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キリンシスターズ グルメリン No.1‥『真美さん誕生会』&『由美雛祭り』♪ 多方面に亘って大活躍『さかもと未明』♪ 『Straight,4月号』“銀座特集”♪ 『けんたうろす』3月のCockatail“舞姫”♪ 日本橋“西洋料理”『島』♪ 『ミクニ』トリュフづくし・“メニュー・ドゥ・トリュフ・ノワール”♪
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三寒の 四温を待てる 机かな ―石川桂郎 |
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冷たい雨の底冷えのする寒さから始まった弥生ですが、この週末は一旦冷え込んだ後は、微かに春の気配が漂う陽気になるとの予想で、いよいよ日々の寒暖が激しい「三寒四温」の季節が廻って参りましたが、花粉症には辛い季節の到来となりましたね。 |
キリンズも今朝は多分に洩れず、目が痒く、鼻の奥がむず痒い憂鬱な思いで、こうしてパソコンの前に座っておりますが、今から午後の外出が憚れる思いです。 |
さて、「三寒四温」とは、寒い日が3日続くとその後の4日は暖かい日が続くと云う、ちょうど今頃の季節を言い表した言葉ですが、元は朝鮮半島から中国大陸北東部にかけての地方で使われていた言葉が語源とされ、寒くて単調な冬の中にも変化を見つけて、少しでも生活の張りにしようとする先人の知恵から生まれました。 |
この地方のこの時期は、例年シベリア寒気団が強弱を繰り返す事により、3日寒い日が続けば4日は寒さが緩むと言う“気温差”が発生しますが、日本に比べ一段と冬の冷え込みが厳しいこの辺りの地域では、寒さが“緩む”と言っても、やや気温が高いという程度に過ぎず、「三寒四温」とは、そんな厳寒の中での温度変化を示す言葉として誕生しました。 |
それがやがて日本に渡り、冬と春の狭間の季節に訪れる寒暖の変化を表わす言葉として使われるようになりましたが、“3日寒い日が続くと、後の4日は暖かい日になる”時季とは、今頃から3月半ば頃までの気候に丁度当てはまり、今は未だ、弥生も始まったばかりなので“四寒三温”ぐらいの気候ですが、何となく「三寒四温」と聞こえてくるだけで、何処からともなく春の足音が近づいて来そうな気がして、そんな草木が芽吹く春までは、あともう少しですね。
http://naokun.cocolog-nifty.com/nekozura/cat357186/ |
ところで、気象庁は昨日1日に、今冬(05年12月〜06年2月)に降った記録的な大雪を「平成18年豪雪」と命名しましたが、記録的な豪雪となった理由としては、12月〜1月上旬にかけて大陸から強い寒気が流れ込んだことが主な原因で、またこの“豪雪”は、「昭和38年1月豪雪」以来の記録で、昨年12月が20年ぶりに全国的な低温となった上、全国の降雪観測地点339カ所のうち、計23地点で最深積雪記録を更新したことを総合的に判断し、「今冬の大雪の経験や教訓を今後に伝える意味でも、この名称を有効活用したい」として発表に至りました。
(毎日新聞) |
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立てかけし 橇(そり)に四温の 雫かな ―原田 青児 |
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それでは、そんな「平成18年豪雪」の冬も過ぎ、「三寒四温」の四文字熟語のごとく、こうして暖かくなったり、寒くなったりを繰り返しながら、静かに春へと向いますが、この週末はやや暖かいとの予想ですので、“一寒一温”或いは、“半寒半温”と言えるほど、日々目まぐるしく変わる春ですが、どうかくれぐれも風邪などを召されぬようご自愛くださいませ。 |
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♪『けんたうろす』3月のカクテル“舞姫”
White wine, Peachtree,Pinapple juice,
Fresh Grapfruit juice,Grenadine sirop
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キリンシスターズ グルメリンNo.2‥Happy birthday to真美さん♪ 沖縄の宿【民宿まさこさん】♪
伊集院 静“10の掌編”『宙ぶらん』♪ 春の陽気『メイプルポイント』“VIP ROOM”♪ |
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啓蟄や ちらかりやすき 文机 ―鷹羽狩行 |
