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由美グルメリンNo.1----【由美開店“満”27周年祭春祭り】♪ 神野美伽さんといよいよ最後!歌舞伎座“最終公演”「御名残四月大歌舞伎」一部観劇♪
EARTHホールディングス國分利治邸の“新築祝い&観桜の会”♪ 白金台「庭園美術館」&「自然教育園」正門の桜♪ |
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春ふかみ 枝も揺るがで 散る花は 風のとがには あらぬなるべし―西行 |
東京では先週、桜が満開となり、風に誘われ枝も揺らさずに散る花を惜しむ頃となりましたが、春深い最中はいかがお過ごしですか? |
この春の深みには、花惜の美学をしみじみと感じますが、桜が散るさまは西行のごとく、風のせいではなく、うつろう季節の無常によるものでしょうから、今はただ一日でも長くこの花を愛でていたいものですね |
さて、そんな桜散る哀愁の中で、【由美】はお陰様でこの4月11日に「“満”27年」の春を迎えることができましたことと心よりお礼申し上げます。 |
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思い起こせば【由美】での27年間は、満開の桜の樹の下で様々な出来事が想い出されますが、幸せな思い出ばかりで、そのひとつひつとを想い浮かべると、柔らかな春の光の中で、暖かな想いが満ち溢れ、優しい気持ちに包まれるかのようですが、【由美】は、そんな桜花に見守られながら、いつしか“満”27年の時を経ることができましたことと本当に感謝致しております。 |
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今年は一昨年から数えて“三度目の『27周年祭』ですが、まだまだ遠い三年後の“30周年”を目指して、心新たに頑張りたく思っておりますので、どうかこの春の宵は、散り行く“桜花”とともに、ご一緒に『由美』での想い出話などを語り合えますことと、きっと『由美開店“満”27周年春祭り』へのご来店をお待ち申し上げております。そして、今宵は“春雨”に花びらが切なく舞う・・・そんな春の儚い風情を、あなた様と眺められますことと楽しみにお待ち致しております。 |
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♪杉本 彩さん と『松阪』銀座店 佐々木正喜店主 |
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由美グルメリンNo.2-----いよいよ今宵“最終日”【由美開店“満”27周年祭】♪ 銀座『源吉兆庵』「松涛」で岩手産奥州の極旨の黒毛和牛のしゃぶしゃぶ♪ 銀座『そうかわ』贅沢なふぐぶつと鯛の炊込ご飯♪ |
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落花といふことを
花さそふ名残を雲に吹きとめて しばしはにほへ春の山風 ―藤原雅経
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暦では“雁水へ帰る”「清明」次候となりましたが、儚く“桜吹雪”が舞う週末はいかがお過ごしでしたか? |
『由美』では先週6日より始まった“開店満27周年”春祭りを、お陰様で満開の桜の下にて、盛況に迎えられ心より感謝致しておりますが、この春の宴もいよいよ残すところ、今日一日となりましたので、今宵は切ない“花散らしの雨”の一日ですが、どうか開店“満”27周年祭“最終日”へのご来店をお待ち申し上げております。 |
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さて、掲歌は、「山桜を誘って散らした名残の花びらをしばらく雲の中でも留めて、せめて面影だけでも残しておくれ、春の山風よ・・・」と飛鳥井(藤原)雅経の“散る桜”の“名残”を詠んだ歌ですが、キリンズは今週末もいよいよ立て替えられる「歌舞伎座」の“名残公演”「御名残四月大歌舞伎」観劇へと出かけておりました。 |
この「歌舞伎座」は1951年に開場し、以来数々の名優が舞台を踏んできた日本を代表する劇場ですが、「さよなら公演」はその掉尾を飾る公演ということもあり、中村吉右衛門、市川團十郎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、松本幸四郎、中村勘三郎、坂東玉三郎、市川海老蔵・・・ら、まさにオールスターが総登場し、演目も「連獅子」「三人吉三」「助六由縁江戸桜」など人気の出し物がズラリと並びました。 |
先ず1部の序幕「御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)」では、歌舞伎座の新築に重ねて、「三年後の再会を約する」台詞を言う洒落た場面の後、登場人物が豪華絢爛な衣装を身に纏い、無言で立ち廻りや見得を見せていく場面は鮮やかな色彩美と様式美を見せてくれ、次に二幕では、中村吉右衛門があたり役である「熊谷陣屋」の熊谷直実を演じ、坂東武者らしい剛毅さを貫きながらも、我が子の死による悲しみで深い虚無感に襲われ「十六年はひと昔・・」と花道で絶唱する名演技に涙しました・・・
