No.79 |
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由美グルメリンNo.1--【由美雛祭り】♪ 『けんたうろす』3月のカクテル“桃色吐息”♪ “菜種梅雨”降り注ぐ『カメリアヒルズCC』♪ “完全予約制”銀座
寿司処『加納』の初春の旬魚♪ “偉大な伝統的クラシック料理”レ・クラシック・ドゥ・ミクニ『『オテル・ドゥ・ミクニ』の“開店24周年記念特別メニュー”♪ |
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梅の花 赤いはあかい あかいかな ―惟然 | ||||||||||||||||||||||||
暦ではまもなく“巣籠もりの虫戸を開く”「啓蟄」を迎えますが、“梅一輪”ごとに春の足音が聞こえて来る・・・そんな弥生の初めはいかがお過ごしですか? |
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さて、由美キリンメールNo.552でも書きましたが、「万葉集」には「梅」が頻繁に登場し、当時の春の花と言えば「梅」のことを指し、平安時代に「紅梅色」は早春の着物の色として愛され、とくに「濃梅色」や「薄梅色」は当世風で、“今様色(いまよういろ)”とも呼ばれたそうです。 | ||||||||||||||||||||||||
また、日本の伝統色には、“梅の字”が付く赤みがある色名がたくさん存在し、上記「紅梅色」は、淡い藍の下染めに紅花を上掛けした、紅梅の花の色に似て、かすかに紫色を含む淡い紅の色で、「栗梅(くりうめ)」は栗色がかった濃い赤茶色。面白い名としては、「四十八茶百鼠」の中に、赤味がかった薄い鼠色の「梅鼠(うめねず)」の色として登場し、加賀友禅の原点とも言われる梅屋渋(梅木の煎汁に榛皮の煎汁を加えたもの)で浅く染めた赤味の淡茶色の“梅染の色”が洒落ていて、日本人の色に対する美意識が偲ばれますね。 |
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ところで、掲句は、芭蕉の弟子・広瀬惟然の句で、惟然(いぜん)は、ある日風も無いのに散る梅の花を見て感動し、突然に悟り、僧になったという変わり者の風狂人ですが、芭蕉の死後はその供養のため、芭蕉の句を念仏のように唱えて日本中を廻ったといわれており、この句は伝統色にも名付けられた「梅」の“赤い色”が、いっそう際立ち、春一番に咲く「梅」の生命の躍動が伝わるかのようですね。 | ||||||||||||||||||||||||
梅一輪 一輪ほどの 暖かさ ―服部嵐雪 | ||||||||||||||||||||||||
それでは、今宵は【由美雛祭り】にて、“あかいあかい”「紅梅色」や“一輪”の「白梅」の図柄の和服を纏い、皆でお迎えいたしますので、『由美』での早春の華やかな景色を楽しん下さいませ。そして、庭先や公園に、春の暖かさを感じさせる「梅」を観て心豊かになり、色や、形、香り、木の枝ぶりまで、全てに優雅さを感じさせてくれる「梅に、心が和むよき一週間をお過ごし下さいませ。 | ||||||||||||||||||||||||
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由美グルメリンNo.2---【由美White day party】3月12日&13日♪ NEW 杉本 彩著 “女が涙する熟年男のインテリジェント・セックスの奥義”【インテリジェント・セックス】by 祥伝社♪ 「 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京ラウンド」観戦 at東京ドーム♪ ♪“雛祭り膳”“雛ちらし”『日本橋ゆかり』春の彩り♪ 『源 吉兆庵』銀座本店内「松涛」“和牛しゃぶしゃぶコース”♪ | ||||||||||||||||||||||||
九つの人九つの場をしめてベースボールの始まらんとす ―正岡子規 | ||||||||||||||||||||||||
暦では、まもなく“桃始めて咲く”「啓蟄」次候を迎えますが、弥生最初の週末はいかがお過ごしでしたか? |
