No.29

キリンシスターズ グルメリン No.1‥あけましておめでとうございます♪ 『けんたうろす』1月のCocktail“初梅”♪ 『IT'S BEAUTIFUL golf course』写真集♪ お正月の“MAUI”♪ 旬の魚彩『魚魚亭』♪ さかもと未明“Straight”♪
 
元旦や  大樹のもとの  ひとごころ  ―「春秋稿」白雄
 
 
新しい年「乙酉(きのえのとり)」を迎え、早、正月も五日となりましたが、このお正月休みはいかがお過ごしでしたか?
冒頭の白雄の句には、「東都鶏旦」との前書きがあり、江戸の正月を謳歌した様を詠っていますが、俳句歳時記では、“元旦の朝”は『鶏旦』とし、また元旦に朝の訪れを告げて鳴く“鶏”を「初鶏」とも呼びますが、そのような事から、今年“酉年”の『鶏旦』は、これ以上にないほど目出度く、まさに新年に相応しい季語となりましたね。
ところで、清少納言は、百人一首の歌にて―「夜をこめて 鳥の空音ははかるとも 夜に逢坂の関は許さじ」と、鶏鳴を真似て関門を脱け出た中国の函谷関の故事にちなんで、こう歌を詠みましたが、その故事から、“鶏”は、「関路の鳥」との名が付き、“人を力づけ助けてくれる”鳥となりました。また日本各地の“鶏伝説”の中には、幸運を運び金鶏星に住む「金鶏」と云う鶏もいて、その“鶏”は、“黎明を告げると天下の鶏が応じて啼く”とされました。(中日新聞 1月1日 “中日春秋”より http://www.chunichi.co.jp
そんな「乙酉」が60年ぶりに巡ってきて、新時代の響きのあった“戦後”も還暦を迎え、果たして今年2005年には、「関路の鳥」はどう鳴くのでしょうか・・・?せめて昨年の様な“凶事”無く、古来よりの「金鶏伝説」に習って、新たなる年2005年には、長寿や幸福に恵まれる“吉事”のみを告げていただきたく思います。そして60年ぶりの「乙酉」に期待して、幸せ多き年となりますようお祈り申し上げます。
それでは、暦は“冬至より一陽起こるが故に陰気に逆らう故益々冷る也”の「小寒」を迎えましたが、どうか新しい年もお変わりなく『由美』&『けんたうろす』をご贔屓にして下さいませ。
尚、『由美』では、新年はお正月に相応しい風流な出で立ちにて、皆着物を纏い皆様のお越しをお待ち致しております。そしてこのお正月休みの出来事などを、お聞かせいただけますことと楽しみにしております。
 
♪新しい年を迎えて
 
♪『けんたうろす』 1月のCocktail“初梅”
 
♪『IT'S BEAUTIFUL golf course』
http://www.ijuin-shizuka.com/news/index.htm
 

 ♪Kaanapari “North Course”
 
♪Lahainaの夕陽
♪キリンズ at Maui
 
♪旬の魚彩『魚魚亭』
♪『魚魚亭』中央区日本橋茅場町2-4-4 tel 03-5640-2495
 
♪さかもと未明 ♪『Straight』3月号(扶桑社)掲載の“銀座特集” 撮影のひとこま
http://www.bestlife.ne.jp/sakamoto/column/index.html
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥“昌子さん誕生会”♪ 『Thank you』20th Anniversary ベストアルバム“吉川晃司”♪ 『財界賞』♪ 『小説現代』1月号“パリの小鳥屋”伊集院 静♪ 『レニングラード国立バレエ』♪
 
