No.26

キリンシスターズ グルメリン No.1‥“交詢社”open ♪ 森田芳光監督『海猫』完成披露試写会♪ “けんたうろす”10月のCocktail “紫峰”♪ 薄棚引く『箱根カントリー倶楽部』♪ 宝塚90th Anniversary♪
 
秋もはや  はらつく雨に  月の形  ―芭蕉
秋も深まり、「昨日からちょつちょと時雨かな」と、時雨から始まった月曜日ですが、 冷たい露に濡れた“薄”が寂しげに秋風に揺れる・・・そんな週末は、いかがお過ご しでしたか?
キリンズは「濡れて行くや 人もをかしき 雨の萩」と、芭蕉の心のままに雨の箱根 にて、ひっそりと咲く花の風情を味わい、その花を愛でんと秋雨に濡れながら眺める・ ・・そんな風雅な“様”を愉しみました。
その風雅なるもののひとつに、箱根仙石原の“薄”を満喫致しましたが、あたり一面 を金色に染め上げ、ゆらゆらと風に棚引くその“様”は、まるで草原を駆け抜ける白 馬の鬣のごとくで、秋空にきらきらと輝いておりました。
さて、この仙石原ですが、箱根の北玄関に位 置し、ブナ林やアセビなどの自然林も多 く、中でも台ヶ岳の裾野に広がる見渡す限りの“薄”の穂波が絶景で、秋の美をより いっそう際立させてくれていました。キリンズはそんな優美な仙石原の“薄”の景色 を瞼に残し、1000m級の山々の稜線に囲まれ、直径8kmあまりの擂鉢状の底辺に位 置す る『箱根カントリー倶楽部』へと参りました。
『箱根カントリー倶楽部』は、コース全域が富士箱根伊豆国立公園内に位 置し、大自 然に恵まれた雄大な景観のコースで、清冽な水と心地よい涼風が肌に優しく、プレー に興ずる人々を、標高700mの美しい高原の中に於いて、夢のような眺望へと誘い出し てくれました
そんな“緑”の高原に浮かぶ“薄”の金色に、秋の趣を存分に愉しんだキリンズです が、 今週も変わらず、秋色満開に元気いっぱいのキリンズをよろしくお願い致します。
それからこんな時雨の宵ですが、今夜10月4日6時より、初台「The DOORS」にて、 『由美』の歌手“Janis.K”こと『和』が、「ジャニス・ジョップリン トリュビュー トナイト」に出演致します。http://www.livebar-the-doors.com/ 詳しくは初台 「The DOORS」tel 03-5350-5800まで、お問い合わせ下さいませ。(その他出演者  葛城ユキwith グレイビー・トレイン、金子マリ、ジョージ吾妻with5X )
それでは、暦ではまもなく“陰寒の気に合って、露むすび凝らんとする”「寒露」を 迎えます。朝露を踏むと一段と冷たく感じられるこの頃ですが、どうか神無月も『由 美』& 『けんたうろす』へお越しいただけますことと、ご来店心よりお待ち申し上げており ます。
 
 
♪『けんたうろす』10月のCocktail
“紫峰”-Vodka,巨峰,Lemon juice
♪さかもと未明&キリンズ
 
♪森田芳光監督 『海猫』 完成披露試写会
5, Oct, 2004
 
♪“薄”棚引く高原 『箱根カントリー倶楽部』  2, Oct, 2004
 
♪『寿司幸本店』前にて  杉山 衛 ご主人&さかもと未明
♪“交詢社”open  1, Oct ,2004
♪『宝塚』 90th Anniversary “タカラヅカ絢爛2”飛鳥夕映え―月組公演
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥『秋祭り&由美バースデーパーティ』♪ 『海猫』森田芳光監督作品 11月13日より♪ 食欲の秋 “医食同源”『Xing-fu』♪ 旬の魚 寿司処『きたむら』♪
 