そして三幕は、中村親子の華やかな「連獅子」の舞踊で、この舞は、能「石橋(しゃっきょう)」を基に歌舞伎舞踊化されたものですが、天笠清涼山にかかる“石橋”を舞台に、三人の狂言師が手獅子を遣い、文殊菩薩を守護する親獅子を勘三郎、子獅子たちを勘太郎と七之助が踊り、親子の息のあった情感溢れる舞は見事で、扇雀と橋之助の間狂言の「宗論」をはさみ、三人の狂言師が、親獅子と子獅子の精となり、勇壮な姿で、身の丈より長い毛を豪快に降って競うように舞い狂うその様は勇壮、豪快かつ華麗で、見応え十分な迫力でした。
でも、何といっても圧巻は3部二幕“歌舞伎十八番”の「助六由縁江戸桜」で、海老蔵が幕開きに助六が江戸時代の人々にいかに愛されたかを述べる口上から始まり、若手傾城が華やかに並ぶ中を、玉三郎の揚巻は花道から花魁道中で、立女方としての大きさや格、大輪のような美しさで、観る者のすべて目を奪います。そして舞台での揚巻から意休への悪態は台詞の聴きどころのひとつとも言え、吉原一の花魁の気位の高さが、江戸の美学を存分に発揮し、助六・團十郎の颯爽とした男伊達ぶりも粋で、三津五郎の福山の担ぎ、仁左衛門のくわんぺら門兵衛、菊五郎の白酒屋売新兵衛など、次から次へと個性に溢れた役々が登場して、さらに勘三郎の通人里暁が絡んでの“股くぐり”には場内大爆笑でしたが、脇役にいたるまできら星のごとく贅沢に役者が並ぶこの狂言は、まさに歌舞伎座の「さよなら公演」の幕切れに相応しい祝祭劇で、あと「19日・・・」の「歌舞伎座」の“御名残公演”ですが、28日の千秋楽までに是非もう一度、最後は二部を観たく願う素晴らしいひとときでした。 |
桜花夢かうつつかしら雲の絶えて常なき嶺の春風―藤原家隆朝臣 |
それでは、“夢かうつつか・・・”と幻のごとく輝いていた“花雲”も少しずつ消え行き、桜花が微かな薄桃色を残し、緑色を混ぜ込めた“葉桜”となりつつある今週ですが、どうかこんなぼんやりとした“花時雨”の春の宵を、あなた様とご一緒に過ごせますことを楽しみにお待ち申し上げております。そして今日12日は“28年目”を迎えましたから、きっとこの記念日には【由美開店“満”27周年祭』“最終日”へとお越しいただけき、共に祝っていただけますこととご来店を心よりお待ち致しております。
尚、アメブロ「銀座由美ママの心意気」http://ameblo.jp/ginzayumimama/ を毎日更新しておりますので、由美HP www.yumi-ito.com と合わせてご覧下さいませ。 |
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♪彩さん& 吉川晃司さん &『オテル・ドゥ・ミクニ』三國清三シェフより |
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由美グルメリンNo.3----『けんたうろす』もお蔭様で十三周年♪ 神野美伽&荒井洸子「シャンソンの夕べ」“2nd”「蟻ん子」♪ 杉本
彩さんとハンガリーの国宝“マンガリッツア豚”ロースを食した夜 at『ミクニマルノウチ』&フランス最古の“古代純血原種豚”「ノワール・ド・ビゴール」を味わう『オテル・ドゥ・ミクニ』♪ 『犬と猫と人間と』飯田基晴監督&杉本彩さんトークショー♪ |
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石楠花に 馬酔木の蜂の つく日かな ―原
石鼎 |
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桜もいつしか散り行き、“石楠花”の鮮やかな花が新緑に似合う季節となりましたが、薫風香るごとく暖かな日曜日はいかがお過ごしでしたか? |
先週は『由美“満”二十七周年祭』には、数多くのお客様にお越しいただいたうえ、また沢山のお祝いをいただき心よりお礼申し上げますが、姉妹店『けんたうろす』もこの4月18日に“十三歳”の誕生日を迎えましたので、続けて恐縮ですが、どうか今週は『由美』とともに是非『けんたうろす』の“13th
ANNIVERSARY”へとご来店いただけますようよろしくお願い致します。 |
さて私の日曜日は、初夏を呼び込む“石楠花(シャクナゲ)”や晩春の花々を愉しみに、メンバーコースの『カメリアヒルズCC』
へと出かけ、その夕刻には神野美伽さんと荒井洸子女史の「シャンソンの夕べ」http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10458619410.html2ndへと出かけておりましたが、「立てば芍薬、座れば牡丹、唄う姿は“石楠花”の花・・」のごとく、自然の美とともに、お二人の艶やかな歌声と、大輪の花のような華やかなステージに酔いしれた
休日でした。 |
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♪四谷『蟻ん子』神野美伽さんと |
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ところで、“石楠花”とは、なぜ“石の南”の花なのでしょうか・・・?