餅花や  かざしにさせる  嫁が君 ―芭蕉
 
新年は、早くも十一日の「鏡開き」となりましたが、成人の日だったこの三連休はいかがお過ごしでしたか?
さて、正月の後始末として、門松やしめ飾りは、松の内の最後の日七日か、小正月の十五日に外すとされていますが、十一日には、床の間や玄関などに飾ってあった“鏡餅”を開く「鏡開き」が行われます。
この「鏡開き」ですが、元来は武家社会の風習で―「二十日に鏡を祝うは、初顔祝うという詞の縁をとりなり」とされ、“二十日(はつか)”が、“刃柄”と通じるところから、元々は二十日が主流の行事でしたが、江戸時代に入り、三代将軍家光が四月二十日に亡くなった事から、この日に祝うことを避け、現在のように十一日に行われるようになったとされています。
そして正月中に重々しく飾られていた“鏡餅”を割るということは、大正月の終りとし、その年の仕事始めを意味し、とくに武士は「具足櫃開き」をし、主家の“鏡餅”を君臣ともども分け合って主従固めをし、商家では「蔵開き」をし、さらには農家では、“田打ち正月”をして、一年の出発としました。また「鏡開き」は、武家の風習からの始まりのため、“鏡餅”を“切る”のを嫌い、刃物で切るのを禁物とし、手で割り砕くか、金槌で割り開くようにして、御歳神へのお供え物をいただくことによって、一年の一家一族の無病息災を祈りました。http://homepage2.nifty.com/calendar/1gatu/kagami.html
ところでどうしてお正月に“鏡餅”を飾るようになったのでしょうか?
それは、古来日本では、神前の捧げ物として円形の“鏡”を祀っていた礼式があり、それが奈良時代になり、歳神様の御神体であるとされた“餅”が飾られるようになりました。そして室町以降からは、現在のような形となり、譲葉・熨斗鮑・海老・昆布・橙などの飾りを載せた華やかな具足餅(武家餅)として、“鏡餅”が飾られるようになったようです。
芭蕉はそんな正月の風雅を、冒頭の句に於いて、“鏡餅”ならず「餅花」で表現しましたが、綺麗に飾られた「餅花」を欲しがって寄ってきた“新春の鼠”を、「嫁が君」と愛しく思い詠んだ句は、何と正月らしいことでしょうか・・・この時代の正月には、三が日にかぎり新年を祝う心で、忌み言葉を使わないものがあり、“鼠”は“夜目”から「嫁が君」と呼び、また雨や雪を「御降(おさがり)」、寝るを「稲積む」と呼んでいたそうです。また“鼠”は、日常生活では、最も身近な存在として、嫌われていた反面、親しい動物でもあったのは、様々な民話にも表れ、その他“大黒様”の使いとされ、縁起の良いものとして正月にもてなす習慣もあったようです。
それでは、暦では“水温をふくむ”「小寒」も次候となり、ますます寒さへと向かう時節となりましたが、どうか今宵は、正月に飾られていた“鏡餅”が、鼠にも齧られず、無事に「鏡開き」出来ますようお祈り致します。そしてそのネズミたちが、食を司る力を持つ“大黒様”をお連れして、吉祥来福の年となるといいですね。キリンズは今年も、くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて、商売繁盛・・・っと、そんな“大黒様”のご利益が得られるように頑張りたく思います。
 
 
 
♪お正月のキリンズ
 
 
♪“日本髪”京子ちゃん
 
♪吉川晃司 祝“20th Anniversary”
♪『Thank you』&“LIVE GOLDEN YEARS” PRELUDE at BUDOKAN
http://www.kikkawa.com
http://www.tkma.co.jp/tjc/kikkawa/
 
♪財界賞・経営者賞 7, Jun, 2005 at 東京會舘
♪『財界』 
 
♪伊集院 静“パリの小鳥屋” http://www.ijuin-shizuka.com
♪『小説現代』1月号
 
♪KOSE クラシックスペシャル『THE LENINGRAD STATE BALLET』
http://www.koransha.com/ballet2005/Ballet2004-2005main.htm
♪8, Jun, 2005 at東京フォーラム
 
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3‥Happy birthday to 昌子 at 『TANTO TANTO elegante』♪ 胃腸に優しい中国薬膳『Xing-fu』♪ お正月の伊勢神宮&“都七福神巡り”♪

 
水仙や  白き障子の  とも移り ―芭蕉
 
暦では、“雉始めて鳴く”「小寒」も末候を迎え、寒さはこれからが本番となりますが、寒風吹き荒ぶこの時節は、いかがお過ごしですか?

