|
キリンシスターズ グルメリン No.1‥装い新たな『由美』“VIP LOUNGE”&“PLATINUM
LOUNGE”♪ 太陽の家“マウイ&オアフ”でのキリンズ♪ 伊集院 静『美の旅人』♪ 『けんたうろす』5月のCocktail“若葉”♪
|
|
滝おもて 雲おして移る 立夏かな ―飯田蛇笏 |
|
暦の上では蚯蚓出ずる「立夏」もまもなく次候を迎え、若葉萌ゆる頃となりましたが、好天に恵まれたこの大型連休はいかがお過ごしでしたか? |
「立夏」とは言っても、本来なら気象的には6月からが本格的な夏と言えるようですが、陰暦では、5月初旬はもう夏となり、山野は新緑に覆われはじめ、爽やかな風にも、だんだんと夏の匂いが感じられるこの頃となりましたね。 |
ところで、キリンズの今回の連休は、店内改装のために、久しぶりの10連休の恩恵に授かり、そんな初夏の憩いのひとときを、伝説の神の名の島『マウイ』にて、ゆるりとした休日を過ごして参りました。 |
『マウイ』は、ハワイ諸島の中でも、唯一神の名で呼ばれ、太陽の輝く陽射しと、心地良い風が広がるこの楽園は、自然の力“マナ”が宿るといわれる魔法の島です。キリンズの『マウイ』滞在記は、西マウイの山々に囲まれ、砂糖キビ畑の緑と、純白な白浜が美しい「カアナパリ・リゾート」に滞在し、ゴルフの他、ノスタルジックな港の風情漂う「ラハイナ」観光や、3055mもの標高があり、“太陽の家”という意味をもつ「ハレアカラ」山頂へのドライブなど、まさに渓谷の島“The
Valley Island”の名に相応しい“Maui Naka Oi”(マウイは最高!)な、海遊び&山遊び三昧の日々を過ごせました。 |
水あふひ 水にうつりて ほのかなる 花のむらさきは 藍に近かり―若山牧水 |
それでは、燦燦とした太陽の下、透明な海を眺め、思いっきりリフレッシュしたキリンズをこの連休明けもよろしくお願い致します。
そして、装い新たな『由美』“VIP LOUNGE”&“PLATINUM LOUNGE”へも、きっとご予約いただけますことと、ご来店を心よりお待ち申し上げております。 |
|
|
|
|
|
♪『けんたうろす』 5月のカクテル“若葉”
―Bacardi Rum, Mint green, Fresh Grapfruit juice, Fresh Lime juice.
|
|
|
|
|
♪キリンズの休日 マウイ島
|
|
|
|
|
♪マウイ島“カアナパリ・アリイ”のコンドムニアム
|
|
|
|
|
♪マウイ島 マケナ・ゴルフコース
|
|
|
|
|
|
♪夕陽の沈む『カアナパリ・アリイ』プールサイドにて
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
♪“太陽の家”3055m『ハレアカラ』クレーター & ノスタルジックな港町ラハイナ
|
|
|
|
|
|
♪コ・オリナ・ゴルフクラブ
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.2‥白い壁の“個室”『由美VIP LOUNGE』♪ 冨嶽百景より『井上俊一作陶展』♪ 祝新装開店
寿し処『原だ』♪ 赤坂鮨『かねさか』♪ |
|
いつの間にか 五月来ぬらむ あしひきの 山郭公 今ぞ鳴くなる ―古今和歌集 |
|
“いつの間にか”迎えた“五月”も早中旬となり、暦の上では夏は立つものの、やや肌寒い今朝はいかがお過ごしですか? |
二十四節気のひとつ「立夏」は、暦便覧には“夏の立つがゆへ也”と記され、この日から立秋までが“夏”で、ちょうど春分と夏至の中間にあたります。
二十四節気とは、一年間のこの星や地上での“風”や“水”のように、分けられない“気の流れの変化”を“感じさせる”ために24等分し、何気なく過ごす毎日に“気の節目”をつくり、“感じる”ように分けて、敢えて意識化するようにして、感性を助ける生活の知恵のようなものです。
http://www.bigme.jp/000-000-03-05/03-05-06/03-05-06.htm |
古くは、大伴家持が、万葉集に於いて、この「暦法上の季節」である二十四節気を詠い、家持のこうした作品についての論考には、すでに「大伴家持と二十四節気」『万葉集の作品と歌風』(橋本達雄著)がありますが、その中でも、夏の景物にはいろいろありますが、家持が最も好んだのが「ホトトギス」で、万葉集には何と、153首にも登場し、多くは家持の句で、また家持ほど「ホトトギス」を多く詠んだ歌人はいないとも言われています。 |