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暦では、“蟄虫咸動きて、戸を啓きて、始めて出づ”「啓蟄」初候となりましたが、春の陽光煌くこの週末はいかがお過ごしでしたか? |
二十四節気のひとつで「雨水」後15日目の3月6日頃に当たる「啓蟄」とは、温かくなり始め、冬眠していた虫がそろそろ“穴を啓(ひら)いて這い出す”時季ですが、“啓”は「ひらく」、“蟄”は「土中で冬篭りしている虫」を表し、文字通り地中で冬篭りしていた虫が春の到来を感じ、草木が芽吹く
と同時に地上へ這い出してくるという意味で、蟻、蚯蚓などの地虫や、蛇、蛙、蜥蜴の類が長い冬眠から覚めて、穴から地上に出てくる春の胎動を表します。 |
またこれに類字する「蠢(うごめく)」という漢字は、まさしく春の虫の躍動感をよく伝えていて、この時季初めて鳴る雷“初雷”は、“蟄虫”の目を覚まさせるための雷と云われ、これを「蟄雷」「虫出しの雷」とも云います。 |
さて、古代中国では、「虫」は広く動物を意味し、虎を「大虫」と呼んだ例もあり、陰陽五行で季節に生物を配分した五虫では、春は鱗虫(蛇魚等)、夏は羽虫(鳥等)、秋は毛虫(獣等)、冬は介虫(蟹等)で、中央に“裸虫”つまり「人間」が配されています。
一方、日本語の「虫」は、古くは自然発生する小動物の総称と考えられていて、当時“へび”は「虫」ではありませんでしたが、そこに中国語の虫偏のついた“蛇”が入ってきて、“へび”も“ムシ”として扱われるようになりました。 |
このことから“へび”はムシの中の虫、つまり“真のムシ”という意味で「真虫(まむし)」と呼ばれるようになったと云う説も生まれましたが、やがて、元来の日本人の“虫好き”が高じて、平安の頃からは「虫放ち」「虫聞き」「虫合わせ」などの遊びが盛んになり、また「虫売り」という“鳴く虫を売る商売”も成り立っていましたが、ただまだ当時は、「啓蟄」が和歌や俳句に取り上げられることはそれほど多くなく、季語として俳句に詠われるようになるのは、その後の、とくに高浜虚子以降の近代からで、その背景としては、古代中国の「人間」をも「虫」の一つと捉える“五虫”思想に対する穏やかな皮肉が、俳句の対象にし易かったということもあったのかもしれませんね。
http://www.nikkoku.net/ezine/kotoba/ktb044.html
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啓蟄の 蟻が早引く 地虫かな ―高浜虚子 |
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それでは、「三寒四温」の寒暖を繰り返しながら、少しずつ温かくなり始めて、冬眠していた虫もそろそろ穴を啓いて這い出す「啓蟄」です。
どうか今週はそんな「啓蟄」の季節に相応しく、柔らかな春の陽光に満ちたよき一週間をお過ごし下さいませ。 |
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♪Happy birthday to真美 3, March, 2006
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♪元木佳代子プロ “豪快なスイング”
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キリンシスターズ グルメリンNo.3‥『由美White day party』♪ 森田芳光監督・新作映画『間宮兄弟』♪ 沖縄の宿『民宿まさこさん』ご案内♪ 慶良間諸島“ホエール・ウオッチング・ツアー”♪ ホテル西洋『Repertoire』♪ 銀座『久兵衛』♪
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今日一日 天の変化の はげしさや こころをさらふ 春のさきぶれ ―岡井 隆 |
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暦では、まもなく“桃始めて咲く”「啓蟄」次候となりますが、毎日が「一寒一温」と“天の変化の激しき”今週はいかがお過ごしですか? |
春先には、強風の煽りで、雲は乱れて逆巻き、太陽は日々目まぐるしく照り翳りますが、今年の“春一番”は昨年より11日遅い「啓蟄」の6日に、サハリン付近の低気圧に向かって暖かい南風が吹き込んで吹き、お陰で週の前半の関東地方は、4月中旬の暖かさとなりましたが、今朝は湿った“東風”が吹いて、また雲の多い“寒の戻り”のようですね。
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さて、今冬は20年ぶりの寒冬となり、日本海側を中心に記録的な大雪が降るなど、全国的に厳しい寒さに見舞われましたが、この厳しい寒さのお陰で、“桜”の目覚めは順調に経過したようで、2006年の桜(ソメイヨシノ)の開花は、「ウエザーニュース社」の発表では,九州南部や四国の南部の一部で平年より少し遅めの予想となっていますが、全国的に見ると平年並だそうです。http://weathernews.jp/sakura2006/ |