寒々しい冬景色に“雪中花”として映えるのは、ギリシャ神話で美少年“narsissus”が、水面に映る我が姿に見惚れ、そのまま花となってしまったのが語源と云われる『水仙』で、この暖冬の中、例年よりも一ヶ月早く見所を迎え、各地で満開となっているようです。

冒頭の芭蕉の句に詠まれているように、『水仙』は冬から早春にかけて、甘い香りと可憐な姿で咲き、白や黄色の美しい花の絨毯を愉しませてくれます。元は室町時代に中国から渡来し、スペイン、ポルトガルや北アフリカなどの地中海沿岸が原産地と云われ、『水仙』の名は中国名で(和名・雪中花)、“水の豊な土地を好む”ことから、こう名付けられたそうです。

日本で脚光を浴びはじめたのは、室町時代後期に、村田珠光によって確立した「侘茶」に於いてで、茶道に於ける『水仙』は、戦国時代から“茶花”として重宝され、冬の花の代表格となり、16世紀〜17世紀に催された茶会記によれば、椿237回、梅152回、水仙84回、菊81回・・・と、当時79種類の“茶花”の中でも、三番目に多く使われています。http://www.shitanta.com/kadousadou/sadou.html

特に安土桃山から江戸初頭にかけては、小堀遠州がこの『水仙』を大そう好み、季節の風情を貴ぶ茶道に於いては、雪の白さにも似た“雪中花”『水仙』の透明感が茶人の心を魅了していたのでしょう。

また同じく安土桃山時代には、華道でも格調高い花として珍重され・・・<陰花(冬の花)なりといえども冬の花の司にして盛久しく目度花也><陰の花水仙に限る。賞賛すべき花なり>と絶賛され、松・社若・蓮・菊と並ぶ“五一色”のひとつに数えられておりました。そして江戸に入り、華道が熟成期を迎える頃には・・・<一に水仙、二に万年青(おもと)>と云われ、松・竹・梅などとともに“祝儀に用ふべき花”に『水仙』も挙げられており、めでたい花として親しまれてきました。
http://www.shitanta.com/kadousadou/kadou.html

このように日本文化の伝統を継承し、その花の形から“金盞”“銀台”とも呼ばれる『水仙』ですが、三大群生地の越前海岸、房総半島、淡路島や、または伊豆下田などでは、各地で華やかに「水仙まつり」が催されている様子です。どうかこの週末には、淡路島や越前岬、南房総鋸南町や伊豆の爪木崎などの「水仙郷」にて、一面に敷き詰められた「水仙絨毯」の新春の花の自然を満喫してみてはいかがですか?
*淡路島  http://www.awaji-web.com/sightseeing/suisenkyo.html
*越前海岸 http://park7.wakwak.com/~mtyoko/yama/echizen.html
*南房総鋸南町 http://www.town.kyonan.chiba.jp/ibento/suisen/suisen.htm
 
 
 
♪Happy birthday to 昌子  at『TANTO TANTO elegante』
♪『TNATO TANOTO elegante』 http://www.lemondedesgourmet.co.jp
中央区銀座5-8-17 ワールドタウンビル3F tel 03-5537-1312
 
 
♪正月疲れの胃腸に優しい“中国薬膳”『Xing-fu11』&1961年ワイン
♪『Xing-fu』 中央区銀座6-9-9 かねまつビル6F tel 03-3289-4245
http://www.xingfu.co.jp
 
♪新春の“お伊勢さん”詣で 
http://isenet.jp/html/senguu.html
 
♪新春の“都七福神”巡り
♪日本最古の“都七福神” 『六波羅蜜寺』&『摩利支尊天堂』“尊天”の御使い“猪”
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥“祐子さん誕生会”♪ 1月29日より全国ロードショー映画『オペラ座の怪人』♪ “お稲荷さん”『伏見稲荷大社』初詣♪
 