そしてまさに家持にとっての「ホトトギス」は、“夏の初日”すなわち「立夏」に鳴かなければならない鳥で、「立夏」を過ぎての、月立つ(旧暦四月)前の「ホトトギス」が、ひとしおの興趣と感じ、それ故に「立夏」を過ぎてまだ鳴かぬホトトギスを憂い・・・
―霍公鳥者 立夏之日来鳴必定―
あしひきの 山も近きを ほととぎす 月立つまでに 何か来鳴かぬ―と、詠んだのでしょう。 |
そんな「ホトトギス」ですが、その漢字は、万葉集の“霍公鳥”から、古今和歌集では“郭公”または“山郭公”へと変わり、また「ホトトギス」は、万葉集では、花橘や卯の花とともに多く詠われました。 |
それでは、―雨晴れの 空にたぐひて 霍公鳥 春日をさして こゆ鳴き渡る―そんな初夏です。どうか爽やか夏の気が立ちこめる中、“霍公鳥”の「キョキョキョ」と透き通る鳴き声が聴こえるような良き週末をお迎え下さいませ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
♪鮨『かねさか』
ドラクロアの絵やサルビアティーの作品の映える洒落た雰囲気
港区赤坂1-9-15 tel 3589-4412
|
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.3‥『みどりさん誕生会』♪ 爽やかな風と“竹の秋”『小山ゴルフクラブ』♪ 『美肌になれる
キレイの法則』田中玲子♪ 洒落た花屋 Florist『Rilke』汐留店♪
|
|
空深く 蝕む日かな 竹の秋 ―飯田蛇笏 |
|
「立夏」も“筍生ず”末候を迎えましたが、暦とは裏腹に、この週末は肌寒く、初夏とは思えぬ気温でしたが、ようやく今朝は、夏の気配漂う爽やかな朝を向かえられ、久しぶりの晴天に心躍る朝でしたね。 |
木々の緑が目に鮮やかな青嵐の頃は、『竹の秋』とも呼ばれ、“新緑の中で、竹林が黄ばんで見える『竹の秋』”(産経抄より)と、こんな清清しい朝は、竹の葉が枯れて新緑に装いを加えるこの『竹の秋』について、調べてみました。
|
歳時記では「竹秋(ちくしゅう)」は、陰暦三月の別名ですが、その語源は、“竹”は、
実は、毎年葉が生え変わり、この時期に、ほんのわずかの期間ですが黄葉することに由来します |
この黄葉期に、“竹”は、地中の筍に養分を与えるため、黄葉し、落葉しますが、この様子が、『竹の秋』と呼ばれ、五月・六月の季節を表す春の季語として使われ、古くからこう言い伝えられてきました。反対に、秋には、葉がつやつやとしてくることから、今度は『竹の春』と呼ばれ、秋の
季語となります。
|
『竹の秋』が落葉するその様は、子育てを終え、疲れ果てて枯れて行くかのようにも見えますが、実際は、“竹”は、新しい芽を懸命に伸ばして、葉を落とし春を迎えます。 |
キリンズは、風に揺れる新緑の眩しい景色の中、金色に輝く小さな一角を『小山GC』にて、発見し、そこだけ“秋色”の『竹の秋』の風情を、充分に味わえた週末でした。
|
竹の秋 どこも寝る灯の やすらけし ―豆城 |
それでは、若葉そよぐ初夏です。
風に散る竹の葉を憂い、初夏の自然の美を慈しめるようなよき日々をお過ごし下さいませ。そして皐月19日&20日の二日間と、『みどりさん誕生会』を開かせていただきますので、きっとささやかなお祝いをしていただけますことと、ご来店心よりお待ち申し上げております。
|
|
|
|
|
|
♪5月19日&20日“みどりさん誕生会”
|
|
|
|
|
|
♪“竹の秋”に映える見事なコテマリ 『小山ゴルフクラブ』 14, May, 2005
|
|
|
|
|
♪洒落たアレンジ Frorist『Rile』汐留店
港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディングB2F tel 03-3573-5587
|
|
|
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.4‥5月19日&20日“みどりさん誕生会”♪ 伊集院
静『美の旅人』“サイン会”20日旭屋書店銀座店♪ 『三越邦楽会』♪ 旬の魚彩『すし銀』♪ 『源 吉兆庵』初夏の彩り♪ |
|
