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キリンシスターズ グルメリン No.1 『恵那山』 2191m♪を登りました
煌く若葉の波を越えて鯉が風に靡く様は、この頃の都会の景色の中では あまり見られなくなりましたが、キリンズはそんな五月の光輝く中、 薫風をいっぱい飲み込み、腹を膨らませながら空高く泳ぐ“鯉のぼり”の姿を、 御嶽山を背に見る事が出来ました♪ 鯉は中国古来の謂れでは、黄河上流の龍門を登ると龍に変わるという言い伝えがあ り、 その姿の凛々しさ逞しさに思いを込め、端午の節句に“鯉のぼり”として、男子の立 身出世を 願ったのでしょうか・・・ そんな鯉には及ばないものの、キリンズは山登りに挑戦して来ました♪
今回は百名山の一つ、美濃の名山「胞衣山・舟覆山・横長山・野熊山」などとも呼ば れる 『恵那山』 2191mの山頂に到達して参りました♪ 『恵那山』 は岐阜の東濃地方と長野の伊那谷の境に位 置し、文豪島崎藤村の「夜明 け前」 の中にも、その山麓描写がしばしば登場し、山名の 『恵那山』 はイザナギとイザナ ミの子、 天照大神が胞衣を納めたという伝説に由来し、山頂には恵那神社奥宮が祀られていま す。 キリンズ挑戦ルートは、一般的な神坂峠や黒井沢(林道は03年4月復旧済み)から ではなく、 広河原登山口ルートで、日本武尊伝説に彩どられる東山道の峠から、右に御嶽山・乗 鞍岳の 眺望を楽しみながら、サラサドウダンに囲まれた山頂の南端の三角点まで、三時間あ まりを いっきに登りました♪(往復6時間) 中央アルプス南端の 『恵那山』 は豊な落葉樹と山腹上部には苔むした倒木など、 原生林の面影を留めた野趣豊な山ですが、ただ今回は上部はまだ残雪に覆われ、 まるで雪山登山の様子で、天候には恵まれたものの、足元の悪い中での登頂でした。
♪広河原登山口
♪山頂の 『恵那神社』 
♪山頂2191m
♪山頂の 『恵那神社』 
♪『御嶽山』 を望んで。木曽駒高原CC
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.2
『新生・女将塾の会』♪ 『きたむら』♪『久兵衛』オークラ店 『寿司元』♪
キリンズは 旧花まつりの宵に、元リクルートの山本稔精氏と城之崎温泉 「銀花」 三宅 美佐子女将主催の『新生・女将塾の会』 www.jyosen.com/ginka/okami  へと行って参りました♪ (5・8経団連会館にて)
『女将塾』 は 「下駄がカラコロ鳴る町で女将になってみませんか」 とのキャッチ コピーで、 全国から“女将さん候補”を募集し、“新しい考えの中で若いエネルギーと新鮮な発 想を 従来の旅館に吹き込もう・・・”との経営理念で始められ、現在「銀花」 他、 別府・鉄輪温泉 「神和苑」にて、見事に塾卒業生が女将となって経営しているそう です。
この春のNHKドラマ 連続ドラマ 「女将になります!」も、『女将塾』 をモデルに描 かれたもので、 “どんなことにも満足出来ず、夢のない普通の元OLが、新しい自分探しに 旅館の女将になる夢を実現しようとした”青春ドラマでした。 現在も塾生募集中の 『女将塾』 ですが、条件は“やるき・健康・体力・清潔感”の 他に、 知識やセンスも必要で、第一期生は700名の応募の中、僅か13名の“女将候補 生” しか残らなかったそうです。 キリンズは『女将塾』 を参考に 、これからは『銀座ママ塾』 のような会を企画し て、 若い女の子たちに接客などの礼儀作法を、少しでも教えられるよう頑張りたく思いま した。
♪『女将塾』 三宅美佐子女将(右端) 伊藤祐子塾長(左より2番目)
♪『きたむら』(銀座3丁目)

♪『久兵衛』 Hotel Okura店
♪『寿司元』(銀座8丁目)




















 

