孝行を実行したく思いました。
どうかこんな“お盆”時期ですが、この合間には静寂なる銀座へも、きっとお越しいただけますこととお待ち申し上げております。
ところで、私事ですが、お盆前の8月10日より、現代の侍たちの“男のこだわり”をお届けする番組【MONO・侍】がキリンズ出演で始まりました。(テレビ東京 火曜am26:00~26:30 日曜am6:30~7:00  BSジャパン他)
この番組【MONO・侍】の中でのキリンズは、朝岡アナとパンチ佐藤氏が紹介する“こだわりの一品”を著名な出版プロデューサー平澤和夫氏と共に“男のお洒落”を薦める立場で、コメントさせていただいております。
男性のお洒落の第一歩は“こだわり”です。あなたの思い描くライフスタイルに近づける“こだわりの一品”をお届けする番組【MONO・侍】を、きっとテレビ東京にて、毎週火曜の深夜26:00〜26:30にご覧いただけますようよろしくお願い申し上げます。
そして下記ご紹介の商品にご興味がございましたら 【0120-524-524】へお電話いただけますこととよろしくお願い致します。
    家はみな   杖に白髪の   墓参り  ―松尾芭蕉
それでは、まもなく“お盆”の“送り火”13日を迎えますが、今宵も芭蕉のごとく幾多の時を経た精霊たちに想いを馳せ、心のうちで密かに遠く離れたご先祖様の霊に手を合わせてお祈りしたく存じます。そしてこんな“お盆”にも、きっとあなた様とお会いできますこととご来店心よりお待ち申し上げております。
 
 
♪さかもと未明とキリンズ
http://www.bestlife.ne.jp/sakamoto/column/back.html
 
♪現代の侍“男のこだわり”をお届けする番組【MONO・侍】 
左より出演者の 朝岡アナ & パンチ佐藤氏& 由美 & 平澤和夫氏
(テレビ東京 毎週火曜am2:00〜2:30他)
*第二次世界大戦に於いて、連合軍に最も恐れられたドイツ軍戦車“ジャーマンタイガーT”16分の1ラジコンモデル。前後左右走行、砲塔旋回、砲身上下とコントロール自在。 BB弾も搭載、機能充実の“ラジコン戦車” 14800円(税込価格)
*表面に伝説の“ウインディー”をあしらったZIPPO社限定のシリアルナンバー入り、
世界3000個限定の  “クロノグラフ懐中時計”と、同じく“ウインディー”デザインの世界限定3000個のレアモデルライターのセット 18000円(今回は100個のみ 税込価格)
*ランボルギーニの伝統を受け継いだ、トニーノ・ランボルギーニモデル“FDB20”。
 カウンタック、ミウラなど数々の名車を生み出したイタリアの名門、ランボルギーニの息子
 トニーノ・ランボルギーニがプロデュースしたフォールディングバイク。
 88センチのコンパクト折りたたみ式に加え、シマノ製の6段変速ギア。
 トニーノ・ランボルギーニサスペンションの“FDB20”は、ライト、キー、メンテナンスキット付き
 29800円(税込価格)
♪番組【MONO・侍】のひとコマ
 
【MONO・侍】今回の商品は今夜8月11日8:00まで  tel 【0120-524-524】
その他 *元WBA世界ミドル級チャンピオン“竹原慎二”プロデュースのシェイプスーツ
      長袖上下(17640円)半袖上下(14280円) スリムウォーカー付きのセット(19800円)

 

 
♪『恋しくてヨコハマ』西城はるか
http://www13.ocn.ne.jp/~alba/talent.htm
 
♪『TNATO TANTO elegante』
中央区銀座5-8-17 ワールドタウンビル3F
http://www.lemondedesgourmet.co.jp/
♪『TANTO TANTO elegannte』“夏季限定メニュー”1日限定20食 
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥『由美』&『けんたうろす』は“お盆”も営業致しております♪ テレビ東京“名店街”【MONO侍】に出演しております♪ 『小杉小二郎作品集』♪ 『八月納涼歌舞伎』♪ “でかジャケCD”♪ “医食同源”中国薬膳料理『Xing-Fu』♪
 