またその一方、今年の“桜”の「開花予想日」は、上記「ウエザーニュース社」と「気象庁」とでは、一週間前後の大きなズレが発生し、独自のデータをもって発表されましたが、このズレとは・・・“寒い日がどれだけ続くと、桜が成長を始めるか”という計算式や解釈の違いからで、とくに「気象庁」に於いては、昨年、東京などの「開花予想日」を外したため、今年から新しい数式を導入したばかりのようで、この“開花予想”合戦は、いったいどちらに軍配が上るのか、今から楽しみですね。(3月4日 毎日新聞・夕刊)http://www.asahi.com/life/update/0301/005.html |
ただ双方とも、これから“桜”が咲くまでの期間は、少しの気温や天候の変化で“桜”の「開花予想日」が、変わる可能性があるので、随時、予報修正を行うようですので、「お花見計画」の前には、必ず最新の「開花予報」をチェックされる方がいいかもしれませんが、とにもかくにも“桜”が咲くと言うことは、暖かくなると言うことなので、春は順調にやってきそうですね。http://www.e087.com/sakura/skaika/kaika2.html |
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石ばしる 垂水の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも ―志貴皇子 |
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それでは、この週末は“桜”の開花を待ち侘びながら、“岩を走り落ちる水の畔に、いち早く萌え出でた早蕨を愛でる”・・・そんな春の到来を歓ぶよき週末をお迎え下さいませ。
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♪“まさこさん”の慶良間諸島への“ホエールウオッチング・ツアー”〜4月上旬まで。
by スイミー 〒900-0031 沖縄県那覇市若狭 3-5-7 ・1F
tel 098-861-7271 http://www.suimy.jp/
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キリンシスターズ グルメリンNo.4‥3月13日&14日“純白な装い”【由美White
day party】♪ 鮮やかな紅梅咲き誇る『久邇CC』♪ 銀座『BAR池田』♪ |
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春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる ―凡河内躬恒 |
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暦では「啓蟄」も次候を過ぎて、遅れ気味だった関東各地の梅園もようやく満開となり、春風に“梅の香”が運ばれて、辺り一面心地よい“香”の匂う週末でしたが、いかがお過ごしでしたか? |
キリンズはそんな“梅の香”に誘われて、埼玉は「久邇CC」にて、春の柔らかな陽射しを全身に浴びて、お蔭でリフレッシュした休日を過ごすことができました。 |
さて、冒頭の「古今集」に於いて凡河内躬恒は、“梅の花”は春の闇夜で、花の色は隠せてもその香は隠せず・・・と、“あやなし”と云う言葉が持つ艶っぽさで、見えない“花”や、闇で隠しきれない“香”を表現していますが、古来より“梅の花”と云えば、花の美しさとともに“香”のよさが歌人たちに愛されてきました。 |
「万葉集」ではこの“梅”は、中国から渡来した当時はまだ珍しくて美しく、観賞用として人気だったことから、「ウメ」と呼ばれ、萩の140首に次いで119首詠まれていますが、元は中国の長江中流、湖北省の山岳部や四川省の原産で、中国では三千年以上昔から、薫製した青梅は薬用として利用されていました。この“梅”が日本に伝わったのは、奈良朝あるいはその少し前とされていますが、はじめは観賞用としてではなく、梅の実を燻製にした「烏梅(うばい)」として渡来し、熱さまし、咳止め、吐き止めなどに用いられていたようで、村上天皇がご病気の折に、梅干と昆布入りのお茶でご回復されたことが、平安時代の中期の書物にも記載されています。 |
また「ウメ」の名の由来は、漢音の「mui」または「mei」から転じての「ウメ」説や、“鳥梅”からの説など様々ですが、日本に於いて初めてその名が文献に登場するのは、751年の『懐風藻(かいふうそう)』が最初で、平安時代以降は「むめ」と呼ばれていました。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/umeemon/mamechishiki/rekishi.html