春は萌え 夏は緑に 紅の まだらに見ゆる 秋の山かも ―万葉集 |
|
暦では、まもなく“蚕起きて桑を食う”「小満」を迎えますが、草木が「緑」に生い茂る初夏の最中はいかがお過ごしですか? |
さて、二十四節気の「小満」初候の21日は「みどりさん誕生日」ですが、「緑」と言う名前は、まさに、新緑眩い“初夏”に相応しい名前と言えますね。 |
ところで、この「緑」ですが、実は俳句では“緑の句”は少なく、また季語として「緑」を使った句も、殆ど見当らず、対して“青の句”は数多く存在します。
また万葉集の「緑」は、色ではなく、瑞々しいものや、新しく生まれたものを表し、そのことから、三歳くらいまでの幼子を「みどりこ」とも言い、また「みどりの黒髪」と言う言葉も生まれました。
このようなことから、冒頭の万葉の句の「緑」は、草木の萌ゆる“瑞々しさ”を、「緑」に譬えたのでしょうね。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/color/midori.html |
ただ万葉集では、“浅緑”は色として一句のみ詠まれていて、春に息吹いた柳の新芽を譬え、
―浅緑 染め懸けたりと 見るまでに 春の柳は 萌えにけるかも―と、表現しています。
今週はそんな「みどりさん誕生日」にちなんだ「緑」で、言葉遊びをしてみました。
|
それでは、純陽の気が天地に満ちはじめ、あたり一面“緑一色”に染まる季節です。
きっと19日&20日は、いつまでも“瑞々しい”みどりさんの誕生会へとお越しいただけますこととご来店心よりお待ち申し上げております。
そして万物盈満すれば草木枝葉繁る也の「小満」です。どうか若緑を愛でるような良き週末をお迎え下さいませ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
♪『三越邦楽会』 17, May, 2005 at 三越劇場
|
|
|
|
|
|
|
♪キリンズ at全日空ホテル
|
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.5‥-Happy
birthday to みどり♪ “みどりさん誕生会” at TANTO TANTO elegante♪ 海風に揺れた『若洲ゴルフリンクス』♪ 真美
in NEW YORK♪ |
|
雨の蛙 声高になるも 哀也 ―山口素堂
|
暦では、“紅花栄う”「小満」次候を迎える頃となりましたが、緩やかな陽射しで目覚めた今朝は、いかがお過ごしですか?
|
キリンズの週末は、東京湾からの海風に揺れる風車の下で、雲流れる空と、海の煌めくさざ波を背に、緑の芝が美しく映える『若洲ゴルフリンクス』へと参りました。 |
此処『若洲ゴルフリンクス』では、曇天の下、東京湾からの吹き晒す強い潮風と、夕方の雨に泣かされたキリンズでしたが、そんな中、池から奏でる「蛙」の鳴き声に、微かに初夏の声を聴き、都会のオアシスの中で、新緑萌ゆる初夏の匂いを嗅いだキリンズでした |
さて、冒頭の句で素堂は、新古今集の中の“夕暮れの蛙”だけでなく、雨の中の“蛙の声”もいいと、その風雅な様を詠んでいますが、この「蛙」は、芭蕉の句でも有名で・・・“古池に飛び込んだ蛙”は、かの「芭蕉庵」作と云われています。 |
この句は、1686年に西吟編纂の「桜庵」に登場しますが、ただし、このときの句は―
―古池や 蛙飛んだる 水の音―と云う形で、“蛙飛んだる”が、“飛び込む”に変わったのは同じ年に書かれた「蛙合」という句合の本からです。 |
「句合」は、左右に分かれた詠み手が、同じテーマで句を詠み競う“俳句対決”ですが、中でも、この「蛙合」は、蛙の句ばかりを集めた“俳句勝負”と云えるものだったようです。http://www.kaeruclub.jp/report/huruike/huruike2.html |
「蛙」の季語としての歴史は古く、“カエル”を総称して“かわず”と詠まれることが一般的ですが、また万葉集に於いては、“蝦(かはづ)”と詠まれ、20首に登場する「蛙」ですが、この時代は、“カジカガエル”のことを表し、その後江戸時代になり、「蛙合戦」「夜蛙」「山蛙」「泥蛙」「遠蛙」など、様々な“蛙の季語”が生まれました。http://www.sky-sea.net/nature/kigo/02_05th.html |
|
新緑に 風にゆらるる おもひにて ―飯田蛇笏 |