    蜻蛉や   取りつきかねし   草の上    ―松尾芭蕉

 

8月15日の終戦記念日は60回目となる“終戦の日”を迎え、「靖国神社」への参拝者は過去最高だったそうですが、キリンズもそんな中、静かに黙祷を捧げ、静寂の中で“お盆”を過ごしましたが、静かなるこの“盆週間”はいかがお過ごしですか?
暦ではまもなく“濃霧昇降す”「立秋」も末候となり、お陰で今朝はやや涼しげな小雨降る朝を迎えましたが、そろそろ微風に揺れる「蜻蛉」の飛翔が見られる季節ですね。
さて、冒頭の芭蕉のごとく、“盆”の風物詩「蜻蛉」は、“精霊蜻蛉”と云う名もあるように、古えより“精霊”を連れて来る虫として日本人の心に深く浸透してきました。
「蜻蛉」の古名“アキツ”は、日本国を“アキツシマ(蜻蛉州・秋津州・秋津島)と呼んだ「日本書紀」の故事に由来し、初代神武天皇が大和国を山上から国見をして「蜻蛉の臀王の如くにあるかな」と言われたことに由ります。
また古来より「蜻蛉」は大変縁起の良いものとされ、前出「日本書紀」や「古事記」に於いては、第21代の雄略天皇が吉野で狩りをした折に、「蜻蛉」が天皇の腕を刺したアブを退治したため、この地を“蜻蛉野(あきつの)”と名付け、「蜻蛉」を讃える歌を詠んだと云う物語も伝わっています。
http://blog.so-net.ne.jp/lapis/2005-07-24
ところで、日本は古代より“瑞穂の国”と美称されるように稲作が盛んで、上記奈良時代より遥か昔の弥生時代の銅鐸にはすでに「蜻蛉」の原始絵画が描かれていますが、これは“田の神の使い”として「アキアカネ」などが稲の害虫を捕食して豊作になるように祈願したものと解されいます。
そしてその後の鎌倉時代の武家社会に於いては、「蜻蛉」が勇ましく前進し飛翔するその姿を、“武運”や“勝利”のシンボルとして見立て兜や陣笠などの装飾に使い、また「勝虫」や「勝軍虫」とも呼び、多くの戦国武将たちに愛されました。(「ひととき」8月号 “虫と日本人”トンボの文化誌より)
 汗の流れる七月は 蜻蛉も夏の休暇か。
 街の子供と同じよに 避暑地の浜の砂に来て
 群れつつ薄い袖を振る。(与謝野晶子「蜻蛉の歌」より)
 
それでは、残暑厳しき折にも微かに秋の気配が立つ「立秋」です。どうか今週は、遥か故郷へ想いを馳せ、幼少の頃の懐かしい記憶“トンボ捕り”を思い出せるような良きお盆休みをお過ごし下さいませ。
そして『由美』&『けんたうろす』は、お盆は休まず“暦どおり”に営業致しておりますので、きっとこの盆の出来事などもお聞かせ願えますことと、ご来店心よりお待ち申し上げております。
 
♪メお盆モのキリンズ
 

♪『小杉小二郎作品集』 日本経済新聞社
テレビ東京  火曜am26:00〜26:30  日曜am6:30〜7:00 
名店街【MONO侍】
BSジャパン  木曜pm 11:30〜12:00 他
 
♪『Xing-Fu』(星福・シンフウ)
http://www.xingfu.co.jp/
東京都中央区銀座6-9-9かねまつビル6F
TEL:(03)3289-4245 FAX:(03)3571-3056
       
 
 
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.6‥“お盆明け”も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します♪ 『平田 郁の巴里』展 at元町画廊♪ “松坂牛”対決 銀座『吉澤』vs築地『さとう』♪ 神野美伽“リサイタル”&新曲『雪簾』8月24日発売♪