風色や  しどろに植ゑし  庭の秋  ―芭蕉
 
四日間続いた秋の長雨も終わり、冷たい露が結び始める“寒露”となりましたが、い かがお過ごしですか?
ようやく秋も深まりつつ、今朝の時雨の後の爽やかな秋晴れの空は、あたり一面 を “風色”に染め、少しずつ色づき始めた野山の紅葉とともに“秋”を運んでくれて、 “秋”のささやきが風に揺られ聞こえてくるようです。
冒頭の句で芭蕉は、そんな秋の“風色”を“秋色”と表現し、修築中の“庭の木々” の間を通る“風色”は、どこが寂しげで、その疎らな様を“秋色”に譬えてますが、 果たして本当に“秋色”は、淋しく儚げな色なのでしょうか?
思うに、秋を象徴する色には個々の心の感じ方から“色々”で、この芭蕉の“秋色” にはじまり、物思いに耽る憂鬱な“秋の夜長色”や、美しい月を愛でる“名月色”。 さらには心の変わり様を表す“秋の空色”に、その空に映える“夕焼け色”や、無数 舞う“蜻蛉色”とか、枯葉散る“枯葉色”など、秋の季節の様子や心の置きどころに 因って、本当に様々です。そして数々の“秋色”の中でも、最も華美なその主役は “燃ゆる秋”に相応しい絢爛豪華な“紅葉色”で、まもなく素晴らしい色彩をもって 現れ、それぞれの“秋色”を背 景に迎えられようとしています
『由美』では、そんな美しき“秋色”に輝く宵に、10月12日(火)〜15日(金)の4 日間『秋祭り&由美バースデーパーティ』を開く運びとなりましたので、ここにご案 内させていただきます。どうかまたひとつ歳を重ね、「誕生日・・・」っと素直に喜 べる歳ではありませんが、きっとこの4日間に、ささやかなお祝いをしていただけま すこととよろしくお願い申し上げます。
それでは、蟋蟀が鳴き止み、菊の花が咲き始め、雁の渡って来る頃となりました。台 風22号の進行方向が心配なこの三連休ですが、どうかこんな秋を憂い、様々な“秋色” を、自身の肌で感じられるような、素晴らしき週末をお迎え下さいませ。
 
♪『秋祭り&由美バースデーパーティ』ご案内  
 
♪神無月を迎えたキリン
 
 
♪森田芳光監督『海猫
 
♪『海猫』 完成披露試写会 5, Oct, 2004 at 丸の内東映
 
 
♪医食同源“薬膳中華” 『Xing-fu』 謝 敏基社長 & さかもと未明
♪『Xing-fu』 中央区銀座6-9-9 かねまつビル6F tel 03-3289-4245
 
♪秋の魚『きたむら』 北村賢一ご主人
♪『きたむら』 中央区銀座4-3-2 橋ビルB1 tel 03-3564-3640
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3‥『由美バースディパーティ&秋祭り』♪ 『軽井沢ゴルフ倶楽部』♪ 軽井沢 鮨処『吉祥』&手打ち蕎麦『満留井』♪

 
吹き飛ばす  石は浅間の  野分かな  ―芭蕉「更科紀行」
 
大型台風22号が静岡上陸の宵にキリンズは、雨と風が吹き荒れる最中、軽井沢へと参 りました。晩秋を迎えた軽井沢は、朝晩肌寒く、薄っすらと色づき始めた浅間山に深 い霧が懸かり、冒頭の句のごとく風情の小雨降る「更科の里」でした。

ところで今年9個目の上陸となった台風22号でしたが、その影響で各地の祭りやイベ ントの数々が中止となり、“行楽の秋”の出端を挫かれてしまいましたが、野分で始 まったこの三連休は、いかがお過ごしでしたか?

今年は、猛暑と台風の多発による天候不順の影響で、野分の被害の他にも、餌不足に 陥ったツキノワグマが人里に出没する“熊被害”も急増し、まさに“風が吹くとクマ が暴れる”と、クマった連鎖も起きてるようです。
そんなクマの生態は、俳句では冬の季語の“熊”ですが、“熊穴に入る”は秋を表し、 そろそろ本格的な“冬籠り”の準備を蓄えて、冬を迎える前までに“熊穴”に入らな ければならず、“冬眠”前の深刻な餌不足に悩まされている様子です。(産経新聞 10月9日朝刊 産経抄より)
その“冬眠”する穴の種類としては“木穴”“岩穴”“土穴”とあり、“木穴”の出 来やすい樹種としては、スギ・シナ・ナラ・トチ・ブナなどが挙げられ、奥飛騨「上 宝村」に於いては、そんな“冬眠中”のクマを狩る“熊狩り”が今も行われているよ うです。