この花は、元は地中海沿岸地方原産のツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木で、古代にシルクロードを経て中国に齎され、その後日本へ渡来した花ですが、“シャクナゲ”の名は漢方植物名の「石南(せきなん)」に由来するもので、江戸時代の学者が「石南花」の名をあてがい“シャクナゲ”と読ませたのが始まりとされています。 |
しかし漢名の「石南」は、和名の“シャクナゲ”とは全く別なバラ科のオオカナメモチを指し、現代の中国では杜鵑を用いている植物ですが、これは漢名の「石南花(せきなんか)」を誤用してこの名になったという説もあり、その他の名の由来は、枝分かれが多く曲がっており、まっすぐの枝や、背丈が“一尺も無い”ことから転訛して“しゃくなげ”の名になったという説や、“シャクナゲ”の木で作った箸を用いると子供の“癪(しゃく)”が治ったなど実に諸説様々です。 |
ちなみに、古典に於いての“石楠花”の名は、901年頃「新撰字鏡(しんせんじきょう)」931年〜938年の「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に登場し、いずれも和名としては“止比良乃木(とびらのき)”をあげているので、それは“トベラ(トベラ科)”と考えられ、その後、“シャクナゲ”の名は1444年の「下学集(かがくしゅう)」に記載され、室町時代から使われたようで、愛媛県石鎚山では、かつて“ハクサンシャクナゲ”を行者が手折って持ち帰り、畦に挿して豊作を祈る習慣もありました。
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%82%B2/ |
石楠花や 雲の巻舒(けんじょ)を 目のあたり ―阿波野青畝 |
それでは、谷を渡る風に揺れる晩春を演出する代表な花“石楠花”を愛で、神野美伽さんと洸子女史の切なく、哀しくそして時には幸せを唄う“魂の叫び”に聴き入り、「O!
toi la vie!(オ・トワ・ラビィ)」のひとときを堪能したキリンズでしたが、今週は゛28歳”を迎えた『由美』とともに
“13歳”の『けんたうろす』をよろしくお願い致します。
尚、アメブロ「銀座由美ママの心意気」
を毎日更新しておりますので、由美HPと合わせてご覧下さいませ。 |
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由美グルメリンNo.4-----【けんたうろす】は4月30日&5月1日は営業致します♪ 『小山GC』千本を超える“桜”しんがりの景観“八重桜”の見事な美を愛でた日曜日♪ 三年連続“三ツ星”『銀座小十』貝尽くしの餡かけ炊込みご飯♪ 尾前シェフが新たに挑む日本料理の無限の可能性『restaurant
尾前omae XEX』♪ |
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一重づゝ 一重づゝ散れ 八重桜 ―子規 |
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暦では“霜止み苗出づ”「穀雨」次候を迎えましたが、ゴールデンウイークを間近に控えた休日はいかがお過ごしでしたか? |
キリンズの日曜日は、東北新幹線に乗り、江戸時代より日光東照宮参詣の宿場町として栄えた小山市に在る『小山GC』へと出かけ、ソメイヨシノが終わりを迎える頃に後を継ぐように咲く、艶やかな“八重桜”の美景を眺めて参りました。 |
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今年50歳を迎えるこの『小山GC』は、桜や梅林などの自然林が豊富な林間コースですが、とくに春は1千本を超える“桜”の景観が見事で、今回はソメイヨシノの盛りは過ぎてしまったものの、蘭春の真っ青な空を桃色に染める“八重桜”の美は艶麗そのもので、“牡丹桜”と呼ばれるくらい華やかな花容は“しんがり”の貫禄を十分に咲き誇っておりました。 |
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さて、遥か古の平城京は“八重桜の都”でもあったそうで、平安時代より人々を魅了し続けるこの花の歴史は古く万葉集にも「この花の一節のうちに
百種(ももくさ)の 言ぞ隠れる おほろかにすな―藤原広嗣」と、この桜の枝には沢山の言葉が籠められていますから、粗末にしないでください・・などとも詠まれ、人々に愛されて来た様子が伺えますが、掲句にはそんな“桜”への想いを籠め、「寒山落木」に収められている明治19年の子規の句を引用しました。 |
私はこの句の“一重づゝ一重づゝ”と流れるような儚さが好きで、“八重桜”はその花びらが多い分、散り去るときもなおいっそう賑やかに花吹雪を舞わせますが、この句のそもそもの発想は、“八重”と“一重”の言葉の縁であり、その言葉の美しさによって、“八重の桜”が“一重ずつ”散り、やがて散り尽くしてしまう情景が立ち顕れくるようですね。しかし、この句には子規が“八重桜”の重たげな花びらを“一重ずつ”愛惜する心が籠められており、また八重桜の花弁が1枚ずつ落ちていく様は、自身の命が“一重ずつ”剥がされるように短くなることに通じるようにも感じられ、子規の心の叫びが聴こえてくるかのようで、胸が絞めつけられるような想いに駆られます・・・http://www5e.biglobe.ne.jp/~haijiten/haiku6-4.htm |
八重桜 日輪すこし あつきかな ―山口誓子 |
それでは、野や山や庭園にて、“晩春のしんがり”八重桜が、咲き初めてよりいっそうの美を誇って咲く頃となりましたが、どうか今週は、その鮮やかな紅の香匂うよき晩春のひとときを、『由美』&『けんたうろす』へとお待ち申し上げております。
そして“彩り”多い素晴らしい「ゴールデンウイーク」をお迎え下さいませ。 |
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