 
   夕顔の  白く夜るの後架に  紙燭とりて    ―芭蕉
 
暦では“綿の花しべ開く”「処暑」初候を迎える頃となりましたが、この“盆”はいかがお過ごしでしたか?
今年の“お盆”は落雷や地震に見舞われ、さらに政局も含めて大荒れの日本列島でしたが、『由美』&『けんたうろす』では、この“盆週間”も“暦どおり”に営業し、沢山のお客様にいらしていただけましたことと心より御礼申し上げます。

さて、冒頭の句の「夕顔」は、夕方から夜にかけて咲き、翌朝には萎んでしまうことからなかなかお目にかかれぬ花ですが、俗に云う“ユウガオ”とは、カンピョウの材料になるウリ科の植物を指し、ここで芭蕉が詠んでいる「夕顔」は、蝋燭の灯りで、庭先に仄白く映えた“ヨルガオ(夜顔)の花”で、暗闇に白い花を開かせ、甘美な芳香を放つため“夜開花”とも呼ばれています。

「夕顔」と云えば「源氏物語」でも有名ですが、この白い花のような可憐な容姿の“夕顔の君”と花の「夕顔」の儚なさが、まるで悲しい恋物語を連想させるかのようで、そんな“夕顔の君”は、薫物の匂いの沁み込んだ白い扇子に「夕顔」の花を載せて・・・
―心あてにそれかとぞ見る白露の 光添へたる夕顔の花―と、雅なるものの儚さを上品に歌いあげ、その扇子に描いた「夕顔」の“蔓”には自身の内面の情念をも描出しています。
そんな「夕顔」ですが、夕闇の中で朝には萎んでしまうその白い花は、妙に艶めかしく美しく咲き、また“夕顔の君”の儚ない死とも重なり合って、日本人の失われつつある繊細な美意識を目覚めさせてくれるかのごとくですね。
キリンズの先週末は、“満月の宵”にそんな「夕顔」の儚ない姿を見立て、暗闇の中で白い花が浮かび出るような初秋の風情を愉しみました。
そして今週は遥か平安の時代へと想いを馳せ、自然の中ででも「夕顔」の白い花の咲く姿を探してみたく思いました。
http://hyakumi.cocolog-nifty.com/blog/2004/09/
 
 白露の なさけおきける 言の葉や ほのぼのみえし 夕顔の花 ―藤原頼実(新古今集)
 
それでは、“陽気とどまりではじめて退きやまんとする也”の「処暑」です。
朝夕は幾分か心地よい涼風が吹く頃となる反面、台風の発生にも脅える季節ですが、どうか今週の“お盆明け”も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い申し上げます。そしてきっとこの“お盆”の出来事などお聞かせ願えますこととご来店心よりお待ち致しております。
♪『処暑』のキリンズ
♪『平田 郁の巴里』展
*9月1日〜8日(木) am 10:30〜pm 6:30 at元町画廊
神戸市中央区元町通1-7-2 tel 078-331-2359
http://www.yumi-ito.com/essay/essay027.html
 
♪銀座『吉澤』 
http://www.ginza-yoshizawa.com/
中央区銀座3-9-19 tel 03-3542-2981
♪“松阪牛”チャンピオン牛『吉澤』   
 
♪築地『さとう』
中央区築地4-2-9 tel 03-3541-2929
http://r.gnavi.co.jp/g014000/
   
2階 “鉄板焼きコーナー”&
“3・4階のお座敷”
♪築地『さとう』
♪“松阪牛”チャンピオン牛『さとう』
 
♪神野美伽“リサイタル2005”
♪8月24日発売 新曲『雪簾』 荒木とよひさ作詞 岡 千秋作曲
http://www.geiei.co.jp/profile/sinnnomika/sinnnomik.html
http://www.kingrecords.co.jp/shinnomika/
 
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥Happy birthday to 礼ちゃん♪ 神野美伽 新曲『雪簾』♪ 【MONO侍】出演 8月28日(日)am6:30~7:00 テレビ東京♪ 『Straight,10月号』“ないしょの京都”♪ 美味探求“食の芸術”『Chez Inno』のフレンチ♪
 