この“熊狩り”とは、クマが完全に“冬眠”する厳寒の時期を待ち、雪積もる中四肢 跡や樹木に残った掻き跡などから“熊穴”を発見し、その“穴”からクマを追い出し、 仕留めると云う狩猟方法で、危険を冒した“熊狩り”は、この地方の副業として不可 欠で、毛皮・内臓・肉の総てが生活を支えておりました。

でも今回本州各地に出没したクマの殆んどは、やせ細っており、かっての人とクマの 境界線だった里山から、食べ物を求めて平野部まで下り、境界線が分からなくなって しまっているようで、そんなクマ対策としては、単に撃ち殺すだけではなく、日本熊 森協会などでは、クマが人里に出なくて済むよう、ドングリを拾い集めてクマの生息 地に送る活動を行い始めたようです。(サンケイスポーツ 10月9日朝刊より
本来は臆病な性質で、木の実や植物などを常食するツキノワグマですが、やはりその 姿に遭遇すると恐ろしく危険で、一日も早く、何事も無く無事に“冬眠”に就いても らいたいものですね。
それでは、菊花咲き野宿に露が宿る“寒露”も次候となりました。どうか12日(火) 〜15日(金)の4日間には、きっと『由美バースディ&秋祭り』へと お待ち申し上げております。そして由美誕生日には、ささやかなお祝いをしていただ けますよう、ご来店を心よりお待ち致しております。
 
♪『由美バースディ」挨拶状
 
♪神無月の装い
 
♪ 10 , October , 2004 ♪『軽井沢ゴルフ倶楽部』
 
♪軽井沢 鮨処 『吉祥』 大池俊幸ご主人
     
♪鮨処 『吉祥』 長野県北佐久郡軽井沢町長倉628-5 tel 0267-42-1555 (完全予約制)
♪軽井沢 『満留井』    ♪手打ち蕎麦 旬の味 『満留井』 大池俊幸ご主人とキリンズ tel 0267-42-0330
 
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥10月15日“由美誕生日”♪ 『TANTO TANTO elegante』で迎えた誕生日♪ 陽澄湖より上陸“最上質の上海蟹”『中国飯店』♪
 
 冬こもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ  咲かざりし  花も咲けれ ど 山を茂み 入りても取らず 草茂み 取りても見ず 秋山の 木の葉を見ては  黄葉つをば 取りてそ偲ふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし怜し 秋山我は           ―額田王
 
春山に咲き誇る“万花の艶”よりも、秋山に“黄葉色づく彩 ”を心待ちに溜息をつく・ ・・そんな秋の美を想う憂いの季節を迎えましたが、いかがお過ごしですか?
『由美』では、“由美誕生日”の百花繚乱に咲き乱れる花々に囲まれた中で、秋色の 憂美奏でる“秋祭り”を催しました。そしてその秋の美しい最中、この10月15日には 無事に新しい歳を重ねることが出来、心より感謝申し上げます。
こんな秋に想うのは、額田王のごとくやはり秋が一番好きな季節で、それは肌で感じ、 目にするものの総てが、秋の風情を物語ってくれているようで、心を癒し、味わい深 い趣きを与えてくれます。
今宵もそんな秋の風流な様をしみじみと思いつつ、“君待つと 我が恋ひをれば 我 が宿の 簾動かし 秋の風吹く”―額田王
どうか今宵最終の『秋祭り&由美バースディパーティ』へも、きっとお越しいただけ ますことと、ご来店を心よりお待ち申し上げております。
それでは、野山の木々は紅葉の準備をはじめ“寒露”もキリギリス戸にある末候の頃 となりました。山河自然を愛でられる様な良き週末をお迎え下さいませ。
 