http://www.kishuume.com/umejiten/rekisi.html |
一方、本家中国では最古の詩集「詩経」の詩に“梅”が詠まれていますが、これは“花”ではなく“実”を詠ったもので、このように中国の五世紀以前の文献では“梅”は、ほとんどが食用で、“花”が注目されるようになるのは、もっと後の「唐詩」に、ようやく少しずつ登場するようになり、その後“梅花”愛好の画期を作ったのは、宋代以降の林逋で、次の詩「山園の小梅」の「疎影横斜して水は清浅 暗香浮動して着きは黄昏」と、この一節は殊によく知られています。
(日本経済新聞 3月12日「文化」 興膳 宏著 漢字コトバ散策“梅花”より) |
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梅の花 立ち寄るばかり ありしより 人のとがむる 香にぞしみぬる―古今和歌集 |
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それでは、今週はそんな芳しき“梅香”に染まる中、『由美』では『ホワイトデー・パーティ』を開かせていただきますので、皆、白梅のごとく“純白の装い”にて、あなた様のお越しをお待ち申し上げております。そして“人のとがむる”ように“梅の香”が深く沁み込んだ艶やかなる春の宵の“白の宴”にて、きっとお目にかかれますことと楽しみにしております。 |
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キリンシスターズ グルメリンNo.5‥“白一色の装い”由美White
day party♪ coming soon5月公開“森田芳光”監督新作『間宮兄弟』♪ 旬の“春采”天麩羅『由松』♪ 伝説のバーテンダー“毛利隆雄”の『毛利BAR』♪ |
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だって間宮兄弟を見てごらんよ。 いまだに一緒に遊んでるじゃん。―森田芳光監督『間宮兄弟』より
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暦では“菜虫蝶と化す”「啓蟄」末候となりましたが、春の陽気が続く中で、春風に花粉舞う今週はいかがお過ごしですか? |
キリンズの今週は、「ホワイトデー・イブ」の13日午後に、銀座ヤマハホールへ、森田芳光監督の新作『間宮兄弟』の完成披露試写会へと行き、真昼の銀座の軽やかな“銀ぶら”から始まった今週でした |
さて、江國香織原作の『間宮兄弟』とは、“間宮兄弟はどこにでもいる”のキャッチフレーズのまま、平凡な35歳の兄・明信と32歳の弟・徹信とが、二人で仲良く暮らす何気ない日常を、青春の懐かしさを滲ませながら、ほのぼのと描く恋愛小説ですが、この“どこにでもある”日常を森田監督自身が、“森田ワールド”の原点に立ち戻って、ハートフルに映画化し、泣いて、笑って、そして何となく幸せな気分にしてくれるそんな素敵な映画として完成しました。 |
映画『間宮兄弟』は、確かに恋愛映画としては、あまりにも普通過ぎて、他愛無い日常風景の連続ですが、でもだからこそ青春時代に、好きな人に声さえ掛けられずに一人思い悩んだ日々が想い出されたり、また幼い頃、兄弟で共に遊んだ記憶が鮮明に蘇ってきて、懐かしさに思わず涙し、甘酸っぱい気持ちに浸れましたが、“日々をシェアする人のいる喜びが、丁寧に描かれた映画”です。 |
人生を共有してきた人のいる心強さも。
画面の色合いと細部に心惹かれました。
そうそう、そうなのよ、と何度も思った。
「反省会」の場面がとくに好きでした。
ゆずれないことはゆずれない、という姿勢をあたりまえとして、暮らすこの兄弟には、たしかに美学(の、ようなもの)があるのです。
軽やかだけれど渋味豊富な映画を、観せてもらいました。―江國香織「間宮兄弟」パンフレットより |
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どうか今五月には、そんな静かに暮らす“どこにでもいる間宮兄弟”の、読書好き・映画好き・野球好き(横浜ベイスターズ)・パズル好き(モノポリーetc)、そして新幹線が大好きな、とんでもなく“オタク”っぽい平凡な日々を、男性の視点で描く『間宮兄弟』を、きっとご覧いただけますこととよろしくお願い
致します。http://mamiya-kyoudai.com |