我が声の   吹き戻さるる   野分かな   ―内藤雪鳴
暦では「処暑」を迎え、涼風吹き渡る初秋の頃となりましたが、幾分暑さが治まった今朝は、“涼風”の変わりに、“野を分けて吹きすざぶ強風”「野分」が到来し、不安な思いで目覚めましたが、こんな憂鬱な天候の日はいかがお過ごしですか?
この「野分」は、毎年「立春」より数えて“二百十日目(9月1日頃)”から“二百二十日目”頃に吹く“台風”を含めての秋の強風のことですが、古来より“嵐”の来襲する“荒れ日”は、この“二百十日”の他、“八朔(旧暦8月1日・朔日)”と“二百二十日”が、「三大厄日」として怖れられてきました。
現在では、気象学も発達し、“台風”の接近をかなり正確に予測できるようになりましたが、昔は、農作物の収穫前に“台風”の来る日を予め知ることが重要で、この“二百十日目”が、わざわざ警戒日として暦に書き入れられるようになったのは、江戸中期の暦学者・安井算哲が編纂した「貞享暦」(1685年)からと言われています。しかし「野分」があると、大きな打撃を受ける農村では、農民たちは経験上“二百十日目”から“二百二十日目”に、毎年暴風雨が来ることを知っており、各地ではかなり古くから、風鎮めのお祭りが行われておりました。

中でも、越中八尾の「風の盆」は、“おわら風の盆”として有名な風祭りですが、風神を踊りに合わせて送り出してしまう“風除け”のお祭りで300年以上の歴史を誇ります。

そんな“二百十日”ですが、この言葉は夏目漱石の小説「二百十日」の中で、阿蘇神社を詣で、阿蘇山頂を目指す、主人公の圭さんと同行者の碌さんとの軽妙な会話の中にも描かれ、

  二百十日の 風と雨と煙は 満目の草を埋め尽くして 
  一丁先は 靡く姿さえ、判然と見えぬようになった・・・
  谷の中の人は二百十日の風に吹き浚われたものか、
  うんとも、すんとも返事がない。
と、このように作品中では、圭さん碌さんは“二百十日”の風雨に悩まされ、薄の原野で道に迷ったり、穴に落ちたりと、散々な目に遭いますが、実際に漱石自身とこのモデルの友人・山川も“嵐”に遭い、大変難渋しながら、“二人の頭の上では二百十一日の阿蘇が轟々(ごうごう)と百年の不平を限りなき碧空(へきくう)に吐き出している。”と阿蘇山を仰ぎ見て、阿蘇五岳のひとつである高岳(標高1592m)まで登ったと云われています。
現在では、この緩やかな登山道路(阿蘇登山道路坊中線)を登って行くと、三合目付近の町営キャンプ場の近くに、この「二百十日」の碑が建ち、碑文には、
「圭さんの漱石が道を探して放射谷の穴に落ちたと云ふのも左下の善五郎谷である」と記されていますが、この辺りがどうやら漱石たちが道に迷ったところのようで、“灰に濡れて立つや薄と萩の中行けど萩行けど薄の原広し”と、こんな句を思い出して、機会ありましたら、是非この碑を一度拝んでみたく思いました。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/751_14958.html
http://www.pref.kumamoto.jp/education/kusamakura/links/kikou.html
     野分して   芭蕉が窓を   平手打ち  ―川端茅舎
 
それでは今日はこんな“二百三日目”の「野分」に悩まされる一日ですが、今宵もきっと『由美』&『けんたうろす』へお越しいただけますよう、ご来店を心よりお待ち申し上げております。そして一刻も早く「野分」が日本列島より去り行くことと願って、葉月のうちにまたお会いできますことと楽しみにしております。
 