 
♪“秋祭り&由美誕生日”のキリンズ
♪伊集院 静先生より、“秋色”鮮やかに映える盛り花や
『オテル・ドゥ・ミクニ』より、柿熟す“秋の実”の花々
 
♪由美誕生日会   at 『TANTO TANTO elegante』 12, Oct, 2004
檜垣 隆二支配人
 
♪『TANTO TANTO elegante』 中央区銀座5-8-17 ワールドタウンビル3F tel 03-5537-1312
 
♪『中国飯店』 陽澄湖より上陸“最上質の上海蟹” 港区六本木1-1-5 オリエンタルビル1F tel 03-3478-3828
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥Happy birthday to YUMI♪ レインボーブリッジを望む日本料理『さくら』♪ 11月13日より 森田芳光監督『海猫』♪ 一日一組 新橋料亭『吉川』♪
 

月立ちて ただ三日月の眉根掻き 日長く恋ひし 君に逢へるかも―坂上郎女

新穀を神に捧げる神嘗月“神無月”も半ばを過ぎ、朝晩の冷気が草の葉に凝る季節と なりましたが、4週間ぶりの秋晴れの日曜はいかがお過ごしでしたか?

キリンズの週末は、黄昏に浮かぶ三日月の空を仰ぎ、レインボーブリッジを望む台場 にて、素晴らしい夜景の中で、夢のような幽玄のひとときを過ごしました。
その美しい日本庭園の『さくら』では、庭園テラスにて“由美バースディ”の乾杯の 後は、ガラス一面の景色が、“漆黒の闇に白く映える星柱のようなレインボーブリッ ジの夜景” を眺め、静かに流れる時の中で、贅沢な“空間の美”と、肌理細やかな“和の美”と の 調和を愉しみました。
そんなキリンズの“晩秋”のひとときでしたが、お陰さまで先週後半は天候にも恵ま れ、 絢爛豪華な花々に囲まれた中で、一年で最高に幸せな至福のひととき“誕生日”を無 事に迎えることが出来ましたことと心よりお礼申し上げます。
そして今週は新しい歳を迎えての新たなる一週間の始まりです。野山の紅葉も、北か ら段々と色づきはじめ、秋から冬へと変わる節目のひとときに、どうか『由美』にて、 またご一緒出来ますことと楽しみにお待ち申し上げております。
 
 
♪My best thanks! “由美誕生日”
♪11月13日ロードショー 『海猫
森田芳光監督より美しい紫の花々
♪レインボーブリッジを望む ホテル日航東京 3F 日本料理『さくら』 港区台場1-9-1
 
 
♪一日一組 完全予約制 新橋料亭『吉川』にて 
さかもと未明&キリンズ 中央区銀座8-16-6
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.6‥Hotel de Mikuni "Franco-Japonais"開店20周年記念 特別メニュー♪ 『源吉兆庵』“栗づくし”の和菓子♪ 『TANTO TANTO elegante』松茸パスタ♪
 
十月の 時雨にあへる 黄葉の 吹かば散りなむ 風のまにまに ―大伴池主
10個目の台風23号「トカゲ」の列島縦断で、大変な思いの昨日でしたが、各地 ではこの「トカゲ」の襲来により、これまでの台風や雨で緩んだ地盤をさらに直撃し、 土砂崩れなどの大きな被害が続出されたようで、心よりお見舞い申し上げます。
東京では“10月に2個上陸”のせいで、月間雨量 が梅雨時を超え、観測史上 最多となり、首都圏の交通網をずたずたにし、大混乱となった昨夜でしたが、 幸いにして、夜半11時過ぎには心配されていた豪雨や暴雨風も一時は静まり 難なく無事に帰途へと辿り着けたキリンズでした。
ところで、日本では「台風23号」のように、その年の発生順に番号を付けているのが 一般的ですが、海外では“アジア名”のリストに基づく命名が一般的なようです。 (産経新聞 朝刊 10月18号 15版 社会より)
この“アジア名”とは、世界気象機関(WMO)台風委員が、“番号だけでは覚え難い” または“西欧風だと馴染みにくい”との理由で作成し、平成12年の台風1号に初めて、 “象”を意味する「ダムレイ」(カンボジア)が名付けられました。 こうして“アジア名”は、発生順に従って、140個のリストから順番に用いることとなり、 140個目の「サオラー」(ベトナム)が終われば、また再び1番目の「ダムレイ」に戻るよう です。
その他の“アジア名”は、動物や植物、河川名など自然に由来するものが多いようで すが、日本の場合は、「ヤギ」「ワシ」「テンビン」「トカゲ」など、星座に由来したものを リストに入れ、他の国のを見ると、“孫悟空”「ウーコン」(中国)があったり、“タンポポ” 「ミンドゥル」(北朝鮮)といった可愛らしい名前もあったりと、なかなかユニークです。
ちなみに今年上陸した台風の“アジア名”は―
4号  コンソン ―ベトナムの歴史的な観光地の名前 No.98
6号  ディアンム ―中国 雷の母             No.100
10号 ナムセーウン ―ラオス 川              No.104
11号 マーロウ ―マカオ 瑪瑙(メノウ)           No.105
15号 メーギー ―韓国 魚                No.109
16号 チャバ  ―タイ  ハイビスカス           No.110
18号 ソングダー ―北西ベトナムにある川の名前    No.112
21号 メアリー  ―北朝鮮 やまびこ           No.115
22号 マーゴン ―香港 山の名前(馬の鞍)      No.116
http://www.kishou.go.jp/know/typhoon/1-5.html
もしこの後(絶対に来て欲しくないけど・・・)24号があるとすれば、「ノックテン」鳥(ラオス) となるそうです。
それでは、“しぐれの雨 間なくし降れば 真木の葉も 争ひかねて 色づきにけり”― の季節です。 暦では、間もなく露が陰気に結ばれて、霜となりて降る「霜降」も初候を迎えます。 どうか野分後の爽やかな秋晴れは、色づく山々を満喫し、自然と戯れられるような良き 週末お過ごし下さいませ。
 
