No20
キリンシスターズ グルメリン No.1‥『由美開店23周年祭』♪ 『由美』ラベル 大吟醸辛口 by 麒麟山酒造♪ 『すし幸・本店』♪
 
さまざまなこと 思ひ出す 桜かな ―芭蕉

爛漫と咲き誇る美しい桜の花を見るたびに、この季節の様々な出来事が鮮明に蘇り、その想い出の1ページを飾る“花見”の宴『由美開店二十三周年祭』の頃となりました。この“花見”の由来は、そもそもは稲の生育を見守る山の神々が宿る“桜”の木の下で、毎年の豊作を祈る予祝行事として始まったとされ、その後いつしか時の過ぎ行く中で、ただ一つ変わらぬままに、花を咲かせ続ける“桜”を慈しんで、人々の“祈り”から、いつのまにか“観賞”へと変わって行った様です。そして今、人は“桜”に“神”を見ないながらも、その“神”は年毎に“桜”に宿り、鮮やかな春の彩りをもって、華麗に花を咲かせてくれています。
その麗しい満開の“桜”の下で『由美』は蕾から見事に開花し、早23年の時を数えます。
どうか“桜”に纏わる様々な想い出とともに、この春の宵は『由美』での想い出などを、語り合えますことと楽しみにお待ち申し上げております。そしてささやかながらも、『23周年』のお祝いをしていただけますこととよろしくお願い致します。
 
 ♪『由美23周年祭』 ご案内 
 
 ♪『けんたうろす』 4月のCocktail
“卯月04'”
♪ 焼酎, Lime, Lime juice.
 
 
 
 
♪『麒麟山』 “由美”大吟醸 辛口
 
 ♪『寿司幸本店
中央区銀座6-3-8
tel 3571-1968
♪3階“掘り炬燵”&4階個室
♪左・四代目ご主人杉山 衛氏




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥『由美開店23周年祭』♪ 『麒麟山』“由美”ラベル♪ 『越後・叶家』“山菜コース”♪ 『源吉兆庵』さくらんぼ♪  『銀座の釜めし』♪
 
桜花 時は過ぎねど 見る人の 恋にふる盛りと 今散るらむ ―万葉集
 
清明4日の週末は、桜花爛漫、天地万物清心の気満つる、のどかな春の陽気と“桜花”の香りに咽ぶような最後の”お花見日和”でしたが、いかがお過ごしでしたか?
『由美』では、そんな最も優美で、麗しい季節の最中“11日”に「開店23周年目」を迎えるにあたり、ささやかですが『由美開店23周年“春祭り”』を開くことになりました。
思えばこの満開の“桜花”は、その木の下で出逢った、数々の出逢いや別れ、そして様々な出来事を、いつの時も変わらぬままに、過ぎ行く時の流れの中で、ひたすらに見つめていたように思います。
『由美』誕生も、そんな“桜花”の咲き誇る中で生まれ育ち、見守られ、いつしか23年の時を重ねて参りました。
どうか今週は“桜花”舞い散る花吹雪の中、きっと『由美開店23周年祭』に、お越しいただけますこととよろしくお願い致します。
 
おとめらの かざしのために 遊士(みやび)をの蘰(かずら)のためにと 敷きませる 国のはたてに咲きにける 桜の花のにほひはもあなに ―若宮年魚麿
 
今宵はこんな想いを胸に、みな可憐な“桜花”の“蘰”を髪に、絢爛豪華な出で立ちで、お待ち申し上げております。
♪『由美23周年祭』
 
♪『麒麟山』“由美”
 
♪越後・叶家 ♪“山菜コース”
♪『越後・叶家』 銀座店 中央区銀座7-5-15 共同ビルB1 tel 03-3542-8607
 
♪『銀座の釜めし』 
中央区銀座8-7-5 金春ビル2F tel 03-5568-1681
フリーダイヤル 0120-72-1681
“宅配”と“店頭販売”の『釜めし』 pm18:00〜25:00
 




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3‥由美『23rd Anniversary party』♪ “旬”の幸『寿司幸・本店』♪ 粋な盛付け『小十』♪