|
それでは、風薫る五月も残り一週間余りですが、今宵も「蛙」の鳴き声の中、“新緑風にゆらるる”「みどりさん誕生日」へと、お越しいただけますこととお待ち申し上げております。そしてきっと皐月終わらぬうちに、またお逢いできますことと楽しみにお待ち致しております。 |
|
|
|
|
♪Happy birthday to みどり 20, May, 2005
|
|
|
|
♪『TNATO TANTO』葛西くん(写真左)は、
5月25日より『TANTO TANTO』渋谷店勤務となりました。
渋谷区道玄坂2-24-4 東急百貨店本店8F tel 3477-3881
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
♪海風に揺れる『若洲ゴルフリンクス』 22, May, 2005
|
|
|
|
♪真美 in NEW YORK “ゴールデンウィーク 初夏のNY”
|
|
|
|
|
|
|
♪『源 吉兆庵』 ニューヨーク店&タイムワーナービル内&ハーレム近郊の“八重桜”
|
|
|
|
♪タイムワーナービル&アポロシアター
|
|
|
♪シェイスタジアム
|
|
|
|
|
|
♪ジャパンソサイエティ
村上 隆『Little boy』
|
|
|
|
♪『MoMA』NY近代美術館&ブルックリン側からの夜景&ANA“NY便機内食”
|
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.6‥みどりさん誕生日にはありがとうございました♪ 昌子 in小笠原 “黒潮が育む島”父島での休日♪ “鯖の旬”すし処『きたむら』♪ “初夏の魚采”日本料理『福樹』♪
|
|
夕焼けの 色を残して 海静か ―稲畑汀子 |
|
純陽の気が天地に満ち溢れ、万物すべてが満足する季節となり、すっきりと爽快に目覚めたこんな朝は、いかがお過ごしですか? |
今週は、“夏の訪れを告げる雷”と“夕立降る”不安定な日もありましたが、今朝はようやく柔らかな日差しの晴天となり、このまま爽やかな薫風とともに、“五月晴れ”の週末を迎えられるといいですね |
ところでNo.257『真美 in NEW YORK』に続き、今号は、強烈な太陽の下、白い砂浜にコバルトブルーの海が映える“癒しの島”『昌子
in 父島』をご紹介させていただきます。
|
『小笠原』は、日本の中でも独特の歴史をもつ島で、その要因としては、太平洋の北に位置し、どの国の島からも、遥か遠くの「大洋島」であることと関係しています。この「大洋島」とは、“島の成立以来、太平洋に孤立して存在し、一度も周辺の大陸と地続きになったことが無い島”で、ダーヴィンの進化論で有名なガラパゴス諸島と同様です。外部との接触が一切無いこの「大洋島」の生態系は、海流に乗ってやってきた生物や、飛来してきた生物など、偶然に、この島に辿り着けた生物だけで創られているために“種”が少なく、それらがやがて、島の環境に応じて進化を遂げ、独特の種“固有種”となりました。
そのことから『小笠原』は、“東洋のガラパコス”とも呼ばれるようになり、今でも稀少な生物の棲む島として、その存在価値を高めております。 |
そんな太平洋の孤島『小笠原』を最初に発見したのは、1543年のスペイン船と云われ、この時代のヨーロッパは、大航海時代から、絶対王政の時代で、ヨーロッパ諸国が競って海外へ雄飛し、植民地を拡大していた時期で、ちょうどコロンブスの西インド諸島発見(1492年)から1世紀か1世紀半の期間です。 |
日本でも、その時代は、海外に対して目を開いており、ポルトガル船漂着による鉄砲伝来や、ザビエルによるキリスト教の伝来、安土桃山時代の南蛮貿易、秀吉の朝鮮出兵、家康の朱印船貿易、東南アジアの日本人街の繁栄など、日本人による海外進出が目立っていました。 |
その後、徳川幕府による鎖国令発令とともに、日本の大航海時代は幕を閉じますが、この鎖国によって、大型船の建造が禁止となり、さらには航海技術の低下によって、難破船や漂流船が増え、この事実が、かえって幕府の小笠原発見を促したも云えるようです。
http://www31.ocn.ne.jp/~ruthann/History.htm |
昌子さんの今回の「小笠原漂流記」は、東京・竹芝桟橋から、遥か南方1000kmの島『父島』へと、25時間半にも及ぶ長い船旅を終えて、亜熱帯の青い海に臨む二見港へと辿り着きました。 |