♪“Mikuni ”20周年記念ワイン “Vinqtieme Anniversaire”
♪三國清三氏  “フランス農事功労賞シュヴァリエ勲章”受勲
 
 
♪『オテル・ドゥ・ミクニ 開店20周年記念 特別メニュー
新古典フランス料理 “フランコ・ジャポネ” ディナー お一人様 \18900(ランチ\8400) 新宿区若葉1-18 tel 03-3351-3810
 
♪『源吉兆庵』 秋の味覚 “栗づくし” 津弥栗 & 粋甘粛 & 栗雅楽 & 栗甘納豆 
♪秋味満載『TANTO TANTO elegannte』 中央区銀座5-8-17  ワールドタウンビル3F tel 03-5537-1312
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥頑張れ新潟!『越後 叶家』銀座別館 “吉乃川”を愉しむ集い♪ 伊集院 静 新刊 『駅までの道をおしえて』♪ 毛利隆雄 『MORI bar』♪
 
今宵の雲浄く月明かなり、これ寛平法皇、明月無双の由、仰せ出さる。 仍って我 が朝、九月十三夜を以って明月の夜と為す ―中右記より
暦で“霜降”を迎えた23日は、東京でも相当揺れた“新潟中越地震”に見舞われ、被 災された各地では、散々な週末を過ごされた様子でしたが、まだまだ余震続く中、新 潟中越地方の皆様のご無事を心よりお祈り申し上げます。
そんな中でもただ時は流れ行くもので、同じ空の下で今宵26日は、“後の月見”『十 三夜』を迎えますが、今宵は全国的に曇りや、冷たい時雨空との予報で、厚い雨雲に 覆われたまま、美しい「十三夜の名月」を拝めそうにない様子ですね
ところで「十五夜」は、もともと中国より伝来され、平安貴族に取り入れられたのが 始まりとされていますが、この『十三夜』は、日本独自の風習から生まれ、冒頭の 「中右記」(保延元年1135 9月13日)に、宇多天皇が九月十三夜の月を愛で、“無双” と賞したと書かれてあり、それ以後、“後の月見”とか“二夜の月”など と、洒落た表現がなされるようになったそうです。彼の芭蕉も、九月十三日は「芭蕉 庵十三夜」として、更科で出逢った「十五夜」の月を再現したく、隣人の素堂らと丈 山の掛け軸“一輪いまだ満たず二分かけたり”と庵に持ち寄り、風流な宴をもちまし た。
そんな「十三夜」ですが、地方によっては“小麦の名月”や“百姓の月見”とも呼ば れ、 庭に箕を出し、その中へ秋の収穫物を入れ、月に供える風習の土地もあり、翌朝の天 気次第で、小麦の豊作を占う習慣もあったそうです。
幸いにして、今回の被災地新潟では、米の収穫が終わってからの『十三夜』ですが、 多大な被害を被った酒蔵もあり、キリンズはそんな新潟を少しでも励ましたく思い、 “頑張れ新潟!”と、新潟を愉しむ集いへと参りました。
http://gnavi.co.jp/kanouya
http://www.yosinogawa.co.jp/index-1.htm
どうか今週は、“瑞穂の国”新潟の美味しい水や米、そして淡麗な美酒を味えるよう な そんなご機会を作っていただけますこととよろしくお願い致します
それでは、露霜の 寒き夕の 秋風に もみちにけらし 妻梨の木は―の季節です。 霜月迎えぬうちに、きっとまたお逢い出来ますこととお待ち申し上げております。
 