 
春の夜は 桜に明けて しまいけり ―芭蕉
 
今年の“桜”は、なんと長くその美しく霞立つ春雲のような姿で、咲き誇っていたことでしょうか・・・
キリンズ自宅横の小学校の“桜”は、先ず蕾からの咲き始めに“卒業生”を見送り、やがて春休みを越え“新入生”を迎え、4週間の長きに渡って咲き続けておりました。
その姿に見守られ、毎夕春風に煽られ花びら舞う中を、春爛漫の銀座へと向かうキリンズでしたが、こうしている今も、やや“葉桜”に向かいつつも、最後の力を振り絞り一所懸命に散り惜しんでいるように思えました。
それは本当に見事の一言で、これまでの“桜”が抱く、儚げに、そして一瞬の春の幻のごとく散り行く“滅びの美学”のイメージには程遠く、まさに長い夢から醒めぬような“春の夢”のごとく“観桜”を楽しませてくれました。そんな“桜”たちに囲まれ、『由美』はこの春に“開店23周年目”を、盛況の中に無事に迎えられましたこと心より感謝申し上げます。尚、卯月18日は『けんたうろす』も開店5周年の誕生日を迎えます。どうか春の心地良い“宵”は、『けんたうろす』のカクテルでの“酔い”でお迎え下さいませ。
では、暦では春気玲瓏として、草木の花が咲き始め、万物に清朗の気が溢れる“清明”次候を迎えます。よき週末をお過ごし下さいませ。

 

♪『由美開店23周年祭』
♪花束と共にキリンズ
 
 
 
♪寿司幸・本店
 
 2階カウンター 
佐々木 丞氏
     
♪『寿司幸・本店』 中央区銀座6-3-8  数奇屋通り  tel 03-3571-1968
 
♪『小十』 中央区銀座8-5-23  第2三有ビル1F  tel 03-6125-9544
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥“由美23周年祭”にありがとうございました♪ 歌劇『Jr.バタフライ』♪ 『オテル・ド・ミクニ』♪ 向島 料亭『きよし』with さかもと未明♪
 
  再び顔を変えた「忠臣蔵」の仲間たち
キリンズのこの週末は、葉桜の上野公園を横に、初夏の香りに誘われて歌劇『Jr.バタフライ』観賞へと東京文化会館へ参りました。(10,April,04)
この『Jr.バタフライ』は、「蝶々夫人」の“続編”として、島田雅彦(台本)三枝成彰(作曲)のコンビで制作され、オペラ「忠臣蔵」(1977年初演)にて、日本オペラ界に旋風を巻き起こした後、七年の歳月を懸けて、その創作に取り組んで来ました。
『Jr.バタフライ』の舞台は、蝶々夫人がピンカートンとの恋に破れ、二人の間に生まれた男の子を残して、自害する場面から幕が開き、その数十年後に開戦された太平洋戦争を背景に、日本人の母のもとに生まれながら米国人として生きてきた“Jr.バタフライ”の数奇な運命を描き、さらには父親同様に日本の女性“ナオミ”との恋に落ち、二つの祖国の間で揺れながらも、真実の愛を貫こうとする真摯な姿を描きました。
そんな『Jr.バタフライ』は、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」が、ミラノスカラ座で初演されてから一世紀を経て、日本から発信され初演を迎えられた記念すべき公演です。
佐野成宏演じる“Jr.バタフライ”は、複雑な境遇と複雑な性格を持ち合わせた島田雅彦独自の“男性像”を演じ、文字での「島田ワールド」を見事にオペラで表現し、さらには佐藤しのぶ演じる“ナオミ”は、まさに古きよき時代の若い女性を再現し、「ひめゆりの塔」で散っていったような、信念を貫いてひた向きに生きた“女性像”を、儚くもろく演じ、そして恋にのめり込むその様を感情豊かに、甘美な歌声をもって情愛深く演じておりました。
どうか時代に翻弄されながらも懸命に生きた、悲しい恋物語『Jr.バタフライ』を、この機会に是非お見知りおきいただけますようよろしくお願い致します。
ところでこの卯月11日に『由美』は、華美な花々に彩られて、“紅風源”満開の桜の木の下で、無事に“開店23周年目”を迎えることが出来、心よりお礼申し上げます。
そしてまたひとつ新たな年を重ねた『由美』ですが、今後とも変わらずご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
 
♪『由美開店23周年祭』“紅風源”の桜の下で
「ありがとうございました」 感謝をこめて・・・
 
♪『由美開店23周年祭』 みな着物での“装い”
♪歌劇『Jr.バタフライ』 with さかもと未明
 
 

♪『オテル・ド・ミクニ』 
新宿区若葉1-18
tel 03-3351-3810

 
♪向島 料亭『きよし』
左より 芸妓“由貴”& さかもと未明 & 芸妓“春奈”
♪料亭 『きよし』 墨田区向島5-35-3 tel 03-3622-0224




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥大澤壽人『日本作曲家選輯』♪ 伊集院 静『ぼくのボールが君に届けば』♪ 越後・叶家 第二回“新潟を楽しむ集い”♪ 旬の素材『そうかわ』♪
 