♪Happy birthday to 礼ちゃん  24, August, 2005
 
♪「野分」のキリンズ
 
 
♪【MONO侍】の1コマ
♪お洒落な男の“こだわり” 番組【MONO侍】  
*放映のお知らせ 8月28日(日) am 6:30〜7:00テレビ東京系 他
♪『Straight,10月号』
http://www.fusosha.co.jp/straight/
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♪究極のフレンチ『Chez Inno』中央区京橋2-4-16 明治製菓本社ビル1F  
tel 03-3274-2020 (築地支配人を訪ねてください)
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.8‥“礼さん誕生日”にはありがとうございました♪ 番組【MONO侍】“男のごだわりの逸品”商品ご案内♪ “ZERO PLUS”O+クラブご案内『越後・叶家』♪ 韓国料理&焼肉『雑草家』♪ 一日一組“限定”料亭『吉川』♪
 
 八月や 浅間が嶽の 山すその その荒原に とこなつの咲く ―若山牧水
 
暦では“天地はじめて寒し”「処暑」も次候を迎え、朝晩は心地よい涼風の吹く頃となりましたが、この週末はいかがお過ごしでしたか?
この夏休み最後の週末は、“野分”あとの晴天に恵まれ、海や山へとご家族でご多忙の方も多かったことと存じますが、野原では萩をはじめ、“秋の七草”の咲く頃となりましたね。
さて、冒頭の句の“とこなつの咲く”の“とこなつ”は、実は古くから「万葉集」にも詠まれている“秋の七草”のひとつ“ナデシコ”のことを指しますが、この“ナデシコ”は、すでに現存する五風土記のうち唯一の完本「出雲国風土記」(733年)に、仁多郡の諸山野に生える薬草草木の一つとして登場していて、このことから風土記が完成する以前から“ナデシコ”の名が、日本にあったことが伺われます。

その後の「万葉集」で“ナデシコ”は、山上憶良の“秋の七草の歌”に登場しますが、“ナデシコ”の歌の25首中8首は、愛しい人の面影を“ナデシコ”に重ね合わせ、“美の対象”として詠まれていて、このことからから日本女性の清楚な美を讃えて「大和撫子」と言う言葉が生まれたように思えます。

また大和の国では、“ナデシコ”を敢えて“ヤマトナデシコ”と言う謂れもありますが、それは“石竹”と呼ばれる“カラナデシコ”の存在で、平安時代には、すでに紫式部や清少納言が・・・
草の花は なでしこ 唐のはさらなり 大和のもいとめでたし うつくしきものはなでしこのはな「枕草子」
と、“カラナデシコ(セキチク)”と、“ヤマトナデシコ”を見分けていることが、書き残された文の中からわかりますが、この“カラナデシコ(唐撫子)”こそ、“とこなつ”のことで、古歌などに詠われている“ナデシコ”は、大抵はこの“カラナデシコ”です。
そしてその花言葉は、“純愛”“思慕”“貞節”と、まさに「大和撫子」そのものを表し、またその名の由来も、“可愛い子を撫でるような花”と言うことから、“撫でしこ”と呼ばれるようになりました。http://www.h3.dion.ne.jp/~nadecico/nadeciko.htm

    久しくも にほふべきかな 秋なれど 猶とこなつの花といひつつ―兼盛
それでは、今週は野に可憐に咲く“とこなつ”の花を愛でれるような風雅な日々をお迎え下さいませ。
そして今宵『由美』では、「大和撫子」のごとく初秋の風情で、あなた様のお越しをお待ち申し上げております。
尚、キリンズ出演の“男のこだわりの逸品”番組【MONO侍】の下記紹介商品もご覧下さいますようよろしくお願い致します。
この番組【MONO・侍】の中では、朝岡アナとパンチ佐藤が紹介する“こだわりの一品”を著名な出版プロデューサー平澤和夫氏と共に“男のお洒落”を薦める立場で、コメントさせていただいております。どうかあなたの思い描くライフスタイルに近づける“こだわりの一品”をお届けする番組【MONO・侍】を、きっとまた次回もご覧いただけますようよろしくお願い申し上げます。
 
 
♪Happy birthday to 礼ちゃん
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♪“男のこだわりの逸品” 番組【MONO侍】 テレビ東京
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