 
♪霜降のキリンズ
伊集院 静 『駅までの道をおしえて』
♪『MORI bar』 毛利隆雄氏 中央区銀座6-5-12  アートマスターズ銀座ビル10F
tel 03-3573-0610
♪『越後・叶家』 銀座別館 “新潟を愉しむ集い” 吉乃川蔵元と共に 中央区銀座7-16-21 雲ビルB1 tel 03-3541-5530
 
♪『吉乃川
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.8‥『パリのシャンソン酒場綺譚』伯爵 神山 宏♪ 東洋至宝『翡翠展』♪ 暮秋の旬彩寿し処『原だ』♪ 秋の彩り 天麩羅『由松』♪
 
秋山に もみつ木の葉の うつりなば さらにや秋を 見まく欲りせむ ―山部 王
朝晩の急な冷え込みに、季節の移ろいを肌で感じる頃となりましたが、神無月最後の 週末はいかがお過ごしですか?
山の木の葉は紅や黄色に色づき始め、秋気ようやく去り、いよいよ冬の到来を待つば かりとなりましたが、この寒い冷気の中で、過酷な避難生活を送られている新潟中越 地方の方々には、一日も早い復興をお祈り致しますとともに、心よりお見舞い申し上 げます。
本当に今度の“新潟中越地震”は、鴨長明が「方丈記」に書いた“元暦の大地震” (1185年)のごとく・・・
―そのさま世の常ならず。山崩れて河を埋み、海傾きて陸地をひたせり。  土さけ て水涌きいで、巌割れて谷にまろび入る。・・・在々所々堂舎塔廟、  一つとして 全からず。或い崩れ、或いは倒れぬる。塵灰立ち上りて、盛りなる  煙の如し。― このように凄まじい様で、この「方丈記」でも、本震のあと一日何十回もの余震が続 き、 ―世の常の驚くほどの地震、二三十度ふらぬ日はなし。十日二十日過ぎにしかば、  やうやう間遠になりて、或いは四五度、二三度、若は一日まぜ、二三日に一度など、 大方その余波三月許りや侍りけむ。―と約三ヶ月も余震が続いたと書かれています。

そんな新潟ですが、もう初冬を迎える季節です。どうか雪の降り始める前までには、 きっと仮設住宅の中ででも寒さ凌げますよう、そしてもうこれ以上余震の続かないよ う、 皆様のご無事をお祈り申し上げます。(毎日新聞 10月25日朝刊 “余録”より)

それでは、今年の秋冬は“大風大水”、さらには“おそれの中におそるべかりけるは、 ただ地震なりけり”と散々な秋冬でしたが、その悲壮の中でも、森羅万象、秋は深ま り 行きます。暦では、朝霜見る季節「霜降」も“小雨時々降る”次候となりました。虫 の音も鳴き止み、一段と深まり行く秋色一色に染まる中で、秋の匂いに眩むような良 き週末をお迎え下さいませ。
 
♪暮秋のキリンズ
 ♪『パリのシャンソン酒場綺譚』 伯爵 神山 宏 &東洋の至宝『翡翠展』 11月13日〜2005年2月13日 国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
♪暮秋の旬彩 寿し処『原だ』 原田泰明ご主人
中央区銀座6-9-13 第1ポールスタービル2F tel 03-3575-4007
 
♪秋の彩り 天麩羅『由松』 
榊原充三ご主人
♪天麩羅『由松』 中央区銀座8-2-3 tel 03-5537-5950