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さて、この興奮が冷めやらぬうちに、掲歌には、野球好きで有名な子規のベースボールの歌九首(明治31年)から引用しましたが、この歌からは、子規の胸の高鳴りが十分すぎるほど感じられる新鮮さと、ゲーム開始直前の野球場の臨場感溢れる雰囲気が伝わってくるかのように思え、本当に、球審がプレイボールを告げる直前というのは、緊張感漲る一種異様な雰囲気で、ピッチャーが投球練習を終え、キャッチャーがセカンドへ送球して、ボールが内野を一巡する・・・この短い時間の間に、急激にテンションを上げて、韓国戦の1回表、先頭打者のイチローが打席に入ろうかという瞬間は、観客である私たちにも、その心臓の鼓動が聴こえてくるようで、胸に熱いものがこみ上げぜざる得ませんでした。そして、今大会で“侍ジャパン”をプレーと精神面と両方で力強く引っ張ったのは、言うまでもなく、中国戦で不調に喘いでいたイチローでしたが、この試合でのベース間を駆け抜ける爽やかな姿や、気高く戦う魂は、まさに見事のひと言に尽き、「春風やまりを投げたき草の原」の句のごとく、イチローのいつまでも野球少年の頃の面影を残して白球を追うその姿には、大いに感動させられました。 http://www.aozora.gr.jp/cards/001059/files/5081_14193.html http://colordiamond.co.jp/fancy/2006_4/index.html http://sakanouenokumo.hp.infoseek.co.jp/baseball.htm |
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ところで、友人の女優『杉本 彩』さんの著書、“大人の恋をするためのとっておき実践ガイドブック”【インテリジェント・セックス】(祥伝社新書)が発売されましたので、どうか“女が涙する熟年男のインテリジェント・セックスの奥義”をご一読いただければありがたく存じます。本書は、彼女自身がが意気込んで書いたというだけあって、単なる抽象的な恋愛書ではなく、現実的な恋愛指導が、濃厚かつ具体的な描写で描かれ、゛愛の達人”とされる彩さんよりは、「是非、40代50代の多くの殿方に読んでいただきたい」とのメッセージですから、どうかこの機会にお買い上げいただけますこととよろしくお願い致します。 http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3720098/s/ http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396111458 |
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九つの人九つのあらそひにベースボールの今日も暮れけり ―正岡子規 |
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それでは、今宵は「WBC東京ラウンド」の最終決戦にて、再び韓国を破り、3連勝での1位突破を願い、晴れて米国上陸となれますことと祈っておりますので、『由美』にて共に勝利の美酒を味わえますことと、あなた様のお越しをお待ち申し上げております。そして、無事゛ベースボールの今日も暮れにけり”と感動の一日を迎えられますようお祈り致します。 | ||||||||||||||||||||||||
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由美グルメリンNo.3----「ロッド・スチュワート」13年ぶりの日本公演 at武道館♪ 名匠“井上誠一設計”の全国屈指の名門コース『大利根CC』&“井上誠一”が青松を基調に東洋の侘びを志向した名門倶楽部『大洗ゴルフ倶楽部』での休日♪ 八重洲口から5分“京都和知牛”を炭火で丁寧に焼く『西洋料理 島』♪ NEW“元木昌彦著”『競馬必勝放浪記』by祥伝社♪ |
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荒磯の岩にくだけて散る月を一つになしてかへる波かな―徳川光圀 | ||||||||||||||||||||||||
暦では“菜虫蝶と化す”「啓蟄」末候を迎えましたが、草木に柔らかな甘雨(かんう)が降り注いだ週末はいかがお過ごしでしたか? |
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さて掲歌は、黄門様で知られる徳川光圀公が、この『大洗ゴルフ倶楽部』奥の鹿島灘に面した丘の上に鎮座する「大洗磯前神社」を参拝した折に、「磯月」と題してその景観を称え詠まれた歌ですが、荒磯の岩に砕けて散る月の光を再び一つにして、帰ってゆく波よ・・・との光景は、秋の美を表現していますが、この季節の晴れた月夜には、海に映る月景と鳥居のシルエットが、また一段と美しく映え、大御降臨の地“神磯”のこの景観は、波の高い日、穏やかな日、雨の日、晴れの日、雪の日・・・と、それぞれに金波、銀波に輝く様が実に見事で、一年中眺めていても飽きない四季折々の“素晴らしい感動”が伝わり、波が“洗う”ように荒い「大洗」の地にて、心が“洗われた”休日でした。 |