そして、大の大人それも男性でさらには兄弟で、一緒に生活している変てこな“間宮兄弟”に、何か暖かい人間愛“の・ようなもの”を感じ癒される、そんな“森田ワールド”をご一緒にお楽しみ下さいませ。(映画『間宮兄弟』は、2006年5月より、「恵比寿ガーデンシネマ」「シネ・リーブル池袋」「新宿武蔵野館」他、全国ロードショー)http://www.eigaseikatu.com/news/15052/22925/ |
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それでは、西から低気圧が近づき、やや雨模様の週末となりそうですが、まもなく“彼岸入り”となり「春分」を迎えますが、きっと「春分」前に、またお会い出来ますこととご来店心よりお待ち致しております。そして“自然を讃え、生物を慈しむ”ような春をご一緒に愉しめますこととお待ち申し上げております。 |
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キリンシスターズ グルメリンNo.6‥由美&美伽の“京都への旅”♪ 祇園『よしだ』♪ “灯りと花の路”『京都・東山花灯路』♪ 日本画壇の大家・竹内栖鳳の旧私邸の“自然美”『ザ・ガーデン・オリエンタル京都』♪ 京橋の一角の“洒落たフレンチ”『シェ・イノ』♪
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まさをなる 空よりしだれ ざくらかな ―富安風生 |
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桜の開花宣言がなされた「春分の日」の昨日は、我家の“枝垂桜”も早満開となり、今日も真青な空から降りてきたかのごとく穏やかに、春風の中をそよいでおりますが、この陽気の移ろいやすい桜の花の咲く休日は、いかがお過ごしでしたか?
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キリンズの「春分」は、ご多分に漏れずWBCの決勝観戦一色の休日でしたが、このオールジャパンの快勝に日本中の人々が歓喜と興奮に沸き、さらには優勝によって、これまでのミスジャッジへの不満がいっきに解消されたように思えて、本当に胸のすく思いでしたね。 |
本来なら、疑惑のジャッジに因る負けでそのまま予選リーグ敗退と、一旦は諦めかけていた決勝リーグ進出でしたが、それが韓国戦での松中の執念の二塁打と、福留のアーチが打線復活の口火となり、イチローの気迫に満ちたバンティングも加わって、“三度目の正直”で、ようやく韓国チームに快勝し、そして昨日は、世界一のアマチュア最強軍団キューバチームを破っての優勝で、不死鳥のように蘇り、栄光の初代世界王者となった快挙は、まさに素晴らしいの一言に尽きました。
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さて、「春分」に先立つ先週末は、春の陽気とは裏腹に、一時的に寒さが戻って冷え込み、雨や雪を伴う春荒れで、各地で雪山の遭難が相次ぐ“春嵐”の怖さを改めて認識させられましたが、キリンズは、そんな寒さの中、友人の歌手神野美伽さんと、小雪舞う京都へと参りました。 |
ただこの日の京都は、春だというのに真冬のような気温の日中で、暖房が欲しくなるほど寒く、さらには冷たい雨と雪が一日中降りし切り、まるで時雨を思わせるような“春時雨”でしたが、キリンズ
with美伽は、そんなうす曇りの中を「南禅寺」から「二寧坂」へと散歩し、“灯りと花の路”「京都・東山花灯路」の夕暮れを愉しみ、京都五山が春雨に霞み、“山笑う”景色を愉しみました。
http://www.hanatouro.jp/ |
ところで、この“山笑う”は春の季語としても有名ですが、元は郭熙(かくき)と云う中国・宋の時代の山水画家が残した「臥遊録」にて、「春山淡冶(たんや)にして笑ふが如く、夏山蒼翠(そうすい)にして滴るが如く、秋山明浄(めいじょう)にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如く」と、絵画の極意を語った言葉を表していますが、ここから春の山の草木が芽吹き、花も咲き綻ぶ頃、山の表情が明るくなる様子を“山笑う”とし、また秋の紅葉で色づいた秋の山を“山粧う”と表し、そして“山眠る”は、冬山が雪を被り静まりかえった様を表しました。
http://blog.goo.ne.jp/setsugekka_2/c/3cc195ea813892f5e3d6fe592e858518 |
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故郷や どちらを見ても 山笑ふ ―正岡子規 |
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それでは、秋に赤く黄色く装った山が、冬に深く長い眠りにつき、ようやく真白な夢から目覚めて微笑む“山笑う”春となりました。どうか今週は満開の桜を観るべく、春山の深い笑窪に分け入って遊べるようなよき一週間をお過ごし下さいませ。