海亀の 帰る卯浪の 道ありて ―汀子 |
それでは、陽気盛る皐月もまもなく終焉を迎えます。一年で最も過ごしやすい初夏のこんな季節は、豊かな大自然の恩恵に授かり、思いっきりリフレッシュできるような良き週末をお迎え下さいませ。 |
|
|
|
|
|
♪“みどりさん誕生日”にはありがとうございました。
|
|
♪キリンズ “初夏の装い”
|
|
|
|
|
|
|
|
♪“初夏の魚采” 四条流の伝統を継承する日本料理『福樹』
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
♪『福樹』 表千家“不白流”茶道教授の肩書きも併せ持つ 店主小野寺克弘氏
中央区銀座8-8-19 伊勢由ビル5F tel 3571-8596
|
|
|
|
|
|
|
キリンシスターズ グルメリンNo.7‥明日からの水無月も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します♪ “花柳界独自の伝統芸能の継承“新橋『東をどり』♪ 料亭『吉川』♪ “交詢ビル”
韓国料理『南漢亭』♪ |
|
五月雨の 空もとどろに 郭公 何を憂しとか 夜ただ鳴くらむ ―紀貫之 |
|
皐月もいよいよ末日となり、暦では“麦秋至る”「小満」も末候となりましたが、憂鬱に降り続く“五月雨”で始まった今週はいかがお過ごしですか? |
さて、冒頭の句にも登場し、夏の到来を告げる鳥“郭公”については、すでにNo.254にて、万葉集からの大伴家持の句を引用し、初夏の爽やかな様子を表現しましたが、それに対して、今回の貫之の句は、“五月雨が空に響くほど降っている中、何を憂いでひたすらに鳴いているのか・・・”と、“郭公”のやや哀しげな感じが詠みとれますね。 |
ところでこの“郭公”は、平安以来の「ホトトギス」の異名のひとつですが、古くより、その鳴き声を賞され、また別名の多いことでも知られています。
代表的なものとしては・・・
不如帰・時鳥・子規・杜宇・冥途鳥・鴛鳥・杜鵑・蜀魂・田鵑などですが、また古来、文学や伝説にも多く登場し、卯月鳥・早苗鳥・あやめ鳥・橘鳥・いもせ鳥・たま迎え鳥・四手の田長(たおさ)鳥などの異名もあります。
また「ホトトギス」は、“魂迎え鳥”や“冥土鳥”とか霊界との関係が深い鳥と見なされる例も多く、それは、中国の蜀の王・望帝の魂が死後、化して「ホトトギス」となったと云う“蜀魂”の故事に由来し、また「ホトトギス」の前世を沓屋とする“沓手鳥(くつでとり)説”では、「鵙(もず)」も絡み、“沓”を買って御代を払わなかった「鵙」が、その後「ホトトギス」への“沓代”を払うために、木の枝に“はやにえ”を立てたとも言われています。 |
その他では、“四手の田長”の異名は、「ホトトギス」が、田植え時期に、四本の指で枝に止まり、季節の節目を告げて鳴くことからこう呼ばれ、またその鳴き声が、“てっぺんかけたか”とか“ほちょんかけたか”とか、“田を作らば即作れ、時を過ぎれば熟せず”とも聞こえたことから“勧農鳥”と呼び、農業を奨励する鳥となりました。
|
そんな「ホトトギス」ですが、初音が待たれるその一方では、前世を悔やんで鳴く「時鳥の兄弟」の哀しい物語や、また“四手の田長”は、不吉な“死出の田長”であるとも考えられ、“一日に八千八声”と言う昼夜をおかぬその鳴き声が、陰気で悲痛に聞えると云うこの説は、この鳥に対する様々な見方を表しますが、それだけ古来より、人々に注目され続け、殊のほか愛されてきた故のエピソードでしょうね・・・http://www.tekipaki.jp/~archive/saigyo/html/jiten.html
|
五月雨に 物思ひをれば 郭公 夜深く鳴きて いづち行くらむ ―紀友則 |
それでは、“五月雨に物思いに耽る”皐月もまもなく終わりを遂げます。
どうか、今宵も何処からか聴こえる“郭公の鳴き声”が、“夜の深い闇へと誘い込む”ような、そんな優雅な初夏の風情で、ご来店を心よりお待ち申し上げております。そして迎えます水無月も『由美』&『けんたうろす』をよろしくお願い致します。 |
|
|
|
|
|
|
♪皐月最後の“袷”
|
♪“みどりさん誕生日会”には、ありがとうございました。
|
|
|
|
|
|
|
♪銀座に粋と芸を築く“東をどり”
|
|
|
|
|
|
|
|