きびきびと  万物寒に  入りにけり  ―富安風生
 
睦月十七日は「寒土用」入りし、この日から節分までの間が冬の“土用”となりますが、一年のうちで最も寒い時期“寒中”いかがお過ごしですか?
さて、この「寒土用」ですが、元は土旺用事の略で、五行説によると季節の割り振りで、四季に配当(冬は水、春は木、夏は火、秋は金)されなかった「土」の支配する時期として、各季節の末十八日、または十九日間を指し、現在では夏の“土用”のみ使われている地域も多いですが、古来ではこの“土用”の間を「土公神(どこうじん)」と呼ばれる“土を司る神”が支配する時期とし、「土」を動かす作業を忌む習慣がありました。
この「土公神」は、「古事記」の日本神話に“道別の大神”「猿田彦大神」として登場し、“導きの神”として強い力を持ち、人々を明るく希望或る方向へと導き、また先見の明にも優れ、一行の道中安全を守る神として知られています。別名としては、「佐田大神」「千勝大神」「白髪大神」「椿大神」などとも称され、日本各地の神社などに数多く祀られている“大神”のことです。
「道は天照大神の道、教えは猿田彦の教え」ともあるように、神話の中では、天孫降臨を出迎え啓行されたことから、“猿田彦の教え”とは、常に先頭に立ち、身をもって導き申し、またその仕えを終えても、何ら受けることなく、身を引かれて功を誇らない日本神道精神臣道の根源とされています。
キリンズの週末は、そんな「猿田彦大神」に肖り、中社に「佐田彦大神」を祀る“お稲荷さん”『伏見稲荷大社』へと商売繁盛を願い、また“おもかる石”に願い事を祈り、初詣へ参りました。http://www.inari.jp
それでは、暦では「小寒」もいよいよ末候となり、これから「立春」までは、ますます極寒に苛まれる季節となりましたが、もう春はすぐそこまで来ています。どうか今週は、そんな近づく春の息吹に想いを馳せ、『祐子さん誕生会』へとお越しいただけますこととよろしくお願い致します。きっとささやかなお祝いをいただけますこととご来店心よりお待ち申し上げております。
 
 
♪『祐子さん誕生会』ご案内 1月18日・19日・20日
 
♪Happy birthday to昌子
♪雨の伏見稲荷“千本鳥居”& 願い事が叶う“おもかる石”
♪『伏見稲荷大社』
http://www.inari.jp
♪冬景色の“金閣”『鹿苑寺』
♪枯山水庭園『竜安寺』
♪『仁和寺』南庭の景 & 大徳寺塔頭『龍源院』
♪一条戻橋『清明神社』
♪『産寧坂』&『今宮神社』のあぶり餅
 
♪1月29日より全国ロードショー『オペラ座の怪人』
http://www.opera-movie.jp/
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥Happy birthday to 祐子♪ 『恋しい女』『左腕の猫』藤田宜永♪ 『狂った太陽』吉川晃司♪ ふぐ 海鮮料理 青山『黒門橙』♪ さかもと未明『正論』“私の写真館”&『週刊朝日』♪
 

けふよりぞ 大寒といふに空青し 風をききつつ 熱き茶を飲む ―片山広子

“蕗のとう花咲く”「大寒」を迎え、暖冬だったこの冬も、週末は平年並みの寒さに戻るとの予想で、晩冬の最中はいかがお過ごしですか?

「大寒」とは、太陽の黄経が300度の時を云い、旧暦十二月丑の月の中気二十四節気の最後の節で、昔の暦では「冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり」ともあり、寒さはこれから立春までの二週間で、いよいよ頂点へと向かいます。
さて、暦の上では、最も寒いとされるこの「大寒」ですが、各地では、冷水に浸かって心身を清め、無病息災を祈る“大寒禊ぎ”があり、最後の冬を耐え、水ごりをし自己鍛錬に努める習慣も生まれました。大槌稲荷神社 http://www.shokokai.com/otsuchi/や、春日神社(山口県防府市)秋田日吉神社などでは、毎年小雪の舞う中、自身の内外の不浄を清め、心身を修養し、社会浄化や景気回復を祈願する“大寒禊ぎ”が行われ、また“寒行”と云う禅の修行 や、その他武道に於いても“寒稽古”があるように、この「大寒」には様々な風習が受け継がれて参りました。
そんな厳しい寒さの「大寒」ですが、一方では「大寒小寒 雪ぐつ はいて」と、北原白秋の童謡にもあるように、今年の冬は「小寒」の雪が「大寒」に溶ける日もあり、微かな春の息吹が漂う日もありましたね。この週末は、“大寒禊ぎ”に因んで・・・―大寒と 敵のごとく 對ひけり(富安風生)と、キリンズも日頃の行いを省みたく“寒行”に努めたく思います。
それでは、睦月も残り十日余りとなりましたが、きっと如月迎える前までに、またお逢い出来ますことと、ご来店を心よりお待ち申し上げております。そして去り行く冬 に別れ告げ、ご一緒に春の訪れをお待ち致したく思います。
 