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ところで、先週は“素晴らしい感動”のもうひとつを、11日(水)に武道館で行われた『ロッド・スチュワート(64)』の公演にて味わうことができましたが、この『ロッド・スチュワート』とは“英国が誇る史上最高のボーカリスト”で、今なおローリング・ストーンズとともにロック界に君臨するのスーパースターですが、今回は、実に13年ぶりの日本公演で、キリンズは、ロック史上に残る永遠の名曲の数々を披露する “グレイテストヒットツアー”とされる貫禄溢れるステージに熱狂して参りましたが、1984年のヒット曲「サム・ガイズ」で幕を開けると、「イッツ・ア・ハートエイク」「雨を見たかい」や、大ヒット曲「ホット・レッグス」「マギー・メイ」「アイム・セクシー」などヒット曲を連発し、さらには、サイン入りサッカーボールを会場に蹴り入れるパフォーマンスで盛り上げ、最初から最後まで、60代とは思えぬセクシーなハスキーボイスで熱唱し、エネルギッシュなステージを披露してくれました。 ちなみに、キリンズの関心事、ローリング・ストーンズのロン・ウッド(61)との「フェイセズ」再結成については、「今年はないと思うけど、リハーサルもやって着々と進めてる・・・」とのビッグニュースを口にしてくれましたが、何といってもご愛嬌は、シンガーをめざしている愛娘・ルビー(21)のために、大舞台でソロで2曲歌わせるという親バカぶりで、また、おどけた表情をして、観客に気を遣う優しさも健在でした。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000004-pia-ent |
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春光を 砕きては波 かゞやかに ―稲畑汀子 | ||||||||||||||||||||||||
それでは、『ロッド・スチュワート』の高音のハスキーボイスに癒され、“春光輝かな”「大洗」の青松の樹林にて、心を“洗い”、思いっきりリフレッシュして参りましたキリンズを今週もよろしくお願い致します。そして、また新たに二コース“井上誠一設計”のゴルフコースにチャレンジして来ましたので、ゴルフ好きの方々からは、そんなお話も是非お聞かせ願えたらありがたく存じます。どうかよき一週間をお過ごし下さいませ。 |
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由美グルメリンNo.4--“月の沙漠”の楽園「井上誠一」37番目の遺作『大原御宿GC』で過ごした春分&春嵐の中、山桜咲く『カメリアヒルズCC』♪ NEW『伊集院 静』短編集「少年譜」by文藝春秋♪ “祝25周年”伝統のフレンチ『シェイノ』〈25周年記念特別メニュー〉♪ | ||||||||||||||||||||||||
月の沙漠をはるばると 旅のらくだが行きました 金と銀との鞍置いて 二つならんで行きました―「月の沙漠」1より |
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彼岸が明け、東京では平年より一週間も早くソメイヨシノが咲き始め、あちこちから桜の開花の便りが届いた連休でしたが、いかがお過ごしでしたか? | ||||||||||||||||||||||||
キリンズは、「白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ」と若山牧水が歌に詠んだ南房総の地「御宿」にて、名匠「井上誠一」の37番目の遺作『大原御宿ゴルフコース』で、海風に晒されながらも、澄んだ空気の中、遠く富士山も見渡せるほどの素晴らしい景色を眺め |
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さて、この「御宿」とは、上記の童謡「月の沙漠」で有名な房総半島の海岸ですが、作詞は叙情画家としても知られる加藤まさを氏(1897年〜1977年)で、作曲・佐々木すぐる氏のこの歌は、1923年に、講談社発行の雑誌『少女倶楽部』3月号に発表された歌で、加藤氏自身が「御宿を思い出しながら書いた」と話していることから、“月の砂漠誕生の地”とされています。 |