そしてこんな“春雨”の宵には、「花は散り その色となくながむれば むなしき空に春雨ぞ降る(古今集)」と、儚い“桜”へと想いを馳せて、今宵も万物の無常を託して句を詠んだり、麗かに桜餅などをいただきながら、きっとあなた様のご来店を心よりお待ち申し上げております。 |
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♪由美&美伽“京都への旅”
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♪祇園『よしだ』 tel 075-525-2025
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キリンシスターズ グルメリンNo.7‥3月27日“OPEN”『越後叶家』豊洲IHI店♪ 3年ぶりの来日公演『ザ・ローリング・ストーンズ』♪ “渡辺淳一”新刊『みんな大変』♪ “吉川晃司”「THE
FIRST SESSIONKIKKAWA KOJI LIVE 2005」3月22日DVD発売♪ “花信風”吹く「箱根CC」♪ パレスホテル箱根「明日香」♪ |
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木蓮の 花許りなる 空を瞻る ―夏目漱石 |
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暦では七十二候の十一候目“桜始めて開く”「春分」次候となり、3月最後の日曜は早くも春の到来を歓ぶ“花見”で賑わいましたが、この週末はいかがお過ごしでしたか? |
キリンズは三分咲きの北沢緑道の桜を他所に、南西からの冷たい「花信風」吹き晒す、箱根CCにて、ゴルフを愉しんだ休日でした。 |
さて、今日3月27日は日本さくらの会が1992年に制定した「さくらの日」ですが、この「さくらの日」とは、日本を代表する花である“桜”への関心を高め、花と緑の豊かな国土づくりが目的で誕生し、丁度七十二候の中の“桜始開”時季と、“さくら”と“咲く”が共に「3×9(3×9=27)」であることから選ばれました。
http://koyomi.vis.ne.jp/directjp.cgi?http://koyomi.vis.ne.jp/sub/72kou.htm |
ただ、あいにくまだ肌寒い箱根に於いては、この「さくらの日」の前日は“桜”の開花の恩恵に与ることが出来ませんでしたが、ロマンスカーの窓から揺れる景色の中には、冒頭の句のごとく、夕闇に浮き立つように咲く“木蓮”の花を“瞻る”ことが出来て、「花信風」が吹き、地に花の満つる春を強く感じました。
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ところで、花の咲く時期を知らせる春の風を「花信風」と云いますが、現在では主に、春から初夏にかけての風のことを表しますが、元は中国の“二十四番花信風”に由来し、二十四節気中の「小寒」から「穀雨」までの八節気を二十四候に分け、それぞれの候ごとに花を咲かせる風が吹くと云う故事から生まれた言葉として、日本でも「二十四番目の花信風」として、万葉の歌人が、そして多くの俳人達が各気の季語の句を詠んでいます。 |
昔の人は、このように冬から夏にかけて、各気の花が開く時節の到来を知らせる「花信風」から、これらの花の咲くのを観て、微妙な季節の移り変わりを感じ取ったのでしょうか、どの候にも正確を期するため、一種の花期が最も正確な植物を選んでそれを代表としていることから、漱石の“木蓮”は今まさに「春分」の時季に相応しい「花信風」の花といえますね。
http://www.geocities.jp/yousan02/siki-kasinfu.htm |
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木蓮に 日強くて 風さだまらず ―飯田蛇笏 |
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それでは“桜”を待つ間に、地球上で最古の花木“木蓮”も華やぎを見せる頃となりました。
どうか今週は、花が咲く音信を携えてくる「花信風」吹く中、一億年以上の永きにわたり、気高い花香を漂わせ、気品のある花の姿で咲き立つ“木蓮”を街角に観れるような、そんなよき春の日々をお迎え下さいませ。
そしてこんな春の宵は、“木蓮”の花の散った後は、銀座にても、もうすぐ満開に咲く“桜”を楽しんでいただけますこととご来店を心よりお待ち申し上げております。 |
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キリンシスターズ グルメリンNo.8‥『由美』開店25周年“春祭り”♪ “桜色のロゼしゃんぱん”