 
♪Happy birthday to 祐子♪ 18, Jan, 2005
♪“大寒”のキリンズ
♪『左腕の猫』(文藝春秋) http://www.zan.co.jp/f-fujita.htm
♪藤田宜永『恋しい女』(新潮社)
 
♪2月1日“New release”『狂った太陽』吉川晃司
http://www.kikkawa.com
 
♪南青山 路地裏の“一軒家” ふぐ海鮮料理『黒門橙』
♪『黒門橙』 港区南青山2-13-18 tel 03-5770-3221
http://www.kuromonto.com
 
 ♪さかもと未明
♪『正論』2月号“私の写真館”&
『週刊朝日』1月28日号“マリコのここまで聞いていいのかな”
http://www.bestlife.ne.jp/sakamoto/
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.6‥“祐子さん誕生日”にはありがとうございました♪ 『TANTO TANTO』で祝った誕生日♪ 『源 吉兆庵』新春の彩り“福招来”♪ 中国名菜『銀座アスター』♪ 銀河管弦楽団『GROOVY DAY』♪
 
いにしえの 人の植ゑけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし ―柿本人麻呂
 
暦では「大寒」入りし、小雪舞う厳しい寒さの週末でしたが、いかがお過ごしでしたか?
この寒さを越えれば、冒頭の万葉の句のように“スギの枝が霞たなびく春”は、もう間近ですが、春になればなったで現代の春の様子は、万葉の時代のように“木々が風に揺れる様”を愉しむ風情よりも、特に今春は、過去最大級と懸念されるスギやヒノキの『花粉』がいよいよ飛ぶ時期となり、花粉症に悩む人々には、間もなく憂鬱な時節となりますね。
さて、今年の『花粉』ですが、正月には“スギ花粉初観測日を”迎え、すでに飛散を開始し始め、毎年花粉症で悩まされるキリンズも、この深刻な予想に早くも臨戦態勢で臨んでいますが、環境省によると―「花粉の飛散量は、冷夏の翌年に猛暑を迎えると、次の春に急増する傾向がある」との報告で、今春の花粉量は、東京で昨年の13倍、大阪で23倍にもなると予想しているようです。(日本経済新聞社 1月24日朝刊“景気もクシャミ”より)
ところで『花粉』が多く飛ぶ日はどんな日なのでしょうか?
先ずインターネット等 http://health.nifty.com/kafun/022.jsp などで「花粉飛散予報」や「今日の花粉量」を確認し、外出時には可能な限りの予防や心の準備を万全にして出かけることが必要ですが、特に飛散量が多い要注意日は・・・
*晴れて気温が高い日*乾燥して風が強い日*雨の日の翌日で晴れた日(雨で地面に落ちていた花粉が一気に舞い上がり、二日分の花粉が飛散する恐れがある)などの日で、次に『花粉』が多く飛ぶ時間帯としては、日が昇り気温が上がるお昼前後(スギの雄花が開花し飛散し始める)の飛散量が最大となり、また夕方になり、日が翳り気温が下ると、上空に飛散していた『花粉』が地上まで下がってきて、再び花粉量が増加するようです。
このような状況に於いて、今春の『花粉』が“最大級の飛散量”との予想に、外出を控える人々も増え、旅行や外食関係を中心に消費が落ち込むとされているようですが、キリンズも何とか事前に予防して“景気もクシャミ次第”を避けたいと思っております。
いにしえに ありけむ人も 我がごとが 三輪の桧原に かざし折りけむ ―柿本人麻呂
キリンズは、そんな『花粉』の脅威に脅えながらも、今宵も万葉の風雅で、“ヒノキの小枝を折って髪に挿し”、樹木の精霊の力を得たく思いました。
それでは「大寒」も“水沢あつく堅し”次候を迎えます。きっと睦月終わらぬうちに、またお逢い出来ますこととお待ち申し上げております。
 