戦前の日本、クラシック音楽でも欧米に追いついていた!―大澤壽人『日本作曲家選輯』

キリンズNo.138にて(www.yumi-ito.com essay No.18の中の、グルメリンNo.7にも掲載)、以前ご紹介させていただいた神戸出身の“幻の作曲家”『大澤壽人』の世紀を越えた、世界再デビューCD『日本作曲家選輯』が、来月発売されることになりました。
この『日本作曲家選輯』のCDジャケットに使われている飛行機「神風号」(毎日新聞社社有)は、三菱製97式司令部偵察機の民間版で、第二次世界大戦直前の日本の航空技術は、この時代の世界最高水準の航空機を次々に生み出し、世界の頂点に達しておりました。

その同じ世代に、航空技術界同様、クラシック音楽分野でも、世界最高水準の作曲家として存在し、煌く彗星のごとく登場したのが、神戸出身の『大澤壽人』で、当時最先端であったモダニズム音楽の語法を自在に駆使し、伝統的な日本の音楽、西洋クラシック音楽のロマン派と近・現代派、さらにはジャズの要素まで巧みに編みこんだ見事な管弦楽作品を書き上げました。
そんな時代に逞しく生きた『大澤壽人』ですが、遥か大西洋の彼方では、留学先のボストンやパリで、自作の交響曲や協奏曲などを次々に発表し、欧羅巴においては一躍“時の人”となり、その演奏が全欧羅巴でラジオ放送されるなどの脚光を浴びました。
そして帰国後はシンフォニック・ポップスの新分野を開拓し、映画音楽やミュージカルなど幅広く作品を残しましたが、残念なことに惜しくも46歳の若さで他界。さらには、当時の日本では、この“大澤交響曲”や“協奏曲”を満足に演奏できる環境を整えるのが困難だったために、せっかくの力作も次第に忘れられて行き、十分な評価を得ぬままに、時代に埋もれてしまっておりました。
それがこの度、没後半世紀を経て、日本でもこの“埋もれた名作曲家”『大澤壽人』の作品に光が当てられ、その真価が明らかになり、時は21世紀の新世紀の最中、ようやく“大澤交響曲”の時代が到来致しました。
特に、ピアノ協奏曲第3番(エカテリーナ・サランツェヴァ)は、プロコフィエフのピアノ交響曲が、もう一曲増えたと思えるほどの力作で、充実度を示し、本当に第二次世界大戦前の日本で、これほどモダンなピアノ交響曲が書かれていたとは、信じられないほどの傑作で、交響曲第3番も同様に、高度な演奏技術を要し、作曲当時の時代の聴衆に、全く理解されなかったという話にも思わず頷けるほどでした。
そんな大澤作品の“蘇演”は、日本音楽史上の一大イベントと言え、他の様々なジャンル同様に、昭和初期の日本の文化面での“爛熟”を物語る貴重な一ページとなることでしょう。
どうか“幻の名作曲家”『大澤壽人』の、ショスタコービチ風の重厚で、深い情感を持つ作品を、オールロシア勢による、パワフル、かつ情緒表現豊かで、技術ともに優秀な演奏を、きっとお聴きいただけますこととよろしくお願い致します。(HMVJapan Newsクラシック検索より)
 

 

 

伊集院 静『ぼくのボールが君に届けば』
(講談社刊)

 

♪春のキリンズ
♪宜野湾花火大会 10,April,04
 
 
♪“新潟を楽しむ集い”
越後・叶家 中央区銀座7-16-21 雲ビルB1 tel 03-3541-5530
 
♪“旬”の素材満載『そうかわ』
♪銀座ナインB1  tel 03-3571-6944




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.6‥祝五周年祭『けんたうろす』♪ 『利休庵』♪ Diving shop『スイミー』♪ 春野菜の薬膳『Xing-fu』♪ 
 