キリンシスターズ グルメリンNo.3
『Argerich』東京特別公演♪ 『百瀬智宏展』♪ 『母の日』♪

“いい音楽は心を離さない” 言葉の違いを越えて、心が通 い合う音楽。 「普通の市民が知恵と力を結集した、手作りの音楽祭を創造したい」 そんな熱い気持ちで大分県・別府から世界へ向け、独自の音楽文化を発信し続ける 『別府アルゲリッチ音楽祭』 が第5回目を迎え、今年はついに東京公演が実現しま した。 今回はアルゲリッチの来日が遅れ、その演奏会は12日サントリーホールに於いて 室内楽演奏会のみとなってしまいましたが、“アンサンブルの醍醐味”と題した その演奏会は、マルタ・アルゲリッチと伊藤京子のピアノ・デュオ他、 ミッシャ・マイスキー(チェロ)ジュリアン・ラクリン(ヴァイオリン) セルゲイ・ナカリヤコフ(トランペット)清水高師(ヴァイオリン)などの方々を加 え 初夏の夕べに響く、素晴らしい室内楽演奏会でした♪ キリンズは、質の高いクラシック音楽に触れる機会に恵まれ、 この音楽祭の総監督でもある世界的なピアニスト 『マルタ・アルゲリッチ』 の演奏 に 魅せられ、音楽を楽しむ真の喜びを感じた夜でした♪
それから学生時代からの友人の百瀬氏の個展 『百瀬智宏展』 が、 大阪うめだ阪急にて開催されます。(5月14日ー20日まで。6階 美術画廊T) 百瀬氏は関西での個展は初めての試みですが、今年11月には銀座日動画廊、 04' 1月には名古屋日動画廊でも個展を開く予定です。 今回の作品はヨーロッパの風景画を中心に 「千ヶ滝」や 「安曇野桜東風」 など 四季折々の日本の風景も織り込み、色彩鮮やかに、見る人の心を癒し和ませ、 そして美しい景色を細やかな筆で彩 どる絵画展となりました♪
ところで“母の日”は世界中の“お母さん”の健康と幸せを祈って、キリンズも親孝 行の週末でした。
♪『母の日』
♪『MARTHA ARGERICH』(東芝EMI)

♪『Ms.CLAUDIA』(北沢2丁目)
♪『百瀬智宏展』(うめだ阪急)




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.4
みどりちゃん誕生日♪ 『ふじ清』♪ 『山海』♪ 『妙不伝』♪
美しいものの対比に 「いずれアヤメかカキツバタか」 という言い方がありますが、 春の山野を彩る華を、似て非なるものの対比に譬えています。 実際には形の上で差がはっきりしているだけではなく生えている場所も違い、 カキツバタは湿地に育ち、アヤメは山地の日のよく当たる草地に生じていますが、 でも美しいものの表現としては変わりなく、それぞれが山野で艶やかに咲き誇ってい ます。
そんな五月に芽を息吹いたみどりちゃんが、この21日に誕生日を迎えます♪ そして見事に 「アヤメかカキツバタ」 に成熟致しました。 (漢字でアヤメは“菖蒲”と書きますが“ショウブ”はショウブ科で アヤメ科のアヤメに葉の形が似ていますが、万葉集の時代、万葉仮名で 「安夜女具佐」 と書いたそうです。日経・四季の息吹より)
どうか 鮮やかな濃紺に映える 「菖蒲」 絵を描いた着物に身を包み(勝負着物?) 明るく健気に頑張りますみどりちゃんの誕生日を、きっとお祝いいただけますことと よろしくお願い致します♪
♪ みどりキリン誕生日(5月21日)
♪ 『ふじ清』(麻布十番2丁目) ご主人・藤井清章氏
♪ 『妙不伝』(銀座8丁目) 5月14日 “OPEN”
♪ 『山海』(六本木6丁目)
♪ 『小田急藤沢GC』