♪大寒のキリンズ
 
♪Happy birthday to 祐子  
at『TNATO TANTO elegante』
♪『TANTO TANTO elegante』中央区銀座5-8-7 ワールドタウンビル3F
tel 03-5537-1312
http://www.lemondedesgourmet.co.jp
 
♪『源 吉兆庵
♪ひとつぶ梅“清寿梅” & “福招来” ♪“春菜花” & 一月お菓子“夏目漱石ごのみ”
 
♪中国名菜『銀座アスター』
♪『銀座アスター』中央区銀座1-8-16 tel 03-3563-1011
http://www.ginza-aster.co.jp
 
♪銀河管弦楽団『GROOVY DAY』
♪タクミ商事創立30周年記念CD
http://www.takumic.co.jp/
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥“節分祭り”♪ 『源 吉兆庵』“福招来”♪ 『虎の城』『もうひとりの義経』火坂雅志♪ 『探偵・菊池 寛 兄弟』菊池勇生♪ いろりと旬菜『IRODORI』♪ 晩冬の『福樹』♪ 
 
寒昴  天のいちばん  上の空  ―山口誓子
暦では二十四節気最後の節「大寒」となり、春を迎えるまでのあと僅かは、寒さに凍える毎日ですが、いかがお過ごしですか?
この時期はあまりの冷気に身が凍りつき、厳しい寒さに苛まれる分、その透明な空気の中では、冒頭の句のごとく、澄み切った空に輝く『昴』が美しい季節ですね。
さて、晩冬の星『昴』は、古代より王者のシンボルとして、また農耕の星として尊ばれ、今でもこの『昴』が真上に来ると豊作となるとの云い伝えや、「すばるまん時蕎 麦の時」や「すばる天上粉八合」との言葉が存在するように、昔から人々に親しまれてきました。
『昴』の言葉の意味は、元は“すばまる”が変化し、“統一”の意の雅語から生まれ、また「牡牛座」にある散開星団「プレアデス」の和名でもあり、それは数個の星が“統ばる”ように見えることから、『昴』と呼ばれるようになったようです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%B9%A4%D0%A4%EB
ところで星座物語ではこの「牡牛座」は、大神ゼウスが真っ白な牡牛に変身し、フェニキアの王女エウロペの前に現れ、そのまま王女を背中に乗せクレタ島まで行き、愛 を求めた“情熱の星”とされています。今の時節に生まれた人は“水瓶座生まれ”ですが、この「水瓶座」は、大神ゼウスがこのときは鷲に姿を変えて、トロイの国に住むガニメデスと云う若さと美しい顔立ちの羊飼いの少年を攫い、神々の宴会でお酌をする役目を与え、そこでの功績が認められ、そのまま星座となったのが「水瓶座」とされています。
http://fortune.kids.yahoo.co.jp/mcp/12astro/taurus.html
そんな由来の星座物語でしたが、どうかこんな夜には、天上の『昴』を眺め、遥か古代のメソポタミアへ想いを馳せ、ギリシャ神話の88星座にも登場する『けんたうろす』や、『由美』にても、神話の中で、ガニメデスが持っている“水瓶”に入っている“不老長寿”のお酒を飲んでいただけませんでしょうか?
 
それでは、朝晩や日々の寒暖の差が激しく冴え返る時節ですが、まもなく梅の花が咲き始め春の訪れを知らせてくれます。どうか迎えます如月も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します。
 
♪春を待つキリンズ
♪『源 吉兆庵』“福招来”
 
♪火坂雅志『虎の城』&『もうひとりの義経』
♪『小説宝石』2月号♪『探偵・菊池 寛 兄弟』 菊池 寛の子孫“菊池勇生”(文藝
春秋 菊池夏樹氏ご子息)が描き、個性派探偵が挑む華麗なる謎“菊池 寛探偵物語”
 