POMMERY SPRINGTIME♪ 銀座7丁目“新しい寿司店”『すし仙』♪ 銀座8丁目“天麩羅『天亭』♪ |
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花の雲 鐘は上野か 浅草か ―芭蕉 |
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暦では“雷声を出す”「春分」末候を迎えましたが、見上げると真っ青な空が桜の花で曇る・・・
そんな爛漫と咲き誇る「花の雲」で空が埋まるような今週はいかがお過ごしですか? |
この週末は、何処も彼処も「花の雲」の下、お花見で賑わうことでしょうが、冒頭の芭蕉の句“空に鐘の音が聞こえてくる。あれは上野東叡山寛永寺の鐘か、はたまた浅草浅草寺の鐘か・・・”で有名なこの「花の雲」とは、上野の山の桜のことで、元は天海僧正が江戸庶民の楽しみの為に桜を植えたのが始まりと伝えられています。 |
また当時の「江戸名所花暦」には、「当山は東都第一の花の名所にして、彼岸桜より咲き出でて一重・八重追々に咲きつづき、弥生の末まで花のたゆることなし」との解説があり、桜の種類ごとの絵が載っているほど有名で、現在この上野公園には園内だけで900本、動物園、清水堂、東照宮などを含めると約1,200本の“桜”が植えられています。 |
さて、日本の国花とされ、古くから広く愛されてきたこの“桜”ですが、昔は花が咲く樹の代表として、「コノハナ(木の花)」とも呼ばれるほどで、“サクラ”の名は、日本最古の書「古事記」と「日本書紀」の神代の巻に「木花之開耶姫」(このはなのさくやひめ)として記載されているのに始まりますが、“コノハナノサクヤヒメ”とは、富士の頂から最初の桜の種を蒔いて、花を咲かせた“桜の霊”のことで、「此花咲耶姫」は“この木花(サクラ)のように美しい姫”という意味で、“サクヤ”は“咲く”から転じたものと思われます。
また、その後、“サクラ”として明確に記述されているのが、履中天皇の時代で、履中3年(402年)11月に、天皇と皇后が磐余の市磯池に舟を浮かべ宴を催されたとき、その盃の中に、“サクラの花びらがはいった”と記されており、最古の記述とされています。
http://hccweb5.bai.ne.jp/nishicerasus/hanamanner.html
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この時代に秋咲きの“サクラ”の品種が存在していたのか、また狂い咲きであったのかは不明ですが、その他の“サクラ”の名の由来説では、麗らかに咲く花のイメージから「咲く麗=さくら」とした説や、“咲く”という言葉に「羣(むら)=数がたくさんある」の略の“ら”が付いて、“咲きむらがる”が詰まっての“さくら”説もあり、たくさんの花が群がって咲いてる“桜”が目に浮かぶような由来ですね。 |
このように世界に誇る“桜の品種のほとんどが今も我が国にあり、「木花之開姫」から遥か悠久の時を経て生まれた“子孫”の桜たちは、今なおこの「日の本の国」をところ狭しと咲き誇っています。 |
ところで、古代より何故に、この“桜”が数々の花々を押しのけて、今尚一番の人気を誇っているのでしょうか・・・それは美しく咲き一瞬にして散る儚なさが、好みなのでしょうが、ちょうど卒業式や入学式、または入社式などの人生に於ける“節目”の季節に咲くことから、尚更印象に深く残るのでしょうね。http://www.hana300.com/sakura.html |
そんな“桜”の時季のこの4月『由美』でも、ようやく開店25周年「四半世紀」の“節目”を迎えることと
なりましたので、きっと桜花散る前までに、またお会いできますこととご来店心よりお待ち申し上げております。 |
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桜咲く 前より紅気 立ちこめて ―山口誓子 |
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それでは、この週末は“桜”が一面に咲いてる様を雲に見立てた「花の雲」で一斉に“紅色”に染まる中、万葉の歌人のごとく・・・
あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも(山部赤人)と、 何日も咲かずに一瞬のうちに儚く散る“桜”を、だからこそ“恋しい”・・・・と、そんな密かなる想いに身を焦がすようなよき休日をお迎え下さいませ。 |
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♪天麩羅 銀座『 天亭』
*中央区銀座8-6-3 tel 3571-8524
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