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.5 
Happy birthday みどり♪ 『TANTO TANTO』♪ 『GRAN CAFE MIKUNI』♪
爽やかな五月晴れの21日は、華麗な花々で賑わうみどりキリン誕生日でした♪ このところ梅雨のような“しとしと雨”や肌寒い日が続いておりましたが、みどりキ リン誕生会は お陰で天候にも恵まれ、盛況のうちに終えることが出来ました。 ただ最近の梅雨の傾向は、地球温暖化の大気の流れで、梅雨の“しとしと雨”が姿を 消し 全体の雨量は変わらないものの、降れば“豪雨”の頻度が増えたそうです。 蛇の目の相合傘で“しっぽり”と宵の街を歩ける様な、風情ある“こぬか雨”は もう降らないのでしょうか・・・
ところで24日キリンズは、梅雨前線真っ只中の沖縄へと、フジTV 『ノンフィク ション』 (6月末頃放映予定)の撮影も兼ね、久しぶりにダイビングへと参ります♪ きっと美しい透明な海での景色をお見せ出来ますことと楽しみにしていて下さいませ ♪
 
 
♪『TANTO TANTO』(銀座4丁目) みどりキリン
♪『GRAN CAFE MIKUNI』(東新橋1丁目) キリンズ




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.6
『沖縄』♪ フジTV『ノンフィクション』♪
梅雨の前の、卯の花さかりの日本の景色は、透明度が増すようです♪ 新緑燃える山々の木々や、艶やかな紫の藤の花など、どの景色の“色”も 澄んだ五月晴れの空に映えわたっています。 そんな五月晴れの中、輝く透明の海を求めて沖縄へと行って参りました♪ ただ初夏の沖縄は梅雨空にどんよりとした曇が覆い、快晴とは言えませんでしたが、 でもその灰色の空とは対照的に、水中は清澄で暖かく穏やかで、色鮮やかに 魚たちとの戯れをいっそう楽しませてくれました♪ 尚、この様子は“銀座ママの休日”としてフジTV『ノンフィクション』(6月下旬放 送予定) にて放映されます。
 
♪慶良間諸島・渡嘉敷島「アラリ」
♪慶良間諸島・安室島「安室チビ」(沖縄方言で“チビ”は“うしろ”)
 
 




















 
キリンシスターズ グルメリンNo.7
『コロビマス』 山本音也♪ 『おぐ羅』♪ 『島津亭』♪
“神(ゼウス)は人を救うのか? 宣教師フェレイラはなぜ転宗し、隠れキリシタン摘発の目明しとなったのか? 人間の再生と復活を描く感動の歴史ミステリ” 山本音也氏の松本清張賞受賞後第一作 『コロビマス』 が文藝春秋より出ました♪
「主は何を救ってくれたというのか。 救うどころか、次々にあなたに赦しを乞う者の命を奪っている。 あなたは・・・   お前はこの国で何をしてきた」 本文より 神は棄教者となったフェレイラとキャラの“罪と罰”、 日本人として生きる覚悟のありやなしやを雄弁に語りかけ、 「わが子よ、お前はなぜそれほどに心弱いのか。いや、お前は勇敢だ。 華々しい殉教より、蔑まれながら生きるという道もある。」 ふたりは心の中で神を追い払い、また引き寄せ、たえず転宗を繰り返す・・・ 西洋と日本が初めて衝突した時代の大波に翻弄されたふたりの人間を、 異教徒として史料をふくらませ創作したのが 『コロビマス』 です。 そして異国の地で“日本人”として生涯を閉じたふたりの司祭の波乱な一生を 鎖国下の平戸を舞台に、悲しくも果敢無く描いた感動の力作です。
ところで今年はペリー来航150年だそうですが、その時代の日本側の歓迎の “もてなし”は、20品目あまりの献立だったそうです。(毎日・余禄より) 本膳は、鮑・赤貝のなます・しめじ・ごぼうの汁。 さらにはムツの子・豆腐の煮物・鯛の塩焼きなど“二汁五菜”に加え、 他の膳は、車海老や白魚、鴨料理やヒラメや鰺の刺身などに酒も加えた 魚料理中心のものだったそうで、当のペリーは 「貧弱」 と酷評し、日本料理と 中国料理よりも琉球料理の評価が高かったそうです。その琉球は薩摩でした。 今回はそんな薩摩料理の『島津亭』をご紹介致します♪
 ♪『コロビマス』 山本音也著(文藝春秋)      
  ♪『おぐ羅』(銀座6丁目)
   ♪『島津亭』(銀座6丁目)