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ただ、砂丘でもない“砂漠”でもないこの地が、なぜ「月の沙漠」なのかは、“沙”には“すなはま”の意味があり、「御宿」の水分を含んだ“海岸の砂”が瑞々しいことから、“砂漠”ではなく“沙漠”と表現されたとの謂れのようで、ここ「御宿海岸」には、歌詞に登場する2頭のラクダに乗った王子と姫をあしらった像が建てられていますから、近々「御宿」の地へと行かれる機会がございましたら、白い砂浜と静かな海に調合するこの海岸にて、淡い儚げな音色に想いを馳せ、「月の砂漠を はるばると 旅のらくだが 行きました・・・」と、口ずさんでみてはいかがでしょうか? http://www.youtube.com/watch?v=lP5In24WWTQ&feature=related http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/tsukino_sabaku.htm |
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広い沙漠をひとすじに 二人はどこへ行くのでしょう おぼろにけぶる月の夜を 対のらくだはとぼとぼと 砂丘をこえて行きました 黙ってこえて行きました――「月の沙漠」4より |
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それでは、「御宿」の白い砂浜にて、古の大正浪漫に触れ、煌く抒情と夢に包まれて、リフレッシュして参りましたキリンズを今週もよろしくお願い申し上げます | ||||||||||||||||||||||||
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由美グルメリンNo.5--【由美“足掛け”二十七周年祭】♪ 経堂駅前で“本格会席料理”『和shoku。の水』♪ “江戸の粋と京のおもてなし.”赤坂の情緒が薫る黒塀の粋な佇い『やげんぼり赤坂店』♪ “清水焼に映える魚彩”銀座『寿し処 原だ』♪ | ||||||||||||||||||||||||
桜花思ふあまりに散ることの 憂きをば風におほせつる哉 ―西行 | ||||||||||||||||||||||||
暦ではまもなく“燕来る”「清明」初候を迎えますが、桜花爛漫の最中はいかがお過ごしですか? | ||||||||||||||||||||||||
今年は暖冬の所為か、例年より一週間早く開花した“桜花”でしたが、先週からの“花冷え”に足踏みしていたため、運良く人生の門出とも言える入社式や入学式まで“待ち桜”となり、ようやく満開となりましたが、お蔭で、来週からの『由美』の華やぐ夜を待っていたかのごとく、6日から開催の【由美“足掛け”二十七周年祭】まで、咲き続けてくれる様子ですね。 |
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さて、毎年この季節には、そんな美しく咲き誇る“桜花”を見るたびに、桜とともに様々な出来事が蘇りますが、『由美』は、そんな麗しき4月に、無事“足掛け”二十七周年の春を迎えることができましたことと心よりお礼申し上げます。 |
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どうか、この春の宵は、春風に可憐に舞う“桜花”とともに、ご一緒に『由美』での想い出話などを語り合えますことと、【由美“足掛け”二十七周年祭】へのご来店をお待ち申し上げております。そして今年の“春の宴”は、“足掛け”などど、半端なタイトルとさせていただきましたが、少しでも開店三十周年目を迎えるのを遅らせたく思い、昨年の「二十七周年祭」から年を重ねなかったことをご笑覧下さいませね。 | ||||||||||||||||||||||||
春風の花を散らすと見る夢の さめても胸のさわぐなりけり ―西行 | ||||||||||||||||||||||||
それでは、来週は“春風”に一喜一憂しながら、西行のごとく“散る桜の象徴する無常”を憂い、満開の“桜花”の下にて、“花を散らすと見る夢”の儚い風情を、あなた様と眺められますことと楽しみにお待ち致しております。 | ||||||||||||||||||||||||
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