“夜の街にガォー 夜のハイウェイにガォー”
「鉄腕アトム」とともに、TVアニメ創世記に人気を二分し、幼少の頃の想い出の1ページ「鉄人28号」を、毎週楽しみに観ていた昭和30年代後半のあの頃を憶えておいでですか?
キリンズは、その作者横山光輝氏の訃報と共に放映された“横山作品”の数々を、悲しみながらも懐かしんだこの週末でした。
少女だった頃のキリンズが、先ず“横山光輝”で思い浮かぶのは、「魔法使いサリー」ですが、実はこの題名は最初「魔法使いサニー」だったそうで、同時期に日産の新車「サニー」が発売された為、「サリー」に変更になったのも、あの時代の象徴としてのエピソードとしては懐かしいかぎりですね。
「サリー」の他には、「仮面の忍者 赤影」や「伊賀の影丸」「バビル二世」など、数々の名作を残し、日本アニメ界に不動の地位を築いた“横山光輝”ですが、そんな中でキリンズお勧めは、中国四大奇書のひとつ「三国志」と「水滸伝」です。とくに“横山三国志”の中に於いての諸葛亮孔明は、これまでの“鬼をも欺き、知略をもって大軍を打ち破る希代の名軍師”のイメージとはかけ離れ、“横山”描く平凡な孔明の姿に、やや落胆しながらも、全13巻を一気に読ませるほどの力作です。さらに“横山水滸伝”は、林冲を物語の中心に置き、梁山泊に集う108人の人物像を、義に厚く、孤高で逞しい“サムライ精神”をもって描き、その強靭な意志は「鉄人28号」にも連なり、“横山作品”の数々に登場し存在する、理想の“男像”が浮かび上がってくるようです。
そんな横山氏の死を惜しんで、その“作品”の懐かしい回顧から始まった今週のキリンズですが、暦では春雨降りて百穀を生ず“穀雨”です。柔らかな春の雨の音とともに、葭はじめて生ずる頃となりましたが、どうか連休前にもまたお逢いできますこととお待ち申し上げております。
 
♪淡い色彩“春の装い”のキリンズ
 ♪明るい“紅”の装い
 
♪“開店五周年祭”にはありがとうございました。 
at けんたうろす 16,April,04
 
♪西麻布『利休庵』
♪ダイビングシーズン到来 
沖縄Diving shop『スイミー』 
  ♪春野菜の薬膳中華『Xing-fu
♪中央区銀座6-9-9 かねまつビル6F tel03-3289-4245




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥Happy birthday to ゆかり at 『けんたうろす』♪ 『鶴齢』“新潟の集い at 越後・叶家♪ “誕生日巻き”『寿司幸・本店』♪
 
  卯の花の 咲く月立ちぬ 霍公鳥 来鳴き響(とよ)めよ 含みたりとも ―大伴家持
卯の花が咲きはじめた21日は、『けんたうろす』のチーフバーテンダー今井ゆかりの誕生日を、数々の花に囲まれた中で、華やかに迎えることが出来心よりお礼申し上げます。
さて、この万葉集にも登場する四月の象徴“卯の花”とは、どんな“花”かご存知ですか?
そもそも“卯月”とは、陰暦四月に“卯の花”の咲く、“卯の花月”を略したという定説があり、“卯の花”は、ユキノシタ科のウツギに属し、落葉低木である空木(うつき)のことで、白い五弁の花を沢山咲かせる日本原産の木です。 http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/
その中で、日本百名山に登場する“空木岳”(中央アルプス 2864m)と同じ“空木”の名は、幹の中が中空で、“空ろな木”だから“空木”との名が付いたようです。
ところで、この中央アルプスの霊峰“御嶽山”を真正面に捉え、“木曽駒ヶ岳”と並び聳える“空木岳”へは、キリンズは未だ登頂には至っておりませんが、春から初夏へと向かい、そろそろ雪解けを迎え活気づく今夏こそ、是非その山名自身がウヅキの花に似た“雪形”の出来る、険しい岩山“空木岳”へと挑戦したく思っております。
それでは、暦では葭はじめて生じ、霜止み苗出ず、牡丹花咲く“穀雨”も次候を迎えます。
きっと卯月去りぬうちに、またお目にかかれますこととご来店お待ち申し上げております。
♪Happy birthday to ゆかり at 『けんたうろす』 21,April,04
♪『寿司幸本店』より 
“誕生日巻き”
 
 
♪“鶴齢” 青木酒造 青木貴史氏とキリンズ
 
 




