 
♪『IORDORI』
 
♪いろりと旬菜『IRODORI』中央区銀座7-8-1 渋谷ビルB1F
http://r.gnavi.co.jp/g949500/
 
♪『福樹』
♪“海老づくし”『福樹』  
♪『福樹』小野寺克弘ご主人
中央区銀座8-8-19 伊勢由ビル5F tel
03-3571-8596
 
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.8‥由美&祐のグルメリンNo.8---如月『由美節分祭り』♪ 花粉症対策“トマトのちから”♪ 幻の焼酎&薩摩料理『島津亭』♪ “一陽来福”穴八幡宮♪ 春日大社“節分万燈籠”♪
 
正月立ち春の来らば  かくしこそ梅を招きつつ  楽しみ終へめ ―大弐紀卿
 
暦では間もなく「立春」を迎え、旧暦ではその前日にあたる「節分」の夜が“年越し”となりますが「節分」を境に新しい“年”となる今週はいかがお過ごしですか?
「節分」には、古来より各地で“豆撒き”など、旧暦のお正月行事が行われてきたようですが、『由美』では今週は“年越し”に相応しく、皆華やかに和装の出で立ちにて如月2日・3日・4日と「節分祭り」を催す運びとなりました。
ところで、一般的には「鬼は外、福は内」と言う“豆撒き”ですが、桜で有名な吉野山「金峯山寺」では、「福は内、鬼も内」と唱えて、全国から追われた鬼たちを迎え入れているそうです。
吉野山から山上ヶ岳(大峯山)に至る金峯山は、遥か万葉の昔より聖地として知られ、その「金峯山寺蔵王堂」では、2月3日「節分」の朝は、365巻の般若心経を読誦する“日数心経”や、星を供養する“星供”といった「節分」の法要が営まれるようですが、その後に護摩が焚かれたお堂に6匹の鬼が現れ、暴れまわる「鬼の調伏式」が行われます。
「鬼の調伏式」とは、年男や山伏、信徒たちが豆を撒き、真言を唱えてその暴れまわっている鬼たちを改心させ、“自分の醜い心を鬼に祓ってもらう”目的で行われる行事ですが、この行事には実は大変興味深い謂れがあります。
―その昔、時は白鳳年間(7世紀末)に、生駒山中に棲む鬼が人の子を捕らえて食い、里人を苦しめていました。そこである日「金峯山寺」の開祖・役行者が法力でその鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にした―と云う、そんな謂れです。ちなみに、この「鬼の調伏式」が行われる「蔵王堂」は国宝で、さらに昨年7月には“紀伊山地の霊場と参詣道”として、世界遺産にも登録され、これを記念して秘仏の金剛蔵王権現(三体)が、6月30日まで開帳されているようですので、是非このご機会に拝観されてみてはいかがですか?(JR東海「ひととき」2月号より *金峯山寺 鬼火の祭典 節分会) 
http://www.naranet.co.jp/cgi-bin/narant.asp?code=A007&kubun=J01
その他「節分」の行事は各地に於いて様々ですが、中でも美しいのは奈良「春日大社」で、境内3000に及ぶ燈籠すべてに火が入れられ、幻想的な風景となる「節分万燈籠」も行われ、そして以前キリンメールの「冬至」の折に紹介した早稲田の穴八幡神宮では、“一陽来福”のお守りを、「冬至」「大晦日」「節分」のうちの夜中の12時に、巳午の方に向け、反対側の高い所に祀ると、一年間“金銀融通”に恵まれるという御利益もあるようです。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/4281/anahati1.html
キリンズの今年の「節分」の夜は、“一陽来福”のお守りを懐に忍ばせ、“福を巻き”“縁を切らず”、“西南西”に向かって、無言で「恵方巻き」を食べ、吉祥来福をお祈りしたく思っております。
 
♪『由美節分祭り』ご案内
 
♪花粉症対策“トマトのちから”
http://www.k-kenko.com/
 
♪『島津亭』大村 芳若女将
♪『島津亭』中央区銀座6-4-8 ニューギンザビル3号館4F tel 03-3574-7839
http://r.gnavi.co.jp/g229300/
 
♪“一陽来福”穴八幡宮