キリンシスターズ グルメリンNo.8‥ au『ANNIN』by KDDI♪ Live house『麻里布倶楽部』♪ 銀座『さとう』♪ 『寿司幸・本店』♪
 
 茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る ―額田王
卯月もいよいよ最終週に入り、“鯉幟”が初夏の薫風に棚引く頃となりましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
さて、この皐月晴れの空に“鯉幟”を飾る「端午の節句」の発祥は、元は五節供の一つとして、中国より伝来され、この日に菖蒲や蓬を摘み、家や門に飾る風習は、中国古書の「楚辞」にも歌われ、2400年以上前からの慣わしだったそうです。
その日本における最初の「端午の節句」は、日本書紀・推古19年(611年)五月五日に、“薬猟りす”と言う記述が有り、ここで云う“薬”は、“若鹿の角採り”を指し、万葉集の中でも、冒頭の歌のように、額田王が大海人皇子の“狩りの様”を詠んでおります。
そんな「端午の節句」ですが、またの名を「菖蒲の節句」とも云い、五月の最初の”午の日”に行う“薬草摘み”の行事から、その摘んだ“菖蒲”の語が“尚武”に通じるとして、やがて武士の台頭に従い、庶民にも浸透し、男子の立身出世を願い、幟や兜飾りを行うようになったようです。そして“鯉幟”に付属する吹流しや竿飾りは、元はこちらが主流で、先ず“竿飾り”は「忌み籠り」の目印とされ、次に“五色の吹流し”は中国の五行説から出たものとされ、その配色が象徴するものは、“青”(木・春)“赤”(火・夏)“黄”(土・土用)“白”(金・秋)“黒”(水・冬)で、これらの五色は森羅万象全てを表象するもので、永遠の安定性を表す物として「邪気を祓う」強力な力を持つとされています。
では、そんな“菖蒲”の「邪気や怪を祓う」ような芳香が漂う頃となりましたが、どうかご一緒に、ちまきや蓬餅、柏餅を食べ、きっと豊かな実り多い休日を迎えられますこととお祈り申し上げます。
 
 
♪au 『ANNIN』 by KDDI
   
 
   
香野通政マスター
♪洒落たライブハウス『麻里布倶楽部
 
♪『銀座さとう』 中央区銀座1-14-1 tel 03-3563-0081
 
 
♪『寿司幸 本店』 2階カウンター 檜山博之氏
中央区銀座6-3-8  数奇屋通り  tel 03-3571-1968
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.9‥暦どおり営業致しております♪ 皐月のお菓子『源吉兆庵』♪ 旬の魚『原だ』♪
 
白牡丹李白が顔に崩れけり ―夏目漱石
大型連休の合間の30日は、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?『由美』&『けんたうろす』では、この連休は“暦どおり”の営業です。
何でも天気予報によれば、黄金週間の前半は好天に恵まれるとの予想ですが、どちらへお出かけのご予定ですか?
さて、連休の“旬の花”といえば、百王の花“牡丹”が有名ですが、各地のぼたん園では、その美しさを最大限に顕示し、優美に咲き誇っている様子です。(上野「ぼたん苑」http://www.ueno.or.jp/botan/)その“牡丹”ですが、祖国は古代中国で、古くは“薬草”として使われていたものが、やがてその“美貌”が見初められ、“観賞”の花となったそうです。
それが隋(581〜618)の時代になり、園芸栽培が始まり、大輪の豪華な花“牡丹”を、皇帝や貴族が愛で、高貴な人々に献上されたとされています。
日本へ渡ってきたのは、奈良時代の8世紀に遣唐使が持ち帰り、奈良の長谷寺の“牡丹”が有名になりました。ところで何故“長谷寺の牡丹”かと云えば、それは「唐(618〜907)時代の皇帝の妃、“馬面”の“馬頭夫人”が、日本の大和国の長谷寺の観音様へ、“美顔願い”の願掛けをなさり、その加護のお陰で、見事に美しく変貌を遂げられたお礼にと、数十株の“牡丹”を贈った」と言う伝説が、そもそもの由来と され、現在は150種7000株にまで広がり、長谷寺境内で艶やかな美を競っております。(奈良長谷寺鎌倉長谷寺
そんな牡丹ですが、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」と、“美人”の代名詞となっておりますが、“花の美人”も“薄命”で、冒頭の漱石の句のように、最後はあっけなく散り行きます。どうか美しさの“賞味期限”の儚い“牡丹”を、きっとこの黄金週間中に満喫下さいませ。(毎日新聞 4月26日夕刊 ワイド インサイド“特集WORLD”より)
では、季節は、“牡丹花咲く”「穀雨」の末候を迎えました。山や海で自然と親しみ、愛でれるようなよき連休をお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。
♪『けんたうろす』 
5月のCocktail “皐月04' ”
 ―Gin, Green tea, Lemon juice.
『けんたうろす』中央区銀座8-4-23 クレグラン銀座ビル1F  
tel 03-3574-8882
 
 
♪『皐月の装い』 キリンズ
 
♪『源吉兆庵』“母の日セット”
♪左より“陸宝珠”“新緑菓撰”
端午の節句にお勧め“重午の節句菓”&“尚武菓”
 
♪旬の魚 寿し処『原だ』
中央区銀座6-9-13 第1 ポールスタービル2F   tel 03-3575-4007